時間の使い方で人生は本当に変わる!上手になる具体的なテクニック集

「いつも時間が足りない気がして、効率的な時間の使い方ができていない」
そんな感覚を抱えている方は、多いのではないでしょうか。
 
結論からいえば、時間の使い方を変えると、人生は本当に変わります。
 
もし、現状に満足できていない部分や、「本当はこうしたいのに」と思う部分があるのなら、時間の上手な使い方を習得しましょう。
 
この記事では、時間の使い方を改善するために必要なマインドセットから、今すぐ使える実践テクニックまで、本当に役立つ情報を集約しました。
 
最後までお読みいただくと、仕事の時間もプライベートの時間も充実させ、より豊かな人生を送れるようになるはずです。さっそく、見ていきましょう。


1. 時間の使い方で人生は変わる

 
最初に、なぜ時間の使い方が重要なのか、前提から確認しておきましょう。
 
重要性を理解しているほど、時間の使い方の上達は、早くなるからです。

1-1. 時間の使い方が重要な理由

そもそも「時間の使い方」とは、
自分の時間をどのように配分し、どの活動にどれだけの時間を割くか?”
とです。
 
時間を資源と考えると、この資源は、無限にあるわけではありません。
 
《1日24時間、1週間に168時間》しかないのです。
 
時間は有限だからこそ、何に時間を割くかを、意図して選択しなければなりません。
 
「何かに時間を割くことは、同時に、ほかの何かを犠牲にすることである」
と認識しておきましょう。
 
たとえば、仕事に多くの時間を割くと、早く出世できる一方で、家族との時間は減少するかもしれません。
 
あるいは、遊びに多くの時間を割くと、日々が楽しく感じられるかもしれませんが、仕事から得られるお金が減るかもしれません。

1-2. 問題は「自分の意志」の有無

何に時間を割くかは、人それぞれの自由です。どちらが良い・悪いということではありません。
 
問題は、そこに自分の意志があるかどうかです。
 
多くの人は、自分の意志による選択で時間を使っていません。時間の使い方に対して、無意識です。
 
結果として、「何かに時間を割くと、ほかの何かが犠牲になる」という真理に気づかないまま、大切なものを失い、失ってから後悔します。
 
一度きりしかない人生を後悔せずに、自分の願うバランスで大切なものを大切にするために、時間の使い方を、本気で考えなければなりません。
 
逆にいえば、自分の意志で時間の使い方を変えれば、自分の欲しいものを手に入れられるのです。

1-3. 時間の使い方が下手なのは学んだことがないから

「そうはいっても、時間の使い方をうまくコントロールできない」
と悩んでいる方が多くいますが、それも当然と考えてください。
 
なぜなら、時間の使い方を学んだ経験がないからです。
 
子どもの頃を振り返ってみると、
「ゲームばかりしないで、勉強しなさい」
と叱られた経験は、あるかもしれません。
 
しかし、
「ゲームと勉強の時間の使い方を、上手にしなさい」
と教えられた人は少数派でしょう。
 
これまで学んだことのない方は、これから学ぶことで、時間の使い方が格段に上手になります。
 
ちなみに、最近では小学生向けに、時間の使い方の本が登場しています。
 
時間の使い方『すみっコぐらしの 時間の使い方が上手になる方法』
 
子どもの頃から時間の使い方を教えようという流れは、歓迎すべき傾向です。


2. 時間の使い方が上手になるためのマインドセット


ここからは時間の使い方について、実際に学んでいきましょう。
 
具体的なテクニックをご紹介する前に、マインドセット(心構えや基本姿勢)から解説します。
 
たとえテクニックを知らなくても、マインドセットさえできていれば、時間の使い方は自然と最適化されるからです。
 
時間の使い方が上手な人に共通するマインドセットとして、以下5つのポイントがあります。

  • メタ認知
  • 死生観
  • 優先順位
  • 体調管理
  • 目標管理

それぞれ見ていきましょう。

2-1. メタ認知

1つめは「メタ認知」です。

こんな人は身につけたい

  • スケジュール管理がうまくいかず、プライベートまで犠牲になってしまう
  • 仕事の時間配分が難しく、いつも残業している
  • 自分が何に時間を使っているのか、わからない

