「TOEICを初めて受けるけど、何から手をつければいいのか分からない」
「TOEICで効率よく点数を取るための対策が知りたい」
「そもそも何点くらいを目指すべきか分からない」
など、あなたは今、TOEIC対策について悩んでいませんか?
TOEICでは、文法問題や長文読解問題など英語の実力を測るための幅広い問題が出題されます。
そのため、TOEICを初めて受ける場合や、久しぶりに受ける場合には、何から勉強をはじめるべきなのか、どうやって勉強を進めていけばいいのか戸惑う人も多いことでしょう。
闇雲に勉強を進めてもスコアは伸びにくいどころか、最悪、勉強が嫌になり挫折してしまうこともあるので、正しいステップで勉強を進めていくことが非常に重要になります。
そこで、本記事では
- TOEIC対策を行う前に初心者が知っておくべきこと
- 【初心者向け】TOEIC対策のためのステップを徹底解説
- TOEIC対策を行う際の具体的な勉強方法
- 初心者向け!TOEIC対策のためのおすすめ教材
- TOEIC100点アップも可能!本番のテクニック
など、事前準備から本番に至るまでのTOEIC対策について徹底的に解説していきます。
本記事を読むことで、TOEIC対策についての全てを理解し、自分がTOEICで高得点を取得するために何をすればいいのか、どのように勉強を進めていけばいいのかが明らかになります。
また、TOEICの点数を伸ばすためには日頃の学習を習慣化して継続することが大切です。
その際、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながら頑張ることで、モチベーションを維持することができたという方がたくさんいます。
実際にみんチャレを使ってTOEICのスコアを伸ばすことに成功した方にインタビューしていますので、以下の記事を参考にしてみてください。
目次
1. TOEIC対策を行う前に初心者が知っておくべきこと
TOEIC対策を行う前に、TOEICの基本的な知識について知っておくことをおすすめします。TOEICがどのようなものか知っておくことで、対策や勉強スケジュールが立てやすくなるからです。
- TOEICの問題構成と特徴
- TOEICの配点について解説
- 初心者の人が目指すべき点数
- TOEIC高得点を取るために必要な勉強時間
上記のような、TOEICの基本的な情報についてすでに知っているという人は、具体的な対策を解説している2章「2.【初心者向け】TOEIC対策のためのステップを徹底解説」からご参照ください。
1-1. TOEICの問題構成と特徴
まず、「TOEICってそもそもどんな問題が出題されるの?」と疑問に思う人は、TOEICで出題される問題構成と特徴を確認しておきましょう。下記の通り、パート1からリスニングが始まり、パート5からリーディングが始まる形になっています。
【リスニングパート(全100問):45分】
パート1 | 写真描写問題 6問 1枚の写真につき4つの短い説明文が1度だけ放送される。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。 |
パート2 | 応答問題 25問 1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。 |
パート3 | 会話問題 39問 2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各会話には設問が3問ずつある。 |
パート4 | 説明文問題 30問 アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各トークには質問が3問ずつある。 |
【リーディングパート(全100問):75分】
パート5 | 短文穴埋め問題(文法問題) 30問 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。 |
パート6 | 長文穴埋め問題 16問 不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。 |
パート7 | 長文読解問題 1つの文書:29問 複数の文書:25問 いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。 |
参考:テストの形式と構成|IIBC
簡単にまとめると、パート1とパート2の短文のリスニングパートから、パート3とパート4の長文のリスニングパートに移り、全部で100問のリスニング問題を解いたあと、リーディングパートの文法問題や長文読解問題を100問解いて試験終了という形になります。
非常に問題数が多く、最後のリーディングパートに至っては全ての問題を解き終えられない人が多いなど、全体を通して高度な英語力とタフな精神力が必要になる試験と言えます。
