「人生つまらない…」
という気持ちになった経験は、誰しもあると思います。私もその経験者の一人です。
学校や仕事、日々の生活。気付けば同じような毎日の繰り返しで、他に何もできていない。
そんな自分の人生は楽しくないと思っていませんか?
安心してください。人は皆、そんなつまらない人生を送っているのです。
SNSにキラキラした瞬間を投稿している人が目に付くかもしれませんが、よく考えてみましょう。
投稿されているのは生活の一部だけを切り取った生活記録で、その人たちも普段はつまらない日々を過ごしているのです。
しかし、そんな退屈な人生もほんの少しだけ見方や行動を変えれば、退屈ではなく、むしろ面白いものになり得えます。
本記事では、なぜ「人生がつまらない」と感じるのか、少し行動を変えるだけで人生が面白くなるヒントをお届けします。
「自分の人生はつまらないと感じる」
「毎日もっと楽しく生きたい」
…という方におすすめの内容となっています。
この解説を最後までお読みいただければ、いま抱えているモヤモヤが軽くなり、毎日をどう過ごしていけば良いか具体的にイメージできるようになるはずです。
1. なぜ人生はこんなにつまらないのか?
人はなぜ「人生がつまらない」と感じるのでしょうか?
人は皆つまらない人生を送っていますが、そんな中で以下の状態に陥っていると、特に「人生つまらない」という気持ちが強くなります。
・単調な毎日を送っている
・やりたくないことをやっている
・周囲と比較して劣等感を感じる
・この先の人生が予想できる
この先で一つずつみていきましょう。
1-1. 単調な毎日を送っている
人は生活に変化がないと新鮮な刺激がなく「つまらない」と感じます。
人間は安定した状況を心地よく感じ、変化を好みません。
気がつくと毎日同じような生活パターンを繰り返していることはよくあります。
頑張って働いていると、毎日職場と自宅を往復するだけで疲れ切って何もできませんよね。
そして毎日同じ日常を繰り返し、仕事の内容にも変化がなく、気付けば「あっという間に1週間、1ヶ月、1年と月日が過ぎた」と感じると思います。
一方、そのような生活を送っている場合、成功や挑戦がない分、喜びや達成感が感じられず「生活がつまらない」と感じるのです。
1-2. やりたくないことをやっている
やりたくないことをやっている場合も、無気力になって人生がつまらなく感じます。
私を含め、多くの人はお金のために働いていていたり、仕方なく今の仕事や勉強をしています。
やりたくないことに時間やエネルギーを費やしていると、自分の人生に達成感や満足感が得られず、「つまらない」と感じてしまいますよね。
例えば、以下のような状況になっていませんか。
「今働いている業界や会社、部署は自分が本当に興味を持っていることではない」
「地味な作業ばかりのつまらない仕事をしている」
「希望が叶わず興味のない学校や学部に進学し、いまいち学業に身が入らない」
私も「日々の仕事はルーティンワークや地道な作業、無駄な会議ばかりで自分は何をしているんだろう。仕事が、毎日が、人生がつまらないな」と思うことがありました。
自分が本当にやりたいこと・興味があることと違うことをやっていると、「自分は何をしているんだろう」「これを続けて何になるんだろう」と気力が湧かなくなりってきますよね。
1-3. 周囲と比較して劣等感を感じる
SNSなどでふとした瞬間に目に入る他人の人生は、とても楽しそうに見えますよね。
他の人と収入や仕事の能力、家庭環境、休日の過ごし方などを比較して自分が劣っていると感じてしまうと、人生自体がつまらなく感じてしまいます。
劣等感を感じると、幸福度や自己評価が低下し、自分自身の生活に満足感を感じにくくなるからです。
例えば、
「同じ仕事をしていたはずなのに職場の同僚の方が評価も収入も高い」
「学生時代からの友人は皆パートナーがいたり、家庭を持っている」
「SNSを見ると、みんな楽しそうなことばかりしている」
と思ってしまうこともありますよね。
私もそう感じ、順調にキャリアを歩んでいる友人や、ライフステージか変わった友人と自分を比較してしまい、「自分の人生はつまらないな」と感じたことがありました。
他人と比較して劣等感を感じてしまうと、気持ちが後ろ向きになり、人との交流が減少したり、自分の日常の楽しい活動や趣味に目を向けられなくなったりして、人生がつまらないと感じる負のスパイラルにはまってしまいます。
1-4. この先の人生が予想できる
自分の環境や人間関係の変化が少なく刺激がなく、先の人生が予測できることも、人生がつまらなく感じる要因です。
先の人生が予想できると、挑戦や成長の機会はないし、刺激的なことは起こらないと感じます。
「この先ずっと独りで生きていくことになりそう」
「子供が生まれてマイホームも購入し、あとは毎日家族のために働くのみ」
など、私生活ではこの先大きなライフイベントが発生する予定はない。
この先職場の仲間の顔ぶれも変わらず毎日同じことの繰り返し。
職場の先輩は大した仕事をしていないし、見ていると何となくこの先の年収や仕事が想像できてしまう。
そう考えると、「人生ってつまらないなあ」と感じますよね。
2. 「人生つまらない」と感じる人の4つの特徴
繰り返しになりますが、人は皆つまらない人生を送っています。
しかし、実は同じようにつまらない人生を送っていても、楽しく過ごしている人もいれば、「人生がつまらない」と感じる人もいます。
では、その違いは何でしょうか?