メタ(meta)は「高次の」という意味です。

メタ認知とは、
「自分の認知(思考や行動のプロセス)を、高次元からもう1人の自分が俯瞰するように客観的に捉え、自分の意志で、自分自身をコントロールする能力」
のことをいいます。
 
メタ認知 
簡単にいえば、自分をドローンで空から見下ろすように、ひとつ上の視点から自分の行動を見つめることが、メタ認知です。
メタ認知ができていない人は、そもそも自分がどれだけ時間を無駄にしているか、気づけません。
 
気づくことができても、その場の感情に流されやすく、一時の欲求をコントロールしづらい傾向にあります。結果として、時間の使い方がうまくいかないのです。
 
メタ認知を鍛えるトレーニングとして有名なのが「マインドフルネス」です。

マインドフルネスとは?

今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること。
※“観る”は、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る、という意味を含む。

出典:日本マインドフルネス学会 より作成

マインドフルネスの詳細は、以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

マインドフルネスのやり方を簡単マスター!瞑想法6つと効果・注意点
マインドフルネスのやり方を簡単マスター!瞑想法6つと効果・注意点

2-2. 死生観

2つめは「死生観」です。

こんな人は身につけたい

  • 日々の忙しさに追われ、自分が何を大切にしたいのかわからない
  • 後悔せずに、自分の人生を生き切りたい
  • 人生の終わりについて、考えたこともない

死生観とは、生きること・死ぬことについての見方のことで、その人のさまざまな意志決定や行動の指針となる考え方です。
 
大切な人との別れなど、「人の人生には、限りがある」と思い知らされた経験のある人は、時間の使い方に対して敏感です。
 
「人生にはかならず終わりが来る」という現実に向き合うことで、死生観は明確になります。
 
生きている間に成し遂げたいこと、体験したいこと、大切にしたいことなど、自分自身の生き方の指針を、考えてみましょう。
 
自分にとっての死生観と向き合うためには、以下のような書籍に触れることも、有益です。
 
『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』

2-3. 優先順位

3つめは「優先順位」です。
 
優先順位とは、自分が行うべき事項の中から、最も重要なもの・次に重要なもの……といった順序を定めることです。

こんな人は身につけたい

  • いつも忙しいけれど、実際の成果に結びつかないと感じている
  • やるべきことが山積みで、何から手を付けていいかわからない
  • 自分にとって大切ではないことに、時間を奪われている感じがする

優先順位を決めることは、簡単に思えるかもしれません。
 
しかし実際には、前述の「メタ認知」「死生観」が必要となる、複雑なプロセスです。
 
「優先順位の重要性はわかっているが、うまくいかない」
という場合には、前段となるメタ認知や死生観を深めることが役立ちます。
 
そのうえで、後ほどご紹介する「3-4. アイゼンハワー・ボックス」など、優先順位を決めるテクニックを活用するとよいでしょう。
 
詳しくは「3. 今日から習慣化すべき時間の使い方のテクニック8選」にてご紹介します。

2-4. 体調管理

4つめ「体調管理」です。
 
体調管理と時間の使い方は、密接に関係しています。
 
なぜなら、心と体の調子が良好であることは、時間を有意義に過ごすための基本要素だからです。

こんな人は身につけたい

  • ついダラダラして時間を過ごしてしまうことが多い
  • やるべきことはわかっているが、やる気を出すのが難しい
  • 疲れがたまって、仕事や勉強の効率が下がっている

「私は、時間の使い方が下手」と自分を責めている人がいますが、問題は時間の使い方ではなく、「体調管理」にあることも、珍しくありません。
 
体調が優れなければ、ダラダラしてしまうのも、無理はありません。
 
体調管理の基本は「栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動」です。
 
具体的な手法はここでは触れませんが、体調管理の重要性を認識して、取り組みのきっかけとしていただければと思います。
 
役立つ記事を以下にリストアップしますので、参考にしてみてください。

2-5. 目標管理

5つめは「目標管理」です。
 
目標管理とは、自分が達成したい目標を明確に設定し、それに向けて行動計画を立て、進捗を管理するプロセスです。
 

こんな人は身につけたい

  • 自分が何を達成したいのか、具体的な目標がない
  • 目標はあるものの、それに向かってどう進めていけばいいのか困っている
  • 目標に向かって進んでいるつもりでも、なかなか結果が出ない