1-2. TOEICの配点について解説
TOEICの配点については下記の通りで、リスニングパートもリーディングパートもそれぞれ満点は495点、TOEIC全体の満点は990点です。
リスニングパート満点 | リーディングパート満点 | TOEIC満点 |
495点 | 495点 | 990点 |
それぞれの問題は100問ずつですが、1問5点といった単純な加点方式ではなく、統計的な処理を加えられて点数が決められています。この具体的な統計的処理がどのようなものかは分かっていないのですが、TOEIC試験の難易度が変わっても、個人の英語の実力を正確に示せるよう調整が加えられているようです。
つまり、毎回の試験の難易度によって、正答率と点数の関係は変わってくるので、点数を予測することが難しいです。
一応、採点のための予測表も存在しますが、とりあえずは正答率が5割であれば500点程度、8割であれば800点程度と考え、目標や勉強スケジュールを立てていくのが分かりやすくておすすめです。
1-3. 初心者の人が目指すべき点数
初心者の人が目指すべき点数としては、600点がひとつの基準となるでしょう。TOEICのスコアが600点以上であれば、転職活動の際などに強みになりますし、ある程度の英語の基礎力があることの証明にもなります。
TOEIC600点以上を目指す場合、リスニングとリーディングの点数と正答率の目安は下記の通りになります。
目指すべき点数 | 目指すべき正答率の目安 | |
リスニング | 300点から350点 | 6割から7割 |
リーディング | 250点から300点 | 5割から6割 |
あまりピンとこない人も多いかもしれませんが、TOEIC600点以上の実力としては、TOEIC頻出単語や文法の基礎はある程度備わっており、リスニングもリーディングも6割程度の正答率を達成している状況と言えます。
TOEICを初めて受ける場合や久しぶりに受ける場合には、現在の自分の実力を把握した上で、まずは、上記の点数や正答率を目指して勉強を進めていきましょう。
参考:自分の現在のレベルを判断する方法
TOEICを受験したことがない人は、まずは自分の実力を無料ツールでチェックしてみましょう!30問程度でTOEICの予想点数を出してくれるツールは、下記のものをはじめとしていくつかあるため、賢く活用してみてくださいね。
- abceed
10問・15問・30問から選んで、自分のレベル判定を20分程度の時間で、無料で行うことができます。TOEIC本番の点数にかなり近い点数が出ると言われているので、ぜひ試してみてくださいね。
https://www.abceed.com/
- Z会無料診断テスト
25問解くことで、TOEICの予想点数を出すことができます。https://www.zkai.co.jp/ca/toeic/exam_check/
- TOEIC弱点診断
25問で予想点数と弱点診断、おすすめの学習方法まで提案してくれます。
https://english-study-cafe.com/toeic-shindan/
1-4. TOEIC高得点を取るために必要な勉強時間
「TOEICについてはなんとなく分かってきたけど、どれくらい勉強すればいいのだろう?」と疑問に思った人もいるかもしれません。目安の勉強時間が分からないと、暗いトンネルを歩いているようで、モチベーションが保てないという人も多いでしょう。
TOEICにおいては、スコアを100点上げるために必要な勉強時間は200時間から300時間と言われています。現在のスコアが500点前後であれば、600点以上を取得するために、1日2時間の勉強を3ヶ月程度は続ける必要があるということです。
思った以上に勉強時間が必要と感じた人もいるでしょうが、英語能力は一朝一夕で身につくものではないので、長い目でスケジュールを立ててコツコツと勉強を続けていくしかありません。
TOEICの点数を伸ばすために必要な勉強時間について詳しく知りたい場合には、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
2. 【初心者向け】TOEIC対策のためのステップを徹底解説
TOEIC対策のための具体的なステップについて解説していきます。
実は、TOEICのスコアを上げるためには、闇雲に問題集を解いたりするよりも、下記の通り、順番を意識して勉強を進めていく方が効率がいいのです。
ステップ1:TOEIC頻出単語を覚える
ステップ2:文法の勉強
ステップ3:予想問題を解く
ステップ4:苦手分野を重点的に勉強する
ステップ5:2時間で問題を終わらせる練習を行う
効率の良い勉強の進め方と、スケジュール感について解説していきます。
ステップ1 : TOEIC頻出単語を覚える
