TOEICの過去問が確認できる教材やサイトを知りたい」
「試験を受ける前にTOEICの過去問をチェックしておきたい」
「自分の実力を確認するためにTOEICの過去問を解いてみたい」
など、あなたは今、TOEICの過去問を確認したいと考えていることでしょう。
しかし、実は、TOEICの過去問は日本国内では公開されていません。
ほとんどの資格試験では過去問がインターネット上で公開されていたり、参考書として販売されていたりするにも関わらず、TOEICの過去問は公開されていないのです。
とはいえ、限りなく過去問に近い形の教材はいくつか存在しており、十分に過去問の役割を果たしてくれるので安心してくださいね。ただ、いくつかの選択肢があるため、自分に合った教材を選ぶことが大切になります。
そこで、本記事では、
- TOEICの過去問が公開されていない理由
- TOEICの過去問に近い問題を確認する5つの方法
- TOEICの過去問の代わりに使えるおすすめ参考書
- TOEICの過去問の代わりに使えるおすすめアプリ
- TOEICの過去問の代わりに使えるおすすめ無料サイト
- TOEIC教材を効率よく活用する方法
など、TOEICの過去問を探している人に役立つ情報を網羅的に解説していきます。
本記事を読むことで、TOEICの過去問に近い問題を確認する全ての方法について理解し、自分がどの方法を選ぶべきなのか判断してもらえることでしょう。
また、TOEICの点数を伸ばすためには学習を習慣化して継続することが大切です。
その際、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながら頑張ることで、モチベーションを維持することができたという方がたくさんいます。
実際にみんチャレを使ってTOEICのスコアを伸ばすことに成功した方にインタビューしていますので、以下の記事を参考にしてみてください。
目次
1. TOEICの過去問は日本国内では公開されていない
上述した通り、TOEICの過去問は日本国内では公開されていません。
TOEICを運営している「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会」では、TOEIC試験問題の漏えいを一切禁止しています。
つまり、実際のTOEIC試験で出題された問題をそのまま過去問という形でインターネットで公開したり、参考書として販売したりすることはできないというのが原則です。
公開が禁止されている理由のひとつとして、TOEICでは毎回の試験難易度を調整するため、過去に出題された問題を少し修正し、再度出題していることがあげられます。
ただ、出題傾向を掴むためにも、試験の形式に慣れるためにも、あらゆる試験において過去問を確認することは必須であり、それはTOEICも同様です。
そこで、次章では、公開されていない過去問に近い問題を確認する5つの方法について解説していきます。
2. TOEICの過去問に近い問題を確認する5つの方法
TOEICの過去問に近い問題を確認する下記5つの方法について紹介します。
- 公式問題集を過去問がわりに利用する
- 市販のTOEIC予想問題集を過去問がわりに利用する
- TOEIC対策のためのアプリを過去問がわりに利用する
- 無料サイトで予想問題を解く
- 韓国で出版されている過去問を手に入れる
それぞれメリット、デメリット、さらには、現時点での英語レベルなどによって向き不向きがあります。自分の実力や特性に合わない教材を選んでしまわないよう、必ず本章を確認してくださいね。
2-1. 公式問題集を過去問がわりに利用する
過去問に近い問題を確認する方法として、公式問題集を利用することがあげられます。
出典:Amazon
公式問題集は、TOEICの問題を作成しているETSという機関が、本番のテストと全く同じプロセスで制作したものであるため、限りなくTOEICの過去問に近い問題が収録されていると考えてよいでしょう。
さらに、リスニングにおいては、TOEIC本番と同じ公式スピーカーが担当しているため、本番前に音声に慣れることができるというメリットもあります。
ただ、公式問題集を利用することは、王道の方法ではありますが、デメリットも存在します。
デメリットとしては、解説がシンプルなので初級者には分かりにくいという点と、TOEICのテクニックについてのコラムや解説はもちろんないという点、問題数からすると他の参考書と比べて価格が高いという点です。
これらのことから、公式問題集で勉強することに向いているのは、丁寧な解説がなくても理解することができる、スコアで言うとTOEIC700点以上の実力がある中級者や上級者と言えるでしょう。
TOEIC700点未満の実力の人やTOEICを受けたことがない人は、次項以降で紹介する「市販のTOEIC予想問題集」か「TOEIC対策アプリ」を利用することをおすすめします。
メリット |
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デメリット |
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こんな人におすすめ |