目標管理と時間の使い方は、密接に関連しています。目標管理自体が、時間の使い方を効率的にする重要スキルという関係性です。
 
目標管理のスキルを身につけると同時に、時間の使い方は、より効率的かつ効果的になります。
 
目標管理に関連する記事を以下にリストアップしますので、あわせてご覧ください。


3. 今日から習慣化すべき時間の使い方のテクニック8選

 
次に、今すぐに実践できるテクニック8選をご紹介します。
 
前述のマインドセットを自分のものとして習得するのと並行して、実践してみましょう。

  • ポモドーロ・テクニック
  • タイムブロッキング
  • タイムバッチング
  • アイゼンハワー・ボックス
  • 2分ルール
  • 80対20の法則(パレートの法則)
  • タイムログ
  • パーキンソンの法則

以下で詳しく見ていきましょう。

3-1. ポモドーロ・テクニック

1つめのテクニックは「ポモドーロ・テクニック」です。
 
ポモドーロ・テクニックは、「25分の集中作業と5分の休憩」を1セットとして4回、繰り返す手法です。
 
長時間の作業でも疲れにくく、集中力を保てるので、限られた時間を効果的に使えるようになります。
 
仕事や勉強の時間の使い方を改善したい人に、おすすめのテクニックです。

やり方

  • (1)行うタスクを決め、25分のタイマーをセットします。
  • (2)25分のタイマーが鳴るまで、集中してタスクに取り組みます。
  • (3)タイマーが鳴ったら一旦タスクを中断し、5分間の休憩を取ります。
  • (4)5分間の休憩が終わったら、再びタスクに取り組みます。
  • (5)このサイクルを4回繰り返します。
  • (6)4回繰り返した後は、15〜30分の長めの休憩を取ります。

ちなみに、ポモドーロ(Pomodoro)とは、イタリア語で「トマト」という意味です。
 

ポモドーロ・テクニックは、1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロによって考案され、彼がトマト型のキッチンタイマーを使っていたために、ポモドーロ・テクニック(=トマト・テクニック)と名付けられました。
 
海外では、オンラインで使用できるポモドーロタイマーを提供しているサイト(例:Pomodoro Timer)もあります。工夫しながら、実践してみましょう。

3-2. タイムブロッキング

2つめのテクニックは「タイムブロッキング」です。
 
タイムブロッキングは、1日をいくつかの時間ブロックに分け、各ブロックに特定のタスクを割り当てる手法です。
 
日本語では、「時間割作成」とほぼ同じ意味です。

やり方

  • (1)タスクのリストを作り、各タスクにどのくらいの時間が必要か、見積もります。
  • (2)1日を、いくつかの時間ブロックに分割します。
  • (3)各ブロックにタスクを割り当てます。
  • (4)そのブロックの時間内で指定したタスクを完了します。