TOEIC対策の中で1番最初にやらなければならないことは、TOEIC頻出単語を覚えることです。リスニングパートでもリーディングパートでも、英単語を理解していなければ何も解けないので、決して飛ばせないステップになります。
多くのTOEIC初心者が、最初から公式問題集など難易度の高い問題に手をつけて、あまりの難しさに挫折してしまっています。そのため、まずは、TOEIC頻出単語を覚えて英語の基礎力を身につけるところから始めましょう。
TOEIC頻出単語はすでに体系化されており、参考書やTOEIC対策アプリでまとめられているので、そちらを覚えていけばOKです。おすすめの教材については、4章「4.初心者向け!TOEIC対策のためのおすすめ教材」で紹介しています。
現在の個人の単語力によって、TOEIC頻出単語を覚えるためにかかる時間は変わってきますが、初心者がTOEIC600点以上を取得するためには、一般的に400から500個程度の英単語を新たに覚えることが必要と言われています。そのため、1ヶ月は単語の暗記を行う時間として確保しておくようにしましょう。
TOEIC頻出単語を覚える効率の良い勉強方法については、3章「3-1.TOEIC頻出単語を効率よく暗記する勉強方法」で詳しく紹介しています。
ステップ2 : 文法の勉強
TOEIC頻出単語を覚えながら必ずやるべき次のステップとしては、文法を理解することです。TOEIC頻出単語を覚えるのと並行して1ヶ月ほど行い、英語の基礎力をしっかりと固めていきましょう。
パート5やパート6では文法の問題が直接的に出題されるので、必ず文法の勉強をしなければなりませんが、それだけではなく、文法は単語と共に英語の基礎となるものなので全てのパートに影響があります。
リスニングとリーディングどちらのパートにおいても、単語と文法が頭に入っていなければ迅速に意味を理解できません。TOEIC高得点を取得するためには英文を英語のまま理解する必要がありますが、英語の語順など文法が分かっていなければ難しいでしょう。
これらのことから、文法を軽んじることなく、単語と同様、英語能力の基礎となるものとして勉強を進めていくことをおすすめします。
TOEICで点数を伸ばすための文法の具体的な勉強方法については、3章「3-2.文法力を効率よく身につける勉強方法」で紹介しています。
ステップ3 : 予想問題を解く
TOEIC頻出単語と文法の基礎固めがある程度終わったら、本番と同じ構成のTOEIC予想問題を解いてみましょう。公式問題集や予想問題集に収録されている全200問を2時間で、本番と同じように解いてみるのです。
ここでやっと、TOEIC試験の全貌が見えてきますが「2時間通して集中することがいかに大変か」そして、「どれだけ素早く問題を解かなければならないか」など、2時間通して問題を解く難しさを体験できるでしょう。
また、予想問題を解くことで、自分の苦手分野も分かってくるので、重点的に苦手分野を勉強することで、スコアアップにつなげていくことができます。
ただ、「全体を通して解答するのがどうしても辛い」「問題のほとんどが分からない」など、極端に正答率が低くなりそうな状況であれば、パートごとや数問ごとに解いて答え合わせをするという解き方でもOKです。
TOEICの予想問題を解く際に、どのような教材を選べばいいか迷っている人は、TOEICの過去問について解説している下記記事を参考にしてみてくださいね。
ステップ4 : 苦手分野を重点的に勉強する
ステップ3でTOEICの予想問題を解いて苦手分野が明らかになったあとは、苦手分野を重点的に勉強するステップに入っていきましょう。伸び代のある苦手分野を克服することで、TOEICスコア全体を効率よく伸ばしていくことができます。
ここでは、ある程度の期間をかけて、じっくりと苦手分野の勉強をしていく必要があります。具体的には1つの苦手パートを克服するのに2ヶ月から3ヶ月程度かかると考えておいてください。
苦手なパートごとの具体的な対策を下記の通りまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
苦手分野 | 対策 |
パート1 パート2 | 短文を1回で聞き取ることが苦手であるため、ディクテーションを中心に勉強を進めていきましょう。 |
パート3 パート4 | 長文英語の全体的な意味が掴みきれていないため、シャドーイングを中心に勉強を進めていきましょう。英文を英語のまま理解し、意味が掴めるよう、何十回もシャドーイングを行います。 |
パート5 パート6 | 文法問題専用の参考書を購入し、とにかく多くの問題を解き、理論的に答えに辿り着けるよう文法の理解を深めていきましょう。文法問題は、大きく3つの種類「文法問題」「語彙問題」「品詞問題」に分けられます。まずは出題数が1番多いと言われている「品詞問題」を確実にマスターしましょう。 |