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2-2. 市販のTOEIC予想問題集を過去問がわりに利用する
TOEICの過去問に近い問題を確認する方法として、市販のTOEIC予想問題集を利用することもおすすめです。
確かに「限りなく過去問に近い問題が収録されているかどうか」という点では、実際にTOEICの問題を作成している団体が関わっている上に、リスニングパートに本番と同じスピーカーを採用している公式問題集に勝てる教材はありません。
ただ、市販のTOEICの予想問題集の中には、TOEIC満点を何度も取得している専門家が作成しているものがあり、そのような問題集であれば、かなり過去問に近い問題が収録されていると考えられます。
また、公式問題集にはないメリットとして、解説が非常に分かりやすく、動画解説が付いている教材やTOEICのテクニックを解説している教材などがある点があげられます。
さらに、TOEIC必須単語がまとまっていたり、スマホで音声が聞けたり、1日の学習量を示してくれたり、どのレベルの受験者にとっても勉強が進めやすくなるような工夫が凝らされているのです。
これらのことから、まだTOEIC慣れしておらず、テクニックを十分に理解していないTOEIC700点未満の人やTOEICを受けたことがない人は、市販のTOEIC予想問題集を活用することをおすすめします。
おすすめのTOEIC予想問題集については、3章「3.【厳選】TOEICの過去問がわりになる!精度の高いおすすめ参考書」で紹介します。
メリット |
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デメリット |
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こんな人におすすめ |
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2-3. TOEIC対策のためのアプリを過去問がわりに利用する
TOEICの過去問に近い問題を確認する方法として、TOEIC対策のためのアプリを利用するのも非常に便利でおすすめです。
市販の予想問題集より新しいツールであるため、「アプリで対策できるの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、実際、市販の予想問題集に匹敵するような優秀なアプリが存在しています。
さらに、アプリであれば、いつでもどこでも勉強ができることや、スマホを開いてすぐに取りかかることができて勉強へのハードルが下がるといったメリットもあります。
アプリによっては、「間違った問題を繰り返し出題してくれる」「苦手箇所を特定してくれる」「TOEICまでのスケジュールを管理してくれる」ものもあり、非常に効率よく勉強を進めることができます。
電車に乗っている時などに、少し単語の復習をしたり、リスニング問題を1問だけ解いたりすることができるので、忙しい人でも隙間時間に勉強を進めることができるでしょう。
一方、デメリットとしては、数問解いた後に解答を確認するような仕組みになっているものが多く、2時間通して問題を解くことに対応していないことです。2時間通して問題を解くことに対応していても、スマホで問題を解くのと、紙の問題を解くのは少し感覚が異なるので、その点は紙の教材に負けるかもしれません。
これらのことから、仕事などが多忙でまとまった勉強時間を取れない人や、自分で勉強スケジュールを立てるのが苦手な人、英語に苦手意識を持っている人などがTOEIC対策アプリを利用するのに向いていると言えます。
おすすめのTOEIC対策アプリについては、4章「4.TOEICの過去問に近い問題を確認できるアプリ」で紹介しています。
メリット |
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こんな人におすすめ |
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2-4. 無料サイトで予想問題を解く
TOEICの過去問に近い問題を確認する方法として、無料サイトで予想問題を解くことがあげられます。
こちらは、お金をかけずに「とりあえず今の実力を漠然と把握できればいい」という人のみに向いている方法です。
無料サイトでは、解説が充実しているサイトは少なく、問題数も多く掲載されていないため、それだけで勉強を進めていくのは難しく、スコアアップにもつながりにくいでしょう。そのため、あくまで現時点の実力を把握するという目的のもと、うまく活用するようにしてください。
具体的なおすすめ無料サイトは、5章「5.TOEICの過去問に近い問題を無料で確認できるサイト」で紹介します。
メリット |
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こんな人におすすめ |
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2-5. 韓国で出版されている過去問を手に入れる