人生がつまらないと感じやすい人には、以下の特徴があります。
・自分から積極的に行動する機会が少ない
・夢中になれる趣味や活動に出会えていない
・夢や目標がはっきりと見えていない
・日常の小さな幸せを見逃してしまう
この先ではこれらの特徴を一つずつ説明していきます。
2-1. 自分から積極的に行動する機会が少ない
自分から積極的に行動する機会が少ない人は、人生がつまらないと感じます。
ポジティブ心理学や行動活性化理論などの研究で、人は自分から積極的に行動すると幸福感や満足感が上がるということが分かっています。
積極的な行動とは例えば以下のようなものです。
積極的な行動の具体例
・健康のために毎日20分運動する目標を立てて実践する
・新しい友達やビジネスのつながりを作るために、イベントに参加してみる
・仕事の成長のために資格を取得してみる
・仕事で積極的に新しいことや改善を提案してみる
このように積極的な行動が少ないと、新しい刺激や成長の機会が減り、毎日が単調でつまらないと感じます。
しかし、積極的に行動すると言われても難しいですよね。
少し行うだけでも考え方が変わる行動を次章にて紹介していますので、参考にしてみてください。
2-2. 夢中になれる趣味や活動に出会えていない
夢中になれる趣味や活動がない人は、人生がつまらないと感じやすいです。
なぜなら、日々の生活に楽しみや満足感を感じられない、また刺激がなく日々が単調になるからです。
また、夢中になれる活動は、日常生活でのストレスやプレッシャーから解放される手段や、新たな人間関係を築くきっかけ、自分のアイデンティティや完成を表現する手段にもなります。
これらの要因が不足すると、人生がつまらないと感じる理由となる可能性があるのです。
とはいえ、いきなり夢中になれる趣味を見つけるのは難しいですよね、
日々の生活に喜びや充実感を感じる要素が不足していると感じる人は、次章にて紹介していますので、参考にしてみてください。
2-3. 夢や目標がはっきりと見えていない
夢や目標が不透明な人は、人生の進む方向性も不透明になり、人生がつまらないと感じます。
人生の進む方向が不透明だと、日々の努力や行動のモチベーションが下がり、充実感を感じにくいのです。
夢や目標は人の価値観によって様々ですが、例えば以下のようなものがあります。
夢や目標の具体例
・仕事での成功や昇進
・学業や趣味、仕事で特定の分野で専門家として認められる
・ダイエットの成功や健康的な生活を送る
・経済的に安定して充実した生活を送る
・結婚、家族の成長、友情を深めるなど豊かな人間関係を築く
・環境や社会に貢献する
・冒険や旅行をし、新しい文化や経験の中で成長する
これらはあくまで一例ですが、自分の価値観や情熱に基づいた夢や目標をも目的がないと、生活に意義や刺激を感じにくく、人生がつまらなく感じられることがあるのです。
夢や目標と言われても・・・と思ったあなたでも、きっとどれか当てはまるものがあるはずです。
同じ日々であっても、人生の意味や目的を感じることができるかどうかが生活の質を左右します。
小さなものでも良いので、何か目標を見つけてみましょう。
2-4. 日常の小さな幸せを見逃してしまう
日常の小さな喜びを見逃してしまう人は、人生がつまらなく感じることがあります。
小さな幸せに気づかないことが続くと、ポジティブな感情や喜びが不足してネガティブな思考に陥りやすくなって自分の人生はつまらないと感じやすくなります。
また、周囲や物事への感謝の気持ちが薄れ、孤独感や孤立感が生まれます。
日常の小さな幸せとは個人の感じ方や価値観に依存します。小さな幸せに気づくことや感謝することが習慣化されていないと感じる場合は、次章で紹介していますので、参考にしてみてください。
3. 人生つまらない状態から抜け出す5つの行動
繰り返しになりますが、同じようにつまらない日々を過ごしていても、人生に楽しみや意義見つけている人と「人生がつまらない」と感じる人がいます。
では、どうすれば人生がつまらない状態から抜け出すことができるのでしょうか。
その答えは、「自分から積極的に行動する」です。
2-1. 自分から積極的に行動する機会が少ないで触れたように、人は自分から積極的に行動すると幸福感や満足感が上がるということが分かっています。