パート7 | じっくり意味を捉えながら読む精読を行い、分からない単語や文法を調べ、ひとつひとつの長文を確実に理解できるよう練習を積み重ねましょう。その後、シャドーイングを行い、読解スピードを上げていきましょう。 |
ディクテーションやシャドーイングなど、具体的な勉強方法については、次章「3.TOEIC対策を行う際の具体的な勉強方法」で詳しく解説しています。
ステップ5 : 時間で問題を終わらせる練習を行う
英語の基礎を固め、苦手分野を重点的に勉強していけば、TOEICのスコアは間違いなく上がっていくでしょう。
そこから、さらなるステップアップを目指すためには、2時間で全ての問題を終わらせる練習を行うことが大切です。
上述の通り、TOEIC試験はリスニングからリーディングまで2時間の長丁場であり、問題数も多く、最後まで終わらないという人がほとんどです。
そのため、リーディングパートにおける解答スピードを上げるのはもちろんのこと、最後の問題まで集中して問題を解き続けられるように練習を積み重ねることが大切になります。
また、TOEICには出題傾向やパターンというものが多くあり、何度も予想問題を解くことで、それらを習得することができます。このことからも、TOEICの予想問題を解くことは非常に重要なステップと言えるのです。
3. TOEIC対策を行う際の具体的な勉強方法
「TOEIC対策をどのように進めればいいのか」についてステップ形式で紹介しましたが、本章では、それぞれのステップにおける具体的な勉強方法について、下記の通り、もう一歩踏み込んで解説していきます。
- TOEIC頻出単語を効率よく暗記する勉強方法
- 文法力を効率よく身につける勉強方法
- リスニングの点数を効率的に伸ばす具体的な勉強方法
- リーディングの点数を効率的に伸ばす具体的な勉強方法
3-1. TOEIC頻出単語を効率よく暗記する勉強方法
TOEIC頻出単語を効率よく暗記するためには、短期間に同じ単語に何度も触れることが大切です。
例えば、1週間で100単語覚えると決めたら、必ず毎日100単語を音声と共に素早くチェックしてみてください。
おそらく1日あたり、20分程度しかかからないはずですが、連続で続けていると4日目や5日目には、ほとんどの英単語を暗記していることに気がつくでしょう。
とはいえ、一般的には1回覚えてもすぐに忘れてしまうため、TOEICに挑戦し続けている限りは、単語の勉強は続けていくことをおすすめします。
また、TOEIC頻出単語を覚える際に注意してほしいこととして、リスニングパートにおいては聴き取れることが大切なので、正しい発音と共に覚えるようにしてください。
さらに、リーディングパートにおいては、英単語の意味をゆっくり思い出している時間的余裕がないため、単語を見て一瞬で意味が思い浮かぶくらいに完璧に暗記するようにしましょう。
3-2. 文法力を効率よく身につける勉強方法
文法力を効率よく身につけるために大切なのは、暗記するのではなく理解することです。スコアが上がりにくい人の特徴として、理論的に答えを導く方法を学ぶのではなく、暗記に逃げてしまう人がいます。
暗記だけでもある程度点数を伸ばすことは可能ですが、応用問題などに対応できないため、壁にぶつかってしまうのです。
そのため、真の文法力を身につけるためには、なぜそのような形になるのか、なぜそのような語順になるのかを理論的に理解することが大切になります。
とはいえ、文法においては、学生時代にある程度勉強してきた人も多いため、ほとんどの人は1から勉強する必要はなく、苦手な箇所を重点的に勉強すれば問題ないでしょう。
もし、中学英語すら苦手というのであれば、薄い文法の参考書を1冊購入して、一通り勉強をするか、「文法の基礎」を学べるTOEIC対策アプリで勉強を進めていくことをおすすめします。
3-3. リスニングの点数を効率的に伸ばす具体的な勉強方法
リスニングパートの点数を上げるための勉強方法として、ディクテーションとシャドーイングの2つがあげられます。
それぞれの方法と特徴は下記の通りです。
ディグテーション | ディクテーションとは、英語の音声を聴きながら、全ての英文を書き写す方法のことです。「自分がどの単語を聞き取れなかったのか」が明確になる方法で、特に、パート1やパート2は、英文全てを聞き取ることが正答率を上げることにつながるため、ディクテーションを行って実力をつけましょう。 |
シャドーイング | シャドーイングとは、音声を追うように発音練習を行う方法です。リスニングパート全てにおいて、必ずシャドーイングを行いましょう。発音できない音は聴き取れないので、リスニングパートの点数をアップさせるために非常に有益な方法です。最低20回、余裕があればそれ以上行うと、かなりのリスニング力が身につくでしょう。 |
上記方法により、確実にリスニングパートの点数が伸びるので、ぜひ実践してみてくださいね。
TOEICリスニングパートの対策については、下記の記事にも詳しく記載しているので、あわせて参考にしてみてください。