裏技のような方法ではありますが、TOEICの過去問に近い問題を確認する方法として、韓国版の過去問題集を手に入れることがあげられます。実は、韓国ではTOEICの過去問が普通に販売されています。
2022年2月現在、確認できる最新版は2021年版の過去問題集で、おそらく、2020年に韓国で行われた実際のTOEICの過去問が確認できるでしょう。こちらは、アマゾンや楽天で購入可能です。
ただ、実際に試験に出題された問題が解けるというメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在しています。
デメリットとしては、日本で実施されたTOEIC試験の問題ではないという点と解説が全て韓国語であるという点です。
韓国のTOEIC試験の内容と日本のTOEIC試験の内容は、当然ですが完全に一致はしません。特に、韓国のTOEIC平均スコアは日本よりも150点ほど高いため、難易度は高いと考えた方が良いでしょう。
また、解説は当然、韓国語であるため、TOEIC700点未満の実力の人や、TOEIC試験をはじめて受ける人にはおすすめできません。一方で、解説を読まなくても自分で間違えた理由を理解できるようなTOEIC上級者の人は、腕試しに受けてみるのもいいかもしれません。
メリット |
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こんな人におすすめ |
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3. 【厳選】TOEICの過去問がわりになる!精度の高いおすすめ参考書
上述の通り、TOEIC初級者の人やTOEICにあまり馴染みがない人が過去問の代わりとして活用する教材としては、1番に市販のTOEIC予想問題集をおすすめします。
ただ、「市販のTOEIC予想問題集はたくさんありすぎて、どれを選べばいいか分からない」という人も多いでしょう。
そこで、TOEICの過去問の代わりになる、精度の高いおすすめTOEIC予想問題集を3つだけ厳選して紹介していきます。
- TOEICテスト L&R 精選模試【総合】
- TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問
- 2カ月で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト600点!
3-1. TOEICテスト L&R 精選模試【総合】
出典:Amazon
まず、「何を選べばいいのか分からない」と迷う人は、こちらの参考書を選べば間違いありません。
TOEIC満点を何度も取得したTOEICの専門家たちが作成した、精度の高いTOEIC予想問題集で、リスニングとリーディング合わせた400問が2回分収録されており、TOEIC初級者にも分かりやすい解説がついています。
2回分の予想問題を解き終わる頃には、TOEICの傾向や回答を導くためのポイント、スコアアップのために気をつけることなど、あらゆるTOEICの知識が身についていることでしょう。
おすすめポイント
- 最新の出題傾向を徹底的に分析して作られた問題集
- TOEICの解答の導き出し方を丁寧に解説
- スコアアップのためのテクニックについてもコラムで解説
- TOEIC本番当日にも役立つ別冊特別付録「直前エッセンスリスト」付き
- 全ての問題の正答率が記載されているので、自分の実力が測りやすい
- もちろん予測スコアも出せるようになっている
3-2. TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問
出典:Amazon
「なるべくたくさんの問題を解きたい」「隙間時間に動画解説で勉強したい」という人は、こちらの参考書をおすすめします。
TOEICの模試や公式問題集を研究しつくして作られた、3回の模試が収録されている参考書です。さらに、復習用の模試として200問が収録されていて、3回の模試でどれだけの実力がついたかチェックできるようになっている徹底ぶり。
数多くの問題を解いていく中で、TOEICにおける頻出問題やパターンを学び、自分の弱点を克服していくことができます。
また、600問全てに、テキストでの解説だけでなく動画での解説がついている、解説も会話形式になっているなど、楽しく学習できるように工夫されているところもポイントです。
おすすめポイント
- 1500名以上のモニターに基づき、正確な予測スコアが算出できるようになっている
- すべての問題に付与された「問題タイプ」を集計すると、自分の弱点が一目瞭然になる
- 600問全て動画での解説つきで、音声のみをダウンロードすることも可
- 最初に登場人物の解説があり、登場人物たちの会話で解説が進んでいくので楽しく学べる
- リーディングも含めた全ての問題に音声がついているので、シャドーイング学習ができる
3-3. 2カ月で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト600点!