たとえば、午前9時〜10時までを「メール対応」、10時〜12時は「企画書作成」といった具合に、具体的なタスクをあらかじめ割り当てておきます。
 
タイムブロッキングの内容は、毎日同じでも、曜日ごと・その日ごとに変えてもOKです。
 
仕事や勉強の形態、自分の性質(どの時間帯のパフォーマンスが良好かなど)によって、ベストな割り当てを探り、改善しながら自分のスタイルを確立していきましょう。
 
割り当てた時間ブロックは、スケジュール帳やアプリ(Googleカレンダーなど)に入力しておくと、スムーズに進めやすくなります。
 
【スケジュールに入力しておく】

なお、前述のポモドーロ・テクニックと併用する場合には、「25分の集中作業と5分の休憩×4回=120分」となるので、120分の時間ブロックを設定します。

3-3. タイムバッチング

3つめのテクニックは「タイムバッチング」です。
 
タイムバッチングは、類似のタスクを一緒にまとめて処理するテクニックです。
 
類似したタスクは、できるだけ近くの時間帯に集中させることで、頭の使い方や作業性が効率化されます。

やり方

  • (1)タスクのリストを作り、似た性質を持つタスクをグループ化します。
  • (2)各グループに時間を割り当て、一気に行います。

たとえば、メールとチャットの返信は集中して一定時間にまとめて行い、創造的な思考が必要なアイデア出しや企画書作成は、ほかの時間で集中します。
 
前述の「タイムブロッキング」で時間割を作成するときに、タイムバッチングの考え方を反映させると、より効果的な割り当てができるでしょう。
 
タスクの切り替えによる時間のロスが減ると、波に乗るように、スムーズに24時間を活用できます。

3-4. アイゼンハワー・ボックス

4つめのテクニックは「アイゼンハワー・ボックス」です。
 
アイゼンハワー・ボックスは、タスクを緊急性と重要性の2軸で分け、「緊急かつ重要」「緊急ではないが重要」「緊急だが重要ではない」「緊急でも重要でもない」の4つの区分に分けて、優先順位を明らかにする手法です。

やり方

  • (1)「緊急かつ重要」なタスクから優先して実行します。
  • (2)「緊急ではないが重要」なタスクは、スケジュールに組み込みます。
  • (3)「緊急だが重要ではない」タスクは、ほかの人に任せるか、効率的に処理します。
  • (4)「緊急でも重要でもない」タスクは、削除または無視(スルー)します。

この手法の名前となっているドワイト・アイゼンハワーは、第34代アメリカ合衆国大統領です。
 
彼は、極めて高い生産性を、何十年にもわたって維持する能力を持っており、その時間管理・タスク管理・生産性向上の手法は、多くの人が研究対象としています。
 
参考:How to be More Productive by Using the “Eisenhower Box”
 
なかでも、アイゼンハワー・ボックスは、非常に有益なツールです。
 
一方で、
「自分にとって何が重要なのかわからなければ、タスクを正しく仕訳できない」
という点がネックともいえます。
 
2. 時間の使い方が上手になるためのマインドセット」にて解説した内容とあわせて使うことで、真の効果を実感できます。

3-5. 2分ルール

5つめのテクニックは「2分ルール」です。
 
2分ルールは、2分以内で終わるような小さなタスクは、すぐに処理するというルールです。

やり方

  • 2分以内に終わるタスクを見つけたら、その場ですぐに行います。

2分ルールは、小さなタスク残が積み重なって、大きな負担となることを、事前に防げる習慣です。
 
ここまでに、ポモドーロ・テクニック、タイムブロッキング、タイムバッチング、アイゼンハワー・ボックスの4つのテクニックをご紹介しましたが、2分ルールと組み合わせることで、大幅な効率化が可能です。
 
タスクのリストアップや区分の途中で、2分で終わるタスクを発見したら、スケジュールに入れたり区分したりするまでもなく、その場で処理してしまいましょう。
 
「2分で終わると思ったけれど、終わらなかった」という場合には、あらためてスケジュールに組み込みます。

3-6. 80対20の法則(パレートの法則)

6つめのテクニックは「80対20の法則(パレートの法則)」です。
 
ビジネスではおなじみの法則で、全体の数値の大部分(80%)は、それを構成する一部(20%)が占めるという考え方です。
 
たとえば、「全顧客の2割が、全体の売上の8割を作る」といわれます(この場合、全顧客を対象とした施策ではなく、8割の売上を作っている2割の顧客に特化した施策が効率的、と考えます)。
 

この法則は、ビジネス以外にも、さまざまな現象に応用が可能です。時間の使い方においては、タスクの優先順位を検討するテクニックとして、役立ちます。

やり方

  • (1)タスクのリストを作り、その中で最も成果に影響力があると推定される20%のタスクを選定します。
  • (2)残りの80%のタスクは効率的に処理するか、行わないこととし、20%のタスクに時間を集中的に割り当てます。

たとえば、受験勉強で、
「時間を取られる割に点数配分の少ない日本史は捨てて、英語に集中する」
といった戦略をとる人がいますが、この考え方はパレートの法則と同じです。
 