3-4. リーディングの点数を効率的に伸ばす具体的な勉強方法
リーディングパート、特にパート7の長文読解問題における点数を上げるための勉強方法として、精読とシャドーイングの2つがあげられます。
それぞれの方法と特徴は下記の通りです。
精読 | 精読とは、英文を最初から最後までしっかり読んで、内容を理解していくことを指します。 まずは、時間を気にせずゆっくりでも、長文の意味を正確に捉える練習をしていきましょう。分からない単語や文法があればその都度確認して、英語の基礎力を磨いていくことをおすすめします。 |
シャドーイング | 精読によって長文読解能力の基礎を築けたら、あとは、読むスピードをあげていきましょう。方法としては、リスニングパートでも行っているシャドーイングが最適です。 シャドーイングを何度も行い、英語を頭から英語のまま理解する能力を身につけ、長文読解スピードをあげていきましょう。 |
上記方法により、確実にリーディンググパートの点数が伸びてくるので、ぜひ実践してくださいね。
TOEICリーディングパートにおける時間配分や対策については、下記の記事でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
4. 初心者向け!TOEIC対策のためのおすすめ教材
TOEIC初心者が対策を行うためにおすすしたい厳選教材を紹介します。
- スタディサプリ・TOEIC® L&R TEST対策コース
- TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
- TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
- TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
- はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト 全パート完全攻略
スタディサプリ・TOEIC® L&R TEST対策コース
どの教材を使っていいか分からないという人で参考書よりアプリの方が教材として使いやすいと感じている人は、スタディサプリを選択すればまず間違いないでしょう。
カリスマ講師の関先生が、パートごとの概要や勉強方法、解答テクニックなどを詳細に解説している動画が充実しており、初心者が勉強を進めやすいアプリになっています。
また、TOEIC試験20回分相当の演習問題が収録されており、さらに、問題ごとにディクテーションやシャドーイングができるようになっているため、確実に英語力を上げることができるのです。
こちらのアプリだけで、TOEICスコアを300点以上伸ばした人も多くいます。無料体験もできるので、ぜひ試しに使ってみてくださいね
スタディサプリについて詳しく知りたい人はこちらをご参照ください。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
出典:Amazon
TOEIC初心者が選ぶ単語帳としては、上記を第一候補としてください。
なぜなら、銀のフレーズは、TOEIC満点講師が「最短ルートで600点」を取得するためにまとめた参考書であり、TOEICに出題されやすい英文にて英単語を学ぶことができるからです。
もちろん、全てのフレーズの音声をダウンロードできるので、リスニング対策として正しい発音を覚えるのにも役立ちます。隙間時間を利用し、音声を聞きながら、コツコツ単語を覚えていってくださいね。
ただ、銀のフレーズに収録されている単語はかなり基礎的なものが多いため、初心者でも「簡単すぎる」と感じることがあるかもしれません。その場合には、次に紹介する金のフレーズを選択するようにしましょう。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
出典:Amazon
「TOEICの単語を勉強するならコレ!」と言えるくらい有名な参考書で、もちろん、初心者にとっても最適な単語帳です。
金のフレーズでは、TOEICを何十回も受験した講師が「TOEICに必要な単語」をまとめたものであり、さらに、600点、730点、860点、990点とレベル別に分かれているため、自分の目標点数における必須単語を覚えていけばOKな作りになっています。
ただ単に単語を羅列しているのではなく、TOEICで出題されやすい例文やTOEIC裏話なども記載されていて、TOEICで点数を取れるような工夫がされているので、ぜひ使ってみてくださいね。
TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
出典:Amazon
TOEIC初心者は、英文法の基礎がしっかりと固まっていない人が多いため、上記参考書を利用して文法の基礎をマスターしていきましょう!