自分から積極的に行動すれば、毎日に対する感じ方がポジティブに変わり、人生に意味や喜びを見出すことができるのです。
この章では、積極的に行動すると言われてもなかなか難しいと感じる人でも、今すぐ簡単にできて、実践すると人生が楽しくなる5つの行動をご紹介します。
ぜひ自分に合うものを見つけて取り入れてみてください。
・少しずつ部屋を片付けてみる
・本や映画などでものの見方を変える
・自然や他の文化に触れてみる
・その日よかったことを3つあげてみる
・気になったことを5回続けてみる
以下で詳しく見ていきましょう。
3-1. 少しずつ部屋を片付けてみる
人生を楽しくするために、まずは自分の部屋を片付けてみましょう。
自宅や自分の部屋を片付けると、以下のような効果が現れます。
整理整頓が心の整理につながる
物理的な環境が整っていると、余計なものが目に付かず思考が整理されやすくなります。
また、不要なものを捨てて必要なものを整理する断捨離を行うと、余計なものを手放すことで、ストレス軽減や価値観の見直しなどの効果もあります。
自分は何が好きで、どんな価値観を大切にしているかに気付くことは、2. 人生がつまらないと感じる人の特徴で紹介した、夢中になれる趣味や活動を見つけたり、夢や目標をはっきりさせることにも効果的です。
達成感と満足感
部屋を片付けるという作業は、目に見える形での達成感を得られる行動です。
整理された部屋を見ると、自分の手で何かを成し遂げたという満足感が得られ、ポジティブな気分になります。
生活の効率が上がる
物が整理されていると、物事を探す時間が短縮され、生活の効率が向上します。
大袈裟だと思うかもしれませんが、「人が探し物で使う時間は年間150時間」という調査結果もあり、探し物の時間を馬鹿にできません。
これにより、余裕が生まれて楽しいことに時間を費やすことができます。
空いた時間でぜひ、3-5. 気になったことを5回続けてみる にチャレンジしてみて下さい。
リフレッシュ効果
部屋を片付けることは、新たなスタートを切るような感覚を生むことがあります。
過去のものを整理することで、新たなエネルギーを取り入れることができます。
片付けるポイントは、簡単なところから少しずつ始めることです。
一気に片付けようとすると、ついつい懐かしいノートや本、アルバムを見返したりして、時間内に終わらずに挫折してしまう可能性があります。私も経験済みです。「部屋を片付けるだけで人生がつまらなくなるのか?」「自分の部屋はそんなに散らかっていない」と思うかもしれませんが、1日1箇所片付ける、1日1つ物を捨てるだけでも良いので騙されたと思って取り組んでみてください。
3-2. 本や映画などで刺激を受ける
次に、気になった本や映画などに触れてみましょう。
本や映画は、さまざまな視点や人生の物語を提供します。
登場人物の視点や経験を通じて自分の世界観や価値観を広げることができますし、物語の中の人物が直面する困難や挑戦を通じて、自分も挑戦する勇気や決断力をもつきっかけになります。
物語以外にも、新しいアイディアや視点が詰まっており、自分の興味や好奇心を刺激して、新しい発見が生まれたり、何か行動を変えるきっかけにもなります。
特に共感することがなくても、映画などはエンタメとして気持ちをリフレッシュすることができるのでおすすめです。
私の場合は行き詰まる本屋に行くようにしています。
本屋にはさまざまなジャンルやテーマの本が揃っており、自分が興味のある本に触れることで、思考が整理する手助けになるからです。
また、毎日同じ仕事をしていて人生つまらないと感じる時、映画ではありませんがテレビ東京の「カンブリア宮殿」を観るようにしています。
世の中に大きなインパクトを与えている会社でも、中で働いている人達は至って普通の人間で、地味な仕事をしていることがわかります。そして、成功するためには挑戦も失敗も沢山していることに気付かされて刺激を受けるからです。
3-3. 日常から離れ、自然や異文化に触れてみる
3つ目は、自然や異文化に触れてみることです。