出典:Amazon
TOEIC初級者でかつ、忙しい人、スケジュールを自分で立てるのが苦手な人はこちらの参考書をおすすめします。
初級者への指導経験豊富な講師たちによって作成されており、初級者が苦手とする問題を網羅している参考書。1日1パートずつ行うことで、600点に到達するための語彙力や文法力、テクニックを自然に身につけられる仕組みになっています。
1日30分から1時間の学習を週に5日、40日の学習で目標の点数に達するようになっているため、仕事が忙しくて勉強時間が取れない人やTOEIC試験までの時間がない人でも無理なく勉強が進められます。
おすすめポイント
- 1日1パート30分、途中で嫌にならない学習量
- 何から勉強すればいいか分からないという人でも取り掛かりやすい
- 「今日のボキャビル」「昨日のボキャビル復習」で、600点取得に最も必要な語彙を毎日学習
- 同シリーズには、730点と900点もあるので、実力に合わせてステップアップしていける
4. TOEICの過去問に近い問題を確認できるアプリ
TOEIC初級者の人やTOEICにあまり馴染みがない人で、さらに、多忙な人や英語に苦手意識を持つ人は、過去問の代わりにTOEIC対策アプリを活用することをおすすめします。
おすすめのTOEIC対策アプリは、下記の2つです。ぜひ参考にしてくださいね!
- スタディサプリ
- abceed
4-1. スタディサプリ・TOEIC® L&R TEST対策コース
TOEIC対策アプリで何を選ぼうか迷った際には「とりあえずスタディサプリをやっておけば、間違いはない」と言ってもいいほど優秀なアプリです。
TOEIC試験20回分相当の演習問題がアプリに収録されているため、スマホで手軽にたくさんの問題を解くことができます。
また、TOEICカリスマ講師の関先生が、勉強方法や解答テクニックなどを詳細に解説している動画も充実しており、特に初心者の人にとっては非常に親切なアプリと言えます。
デメリットとしては、本番と比べると少し問題が易しい傾向にある点です。
そのため、スタディサプリである程度勉強した後に、公式問題集や次に紹介するabceedを活用すると、さらなるスコアアップが望めるでしょう。
スタディサプリについて詳しく知りたい人はこちらをご参照ください。
4-2. abceed・AI英語教材
abceedは、単語や文法の参考書だけでなく、3章で紹介した市販の予想問題集も全てアプリ内に収録されているので、たくさんの精度の高い問題に触れることができます。
また、最初に自分の実力をチェックしたあとは、AIが次から次へと最適な問題を出してくれるシステムになっているため、問題を解き続けることでスコアアップを実現することができます。
初心者や700点以下のスコアの人は前項で紹介したスタディサプリを利用すれば、まず間違いはないですが、800点、900点台の実力の人はabceedのアプリを利用してひたすらたくさんの問題を解くのもひとつの方法でしょう。
abceedについて詳しく知りたい人はこちらをご参照ください。
5. TOEICの過去問に近い問題を無料で確認できるサイト
「TOEICの予想問題を無料で手軽に確認したい」「TOEICを受けるか分からないけど、試験内容についてとりあえず知りたい」という人に向けて、おすすめの無料サイトを紹介します。
TOEIC公式サイト | TOEICを主催している「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会」がインターネットに掲載しているサンプル問題を解いてみましょう。 パート1からパート7まで、それぞれ3から5問程度の問題が用意されています。 |
過去問ドットコム | 多くの予想問題を無料で公開してくれているサイトです。注意点としては、パート1とパート2、パート5とパート6の対策のみ対応というところです。 解説も詳しく掲載されているので、TOEICにどのような問題が出るのか知りたい人はぜひチェックしてみてください。 |