上記、参考書は「TOEIC300点や400点の人が使いやすい英文法の本がない」という悩みを解決するために作り出されたもので、「文法が苦手」「英語が嫌い」という人でも使いやすい参考書になっています。
簡単な文法問題から始まって徐々に難しくなっていく形で、TOEICに出題される基本的な文法を網羅できます。そのため、パート5対策はもちろんのこと、TOEICスコア全体の底上げにも役立ちます。
はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト 全パート完全攻略
出典:Amazon
TOEIC初心者は、パートごとの対策や問題攻略ができていない状況にあるため、上記の参考書を利用することをおすすめします。
「全パート完全攻略」というタイトルの通り、TOEIC600点を取得するために必要な、パート別の攻略方法や実力アップ勉強法、模擬試験など全てが1冊に収録されています。
また、TOEICにおける「600点を取得するためには必ず正解しなければならない」レベルの問題が集まっているため、英語力を底上げしながら、最速で600点以上を取得できるようになっているのです。
5. TOEIC100点アップも可能!本番のテクニック
TOEIC本番におけるテクニックは数多くありますが、特に点数に影響のある下記テクニックをまとめました。
- 【パート2】最初の単語を聞き逃さない
- 【パート3・パート4】先読みを必ず行いリズムを作る
- リーディングの時間配分を決めておく
- マークシートは全て埋める
5-1. 【パート2】最初の単語を聞き逃さない
パート2を苦手と感じる人は多いですが、最初の単語さえ聞き逃さなければ解ける問題が結構あります。
例えば、「Do you~?」という英文が流れれば、「Yes/No」で始まる応答が正解になることが多いですし、「Where〜?」という英文が流れれば、場所を示す応答が正解になることが多いです。
もちろん、例外もあるので、全ての英文を聞き取る努力は必須ですが、「意地でも最初の単語は聞き逃さない」という気持ちを持つだけで、スコアに良い影響があるでしょう。
5-2. 【パート3・パート4】先読みを必ず行いリズムを作る
パート3とパート4については、設問が問題用紙に印刷されているので、先読みを行うことが大切です。
具体的な先読みの方法としては、下記の通りです。
- 説明文が読まれている間に問1の設問3つに目を通す
- 問1の英文を、先読みした設問を意識しながら聞く
- 設問1と2が読まれている間に設問3まで解き終える
- 設問3が読み上げられ、問題を解く時間として確保されている15秒の間に問2の設問全てに目を通す
上記、リズムをしっかりと守ることで、設問を意識して英文を聞けるようになり、正答率がアップするので、ぜひ試してみてくださいね。
5-3. リーディングの時間配分を決めておく
リーディングの時間配分を事前に決めておくようにしましょう。リーディングの理想的な時間配分は下記の通りです。
パート5(文法問題) 30問 | 10分 |
パート6(長文穴埋め問題) 16問 | 10分 |
パート7(長文読解問題) 54問 | 55分 |
パート5からパート7のリーディングパートにおいては、75分で長文読解問題を含む100問を終わらせなくてはならず、ほとんどの人が最後まで解き終わりません。
そのため、事前に時間配分を決めずに本番に挑み、当日「全然終わらない!」と、パニックに陥ってしまうのです。
TOEICリーディングの時間配分に関しては、下記の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご参照ください。
5-4. マークシートは全て埋める
TOEICはマークシート形式の試験であるため、たとえ分からない問題があったとしても、全ての解答を埋めることが大切です。
特に、前項で解説したように、リーディングパートはほとんどの人が全部終わりません。600点未満であれば20問から30問全く手をつけられないまま、時間終了となってしまうことでしょう。
そのため、事前に全部終わらないことを想定しておき、終了時間までにすべてのマークシートを埋めるようにしてくださいね。
6. TOEIC対策を進めていく際に注意すべきポイント
最後にTOEIC対策を行う際に注意すべき点について解説します。知らなければ勉強を続けられずに挫折してしまうかもしれないので、必ず確認してくださいね!
- 基礎を固めるのには時間がかかる
- 点数を上げるには多くの勉強時間が必要
- 長期的に勉強を習慣化していくことが大切
6-1. 基礎を固めるのには時間がかかる
英語の基礎固めには時間がかかることを覚えておきましょう。
実は、TOEICの勉強過程において、おそらく600点以上を取得するまで、つまり、英語の基礎が身につくまでが1番勉強が辛く挫折しやすいです。
単語や文法の基礎をコツコツ勉強している時には、なかなかTOEICの点数は上がらず、人によっては暗いトンネルを歩いているように思える人もいるでしょう。
ただ、基礎を身につけたら、あとはTOEICの試験に慣れ、苦手分野をつぶしていけばいいだけなので、点数はどんどん上がっていきます。
最初の段階で挫折しないよう、英語の基礎固めには時間がかかると覚悟しておくと良いでしょう。
6-2. 点数を上げるには多くの勉強時間が必要
上述した通り、TOEICの点数をあげるには多くの勉強時間が必要です。学生時代の勉強のように1週間詰め込みで勉強してどうにかなるものではありません。
基本的にTOEICでは100点上げるために200時間から300時間の勉強が必要と言われているため、高得点を目指すのであれば長い目で考えて、スケジュールを立てていくことをおすすめします。
6-3. 長期的に勉強を習慣化していくことが大切
長い目でスケジュールを立てるといっても、長期間、英語勉強へのモチベーションを保てる人はなかなかいないでしょう。
そこで、英語の勉強を日々の生活に組み込んで、習慣化してしまいましょう!