限られた時間を、成果に対する影響が軽微な80%のタスクに費やしていると、
「がんばっているのに、結果が出ない」
という苦しい状況に陥ってしまいます。
 
そこで、80%のタスクは切り捨てるつもりで、20%に集中してみましょう。今までよりも効率的に、結果を出せるようになります。

3-7. タイムログ

7つめのテクニックは「タイムログ」です。
 
タイムログは、自分が1日の中で、何に・どれだけの時間を使っているのか、詳細に記録する方法です。
 
2-1. メタ認知」で自身を俯瞰する重要性をお伝えしましたが、タイムログは、自分の行動を客観視するために、非常に有効です。

やり方

  • (1)作業開始から終了までの時間、その作業内容、中断があった場合その原因などを記録します。
  • (2)書き方は、メモ帳アプリなどに簡易的にテキストで記述するだけで構いません。その代わり、リアルタイムに、詳細に記録します。

たとえば、以下はフリーライターのタイムログの一例です。

2023/05/25(木)
9:32 A社原稿着手、10:18 980字、12:39 1,900字 13:02 2,800字、来客中断、15:05 再開、16:55 3,500字   done

時刻と執筆文字数が記録してあるだけの簡単なログですが、時間の使い方を可視化するには十分です。
 
タイムログを習慣化すると、前述のタイムブロッキングやタイムバッチングを、最適に改善できるようになります。
 
何に・どれだけ時間がかかっているのか、阻害要因としてどのような可能性があるのか、先週はどうだったか、先月はどうだったか——、と自分を振り返れるからです。
 
そのときの調子や、気分、その原因として思い当たることなども、ざっくばらんに記録しておくと役立ちます。

2023/05/26(金)
20:30 先週よりも早いペースで完了、昨日届いたビタミンのサプリが体調管理に合っているかも

3-8. パーキンソンの法則

8つめは「パーキンソンの法則」です。
 
これはテクニックというよりも、知っていると時間の使い方を改善できる格言です。
 
パーキンソンの法則は、「仕事は、与えられた時間を満たすために、拡大する」という原理です。
 
この法則は、シリル・ノースコート・パーキンソンが、1955年に『エコノミスト』誌へ寄稿したエッセイに端を発しています。
 
そのエッセイに出てくる女性は、忙しい人ならわずか3分で終わる「ハガキを出す」というタスクに、1日が終わるまですべての時間をかけてしまいます。
 
ハガキを探すのに1時間、眼鏡を探すのに30分、ハガキを書くのに90分、郵便局へ傘を持っていくかどうか決めるのに20分……、という具合です。
 
「時間があるから、時間がかかる」というパラドックスです。
 
同じことが、私たちの仕事にもいえます。
 
「仕事が、与えられた時間いっぱいまで、増幅して増え続ける」という現象に心当たりはありませんか。この現象の名前が、パーキンソンの法則なのです。
 
この法則を理解し、対策することで、時間の使い方を改善できます。

対処法

  • (1)タスクに対して、明確で適切な(長すぎない)締切を設定します。
  • (2)締切に対する適度なプレッシャーを維持するため、余裕を持ちすぎないスケジュール管理を行います。
  • (3)時間が余った場合はタスクを完了して手放し、余った時間を次のタスクや休憩に活用します。