Z会無料診断テスト | 所要時間20分でパート1からパート7までの予想問題を無料で解いてみることができ、予測スコアまで出してくれます。 さらにアドバイスコメントやおすすめ学習教材なども提案してくれるので、1度チャレンジしてみると良いでしょう。 |
TOEIC弱点診断 | 4つのパートに分かれている問題を25問解くことで、現在の英語力や弱点を示してくれる無料サイトです。 |
無料サイトはあくまで、「現在の自分の実力を把握したい」という目的のために活用することをおすすめします。
6. TOEICの教材を効率よく活用する方法
自分に合ったTOEIC教材を選択するだけでなく、効率よく活用することがスコアアップには大切です。本章では、TOEICの教材を効率よく活用する具体的な方法について紹介していきます。
- TOEIC教材を使い倒す
- 苦手なパートを把握する
- 本番と同じ時間で解いてみる
6-1. TOEIC教材を使い倒す
自分の選んだTOEIC教材を使い倒すことをおすすめします。
ただ単に「TOEICの問題を1回解いて終わり」という使い方では、スコアアップにはつながらないため、何度も繰り返し問題を解きましょう。
そうすることによって、TOEIC本番でどのような問題が出題されても冷静に対応できるような真の英語力を培っていくことができるのです。
TOEIC教材を使い倒す具体的な方法は下記の通りです。
- 単語強化
知らなかった単語の意味を教材に書き込んだり、他のノートにまとめたりして単語強化を行いましょう。TOEIC頻出単語を過去問を解きながら覚えていくことをおすすめします。
- ディクテーション
ディクテーションとは、英語の音声を聴きながら、全ての英文を書き写す方法のことです。パート1やパート2は、英文全てを聞き取る必要があるため、ディクテーションを行うことをおすすめします。
- シャドーイング
シャドーイングとは、英語の音声を聴きながら、それを真似して発音する方法です。
リスニングパート全て、必ずシャドーイングを行いましょう。発音できない音は聴き取れないので、リスニングパートの点数をアップさせるために非常に有益な方法です。さらに、リーディングパート、特に、パート7などもシャドーイングを取り入れることで読解スピードを上げることができます。
TOEIC教材は「解く」ものではなく「使う」ものとして、スコアアップのためにどんどん活用していきましょう。
6-2. 苦手なパートを把握する
TOEICの予想問題を解いて、自分の苦手なパートを把握しましょう。
TOEICのスコアアップにおいては、いかに苦手なパートの点数を伸ばすかが鍵になってきます。伸び代が少ないパートに時間をかけるより、伸び代が大きいパートに時間をかけた方がスコアアップにつながりやすいからです。
予想問題を解いて、採点をすることで「パート2の正答率が悪い」「パート5の正答率が悪い」など、自分の苦手分野が見えてくることでしょう。
さらに、そのパートの中でもどのような問題が特に苦手なのかを見極め、重点的に対策を行うことをおすすめします。そうすることで、効率的にスコアを伸ばしていくことができるでしょう。
6-3. 本番と同じ時間で解いてみる
本番と同じ時間で、予想問題を通して解いてみるようにしましょう。
TOEICは2時間で200問という非常に長丁場な試験であるため、通して解くことで色々なことが見えてきます。
例えば、リスニング45分とパート5、パート6を終えた後、かなり疲れた状態でパート7に入らなければならないことに気がつくかもしれません。他にも、パート3やパート4を通して解いていくとリズムが崩れてしまうことに気づく人もいるでしょう。
このように、2時間通して解くことでしか分からない弱点をどうやって改善するのかを考えることが、早急なスコアアップを実現するためには大切なのです。
7. TOEICの予想問題を解く際の注意点
公式問題集や市販のTOEIC予想問題集を解く際の注意点について押さえておきましょう!