高得点を取得している人たちも、気合を入れて勉強しているというよりは、勉強を習慣化していることがほとんどです。
もし、英語の勉強を習慣化するのが難しいと感じるようであれば、次章で紹介する「みんチャレ」アプリを利用してみませんか?
7. みんな「みんチャレ」でTOEICの勉強を続けている!
ここまでは、事前準備から本番に至るまでのTOEIC対策として、具体的な勉強方法やおすすめの教材、本番のテクニック等について解説してきました。
この章では、さらにリーデイングの点数を伸ばすために、学習を習慣化する方法についてご紹介します。
TOEICの点数を伸ばすためには学習を習慣化して継続することが大切です。
ドイツの心理学者エビングハウスによると、人は期間があくと物事をどんどん忘れてしまうので、なるべく短い期間での学習が効果的であると考えられます。間をあけずに繰り返し学習を行う事で、すぐに忘れてしまう短期記憶から、記憶に長く残る長期記憶に移行することができるからです。
例えば、週末に3時間勉強するよりも、毎日30分ずつ勉強した方が効果的なのです。
しかし、「学業や仕事が忙しくて1人ではなかなか勉強が続かない」「スコアアップまで時間がかかりそうだから途中で挫折してしまうかも」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その際、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながらTOEICの勉強を頑張ることで、モチベーションを維持し、英語の学習を習慣化できたという方がたくさんいます。
漫画「ドラゴン桜2」でも、習慣化を促す最強のアプリとして紹介されています。
※「みんチャレが紹介された78限目、79限目から一部の話を公開中!みんチャレが習慣化を促すのに最適な理由とは…!?
以下ではみんチャレを使ってTOEICの点数Upに成功した方の声を紹介します。
TOEIC 940点獲得 / 英検1級に合格!
元々完全な三日坊主でしたが、効率的な勉強方法や、学習における複利効果をみんチャレに教えてもらいました。勉強を続けられたのはチームメンバーにチャレンジを見てもらえる喜びが大きかったからです。また、努力や苦労話を共有できることや、特に英語学習のチームでは、同じ目標に向かって一緒に目指している一体感があるのがよかったと思っています。
みんチャレは習慣化で人生がかわる、Google Map、LINEと並ぶ最強かつ必須のアプリです。
TOEIC 880点獲得 / 英検準1級に合格!
同じ目標を持つ仲間とお互いに日々の勉強内容を共有し、励まし合いながら続けることが刺激となって、1人で取り組んでいた時よりも学習のモチベーションを維持することができています。
さらに、自分の知らなかった教材や勉強方法を教えてもらい、その効果(結果)も参考になるので、みんチャレが良い情報交換の場としても役立っています。
この先では、みんながみんチャレを使って勉強の習慣化に成功している理由と、おすすめの使い方を紹介します。
7-1. 勉強が続く理由① 同じ目標の仲間がいる環境に身を置くことができる
みんチャレを使うと、アプリ上で同じ目標を持つ仲間がいる環境に身を置き、TOEICの勉強を一緒に楽しく続けることができます。
勉強はひとりで頑張っていても、「サボっちゃおう」とふと思った瞬間に挫折しがちです。
しかし、同じく頑張っている仲間にみられていることで、「自分もやらなければ」といいプレッシャーを感じることができます。
例えば漫画「ドラゴン桜2」によると、進学校の生徒が勉強ができるのは、周りが勉強する環境に身を置くからだと紹介されています。
みんチャレでは、同じ目標を持つ仲間と匿名(※)で5人1組でチームを組み、チームの仲間に、毎日頑張った証拠写真を報告したり、コメントやスタンプなどで励まし合いながら勉強に取り組みます。
アプリを使って同じ目標を持つ仲間がいる環境に身を置くだけでなく、自分の頑張りをチームのメンバーから褒めてもらったり、時には弱音を吐いての辛さを共有したり、情報交換しながら取り組むことで、毎日楽しく勉強を続けることができるのです。
みんチャレには、TOEICスコアアップや英検合格を目指すチーム、英単語を覚える、英会話をする、や英字新聞を読むチームなど、英語学習に関する様々なチームがあります。