毎日が単調で人生がつまらないと感じている人は、一時的に日常を離れ流ことで、新しい経験をすることやリフレッシュすることができ、楽しさを感じることができます。
私の場合は広い公園を散歩したり、時間や体力があるときは休日にハイキングや登山に出かけています。
自然に触れるとリフレッシュできますし、高い山に登って下界を見下ろすと、人間の営みがちっぽけなことに思えて、自分の人生がつまらないという悩みがどうでも良くなってきます。
また、海外旅行もおすすめです。
異文化を目の当たりにすると、自分が普段悩んでいることがちっぽけな悩みに思えてくるものです。
ここまで色々と書きましたが、遠出や旅行をしたり、行ったことのない場所を選ぶ必要はありません。
自分がリフレッシュできる場所や刺激を感じられる場所に足を運ぶだけで良いのです。
ぜひ休日に少しだけ行動してみて、単調な日常から離れてみてください。
3-4. その日よかったことを3つあげてみる
1日の終わりにその日を振り返り、よかったことを3つあげてみましょう。
これは私たちみんチャレ編集部も行っていることで、その日1日をポジティブな感情で終え、小さな幸せや感謝の気持ちを習慣化することができます。
人生がつまらないと感じていると、最初はよかったことを3つも挙げるのは難しいと感じますよね。
ポイントは、どんなに小さなことでも良いのです。
・「朝コーヒーを飲んで、ほっと一息つけた」 ・「晴れた日に外に出て、散歩中の花や風景から季節感を感じることができた」 ・「職場の人や友人との雑談が楽しかった」 ・「美味しいご飯やスイーツを食べた」 ・「可愛いペットや外で見かけた犬猫に癒された」 ・「読書を通して、新しい知識を1つ身につけた」 ・「1日4000歩く、1日1つ物を捨てるなど、小さな目標を達成した」 |
紙でもアプリでも良いので、手帳や日記に控えるようにすると後で振り返ることができ、より効果が高まります。
(私の場合はこのように、手帳にメモして時々見返すようにしています。)
単調な日々を送っていて自分の人生がつまらないと感じていても、振り返ってみると意外と楽しいことがあることに気付けます。
3-5. 気になったことを5回続けてみる
人生つまらない状態から抜け出す5つの行動の最後にご紹介するのは、「気になったことを5回続けてみる」ということです。
本章の冒頭でもお伝えしましたが、どうすれば人生がつまらない状態から抜け出すことができるのか、その答えは、「自分から積極的に行動する」ことです。
興味本位でもいいので、関心があること、気になることをまずは一度やってみます。行動を起こすことが大切です。さらに重要なのが、せっかく起こしたこのアクションを一度で判断するのではなく5回続けてみるということです。
まずはとにかくチャレンジしてみます。そして1回の体験ですぐに良し悪しや、向き不向きを判断するのではなく、続けるのです。回数を重ねるごとに異なる発見があり、自分でも気づかなかった新しい興味や関心ごとを見つけることができます。
3-1〜4の行動も、一度きりで向き不向きを判断するのではなく、方法や量、タイミング、シチュエーションなどを変えて、何度か試してみてください。
4. まとめ
なぜ人生はこんなにつまらないのかは以下の通りです。
・単調な毎日を送っている
・やりたくないことをやっている
・ 周囲と比較して劣等感を感じる
・ この先の人生が予想できる
人生がつまらないと感じる人の特徴は、以下のとおりです。
・自分から積極的に行動する機会が少ない
・夢中になれる趣味や活動に出会えていない
・夢や目標がはっきりと見えていない
・日常の小さな幸せを見逃してしまう
これだけで人生が楽しくなる、5つの行動 は以下のとおりです。
・部屋を片付ける
・本や映画などで視野を広げる
・日常から離れ、自然や異文化に触れてみる
・その日よかったことを3つあげてみる
・気になったことを5回続けてみる
繰り返しになりますが、あなたの人生を特別つまらないと思う必要はありません。
多くの人は皆つまらない人生を送っているのです。
しかし、人生に対する感じ方は、どれだけ自分から行動するかや、毎日に意味や喜びを見出せるかによって変わります。
人生がつまらないと思ったら、ぜひこの記事を参考に、少しだけ行動を変えてみてください。