参考:How to overcome Parkinson’s Law


4. 時間の使い方が上手な人がやらないこと

 
最後に、時間の使い方が上手な人がやらない4つのことを、ご紹介します。

  • 自分がやらなくてもいいこと
  • デフォルト設定
  • 徹夜
  • 完璧主義

以下で詳しく見ていきましょう。

4-1. 自分がやらなくてもいいこと

1つめは「自分がやらなくてもいいこと」です。
 
時間の使い方が上手な人は、自分自身で全ての作業をこなそうとはしません。
 
自分以外でも代替できる作業や、ほかの人に任せられるタスクに、自分の時間を使わないのです。
 
たとえば、
「報告書の作成はアシスタントに任せ、自分は戦略的な企画の立案に専念する」
といった行動をとります。
 
あるいは、食洗機・ロボット掃除機・洗濯乾燥機など、活用できるものは活用して、自分の手が空くように創意工夫しています。
 
3-4. アイゼンハワー・ボックス」で解説した「緊急だが重要ではないタスク」を手放すスキルが高いのです。
 
時間の使い方を上手になるためには、「全部、自分でやらないと気が済まない人」からの卒業が不可欠です。

4-2. デフォルト設定

2つめは「デフォルト設定」です。
 
世の中のあらゆるものを、デフォルト設定(初期設定)のまま使わずに、分に合わせて徹底的にカスタマイズする視点を持ちましょう。
 
デスクや椅子の高さ、キーボード、アプリケーションの設定など、ツールや環境を自分に合わせて、使いやすく変更します。
 
極端な例を挙げると、たとえば、パソコンのキーボードで、いつもタイプミスしてしまい、打ち直しで時間ロスするキーがあるとします。
 
普通の人はタイプミスしないよう頑張りますが、カスタマイズ習慣のある人は、キーボード設定のほうを、自分のタイプミスに合わせて変更してしまいます。
 
これは一例ですが、慣習や前例にとらわれないことも含め時間を確保するために、ベストなツールや環境を妥協しないのが、時間の使い方の上手な人です。

4-3. 徹夜

3つめは「徹夜」です。
 
徹夜をすると、頑張った感覚が強く得られるので、ついやってしまいがちです。
 
しかし、メタ認知的に俯瞰して見ると、効率が著しく落ちる行為であることは明らかです。時間の使い方が上手な人は、まず徹夜をしません。
 
短時間で終わるはずの作業が長引くこととなり、心と体の健康にも影響して、生産性を大幅に低下させます。
 
時間の使い方が上手な人はこの点を理解し、むしろ、翌日に疲労を残さないように、リカバリーに必要な睡眠時間を何よりも大切にします。
 
しっかり寝て、短時間で集中的かつ健康的に、成果を出せるようにしましょう。

4-4. 完璧主義

4つめは「完璧主義」です。
 
完璧主義は、質を追求する意識としては有意義ですが、過度になれば生産性を阻害し、時間の無駄につながります。
 
時間の使い方が上手な人は、「完璧」ではなく「十分に良い」状態を目指します。
 
「完璧」を求めると、1つのタスクに過度な時間を費やしたくなり、生産性が下がる怖さを知っているからです。
 
これは、先にご紹介した「3-6. 80対20の法則(パレートの法則)」とも、関連しています。
 
すべてを完璧にするのではなく、コアとなる20%を見極めて集中的にエネルギーを注ぐことが、結果として完璧主義より大きな成果を生み出すことにつながります。
 
完璧主義の自覚がある場合には、それを和らげるだけでも、時間の使い方を改善できるはずです。


5. まとめ

本記事では「時間の使い方」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。
 
時間の使い方が上手になるためのマインドセットとして、以下5つを解説しました。

  • メタ認知
  • 死生観
  • 優先順位
  • 体調管理
  • 目標管理

今日から習慣化すべき時間の使い方のテクニック8選はこちらです。

  • ポモドーロ・テクニック
  • タイムブロッキング
  • タイムバッチング
  • アイゼンハワー・ボックス
  • 2分ルール
  • 80対20の法則(パレートの法則)
  • タイムログ
  • パーキンソンの法則

時間の使い方が上手な人がやらないこととして、4つの項目をご紹介しました。

  • 自分がやらなくてもいいこと
  • デフォルト設定
  • 徹夜
  • 完璧主義

上記以外のタスク管理術や、時間管理について知りたい方には、以下の記事がおすすめです。続けてご覧ください。

【時間管理のコツ】できない人の対策と成功者になれる上級テクニック
【時間管理のコツ】できない人の対策と成功者になれる上級テクニック
GTDとは?最大限の効率で仕事をこなせるタスク管理の実践方法を解説
GTDとは?最大限の効率で仕事をこなせるタスク管理の実践方法を解説
スケジュール管理ツールおすすめ8選!業務効率化のポイントも解説
スケジュール管理ツールおすすめ8選!業務効率化のポイントも解説

習慣化アプリ「みんチャレ」を使う人の70%が、アプリを使い始めて21日以上習慣を継続しています。一人ではなかなか習慣化できないことでも、同じ目標を持った仲間と励まし合いながら取り組むと楽しく続けられます。まずはみんチャレアプリをダウンロードして、興味のあるチームに参加してみましょう。

\ 100万人が使うNo.1習慣化アプリ /