周りに同じ目標の友人がいない方でも、アプリ上で自分と同じ習慣を身につけたい仲間と簡単に出会い、一緒に勉強する環境に身を置くことができます。
※知り合い同士でチームを組むことも可能です
7-2. 勉強が続く理由② 勉強方法について情報交換ができる
みんチャレでは毎日の勉強の報告以外に、情報交換を通して、自分と同じ目標を持つ人が行っているリアルな学習方法や、効果的な学習方法を知ることができます。
ユーザーからは例えば
「仲間から教えてもらった学習法を取り入れることで、さらに学習の効果を高めることができた」
「効率的な勉強法や目安とするテキストの周回数などを共有することができてとても参考になった」
「他の人がどのように目標設定して学習しているかなどは参考になりますし、時には自分では気づけなかった教材やWebサイトなどについても知ることができることも刺激になった」
という声が上がっています。
7-3. 目標点数が近いチームに参加するだけで勉強が続く!
7-3-1. 目標点数や試験日が近いチームに参加しよう
みんチャレを使って勉強の習慣を身につけ、TOEICの点数をUpさせるためには自分と目標点数の近い人が集まるチームに参加しましょう。
みんチャレでは、自分の境遇や目標が近い人と一緒に取り組んだ方が習慣化の効果が高いことが分かっています。
前述した通り、みんチャレでは同じ状況・属性の人と気持ちを共感しながらよりリアルな情報をやりとりしながら一緒に勉強を頑張ることができるので、
例えば、
- TOEIC680点を目指し隊
- TOEIC800点突破
- 今年中にTOEIC600
など、チーム名に目標点数や試験日が記載されているチームに参加してみましょう。
7-3-2. 早起きチームも組み合わせて学習効果を高めよう
また、より学習の効果を高めたい方は「早起き」チャレンジのチームにも参加し、組み合わせて習慣化することがおすすめです。
早起きを習慣化すると、
- 朝に勉強する時間を作ることができる
- イレギュラーな差し込みが夜より少なく時間が固定できる
- 次の予定があって、区切りがあるのでその時間内で集中して取り組むことができる
などの効果があるからです。
みんチャレでTOEIC900点以上や英検1級を目指す人の22%は早起きチームにも参加しているなど、うまく活用している人は早起きのチャレンジも組み合わせています。
おすすめのチームは、以下のような勉強をするために早起きをするチームです。
8. まとめ
本記事では、
- TOEIC対策を行う前に初心者が知っておくべきこと
- 【初心者向け】TOEIC対策のためのステップを徹底解説
- TOEIC対策を行う際の具体的な勉強方法
- 初心者向け!TOEIC対策のためのおすすめ教材
- TOEIC100点アップも可能!本番のテクニック
など、事前準備から本番に至るまでのTOEIC対策について徹底的に解説しました。
TOEIC対策のステップは下記の通りです。
ステップ1:TOEIC頻出単語のインプット
ステップ2:文法の勉強
ステップ3:予想問題を解く
ステップ4:苦手分野を重点的に勉強する
ステップ5:2時間で問題を終わらせる練習を行う
TOEICのスコアを効率よく上げるためには闇雲に勉強を進めるのではなく、上記の通り、英語の基礎力を固めた上で、リスニング、リーディングの問題攻略を行っていくことが大切です。
本記事では、TOEIC対策ための具体的な勉強方法やおすすめ教材についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
また、「TOEICの勉強が続けられるか不安」「スコアアップまで時間がかかりそうだから途中で挫折してしまうかも」と悩む人は、『みんチャレ』アプリを活用してみましょう。
同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながらTOEICの勉強を頑張ることで、「仲間が頑張っているから自分も頑張ろう」という気持ちになるため、簡単にTOEICの勉強を継続することができるでしょう。
TOEICで高得点を取得するためには、長い時間がかかります。途中で挫折してしまうことを防ぐためにも『みんチャレ』アプリで仲間を探し、勉強時間を報告しあうなどして、勉強を習慣化してしまいましょう!