- 英語の基礎力に自信がなければ単語や文法から勉強する
- 使う教材を決めたらあれこれ手を出さない
7-1. 英語の基礎力に自信がなければ単語や文法から勉強する
もし、英語の基礎力に自信がないのであれば、予想問題を通して解くより、単語や文法の勉強から始めることをおすすめします。
英語の基礎力がないというのは、具体的には、中学英語の単語や文法すら覚えていないという人を指します。また、「TOEIC試験を通して解こうとしたところ難しすぎて全然分からない」という人も、一旦予想問題を解くのをやめて、単語や文法などの英語の基礎を固めることから始めた方が賢明でしょう。
英語の基礎力がない場合には、予想問題を解いたとしても「何も聞けない」「文法も何も分からない」ことが多く、あまりの難しさに心が折れてしまう人もいるからです。
上記のような人は、最初は単語や文法の基礎をある程度習得し、次にパートごとに問題を解き、最後に2時間通して問題を解いてみるなど、段階的にTOEICの問題に慣れていくことをおすすめします。
7-2. 使う教材を決めたらあれこれ手を出さない
TOEICの教材で何を使うかを1度決めたら、その後、あれこれ他の教材に手を出すのはやめましょう。
魅力的な教材はたくさんあり、色々な教材に手を出すことでスコアアップするような気がするかもしれませんが、そんなことはありません。
たくさんの教材に手を出しても、全てが中途半端になってしまうため、大抵はスコアアップにつながらないという結果になってしまいます。
そこで、TOEICの教材においてはいくつかに絞った上で、何度も繰り返し解くなど、使い倒すことをおすすめします。
8. みんな「みんチャレ」でTOEICの勉強を続けている!
ここまでは、TOEICの過去問に近い問題を確認する方法やおすすめの参考書、アプリ、サイトなどTOEICの過去問を探している人に役立つ情報を網羅的に解説してきました。
この章では、さらにの点数を伸ばすために、学習を習慣化する方法についてご紹介します。
TOEICの点数を伸ばすためには学習を習慣化して継続することが大切です。
ドイツの心理学者エビングハウスによると、人は期間があくと物事をどんどん忘れてしまうので、なるべく短い期間での学習が効果的であると考えられます。間をあけずに繰り返し学習を行う事で、すぐに忘れてしまう短期記憶から、記憶に長く残る長期記憶に移行することができるからです。
例えば、週末に3時間勉強するよりも、毎日30分ずつ勉強した方が効果的なのです。
しかし、「学業や仕事が忙しくて1人ではなかなか勉強が続かない」「スコアアップまで時間がかかりそうだから途中で挫折してしまうかも」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その際、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながらTOEICの勉強を頑張ることで、モチベーションを維持し、英語の学習を習慣化できたという方がたくさんいます。
漫画「ドラゴン桜2」でも、習慣化を促す最強のアプリとして紹介されています。
※「みんチャレが紹介された78限目、79限目から一部の話を公開中!みんチャレが習慣化を促すのに最適な理由とは…!?
以下ではみんチャレを使ってTOEICの点数Upに成功した方の声を紹介します。
TOEIC 940点獲得 / 英検1級に合格!
元々完全な三日坊主でしたが、効率的な勉強方法や、学習における複利効果をみんチャレに教えてもらいました。勉強を続けられたのはチームメンバーにチャレンジを見てもらえる喜びが大きかったからです。また、努力や苦労話を共有できることや、特に英語学習のチームでは、同じ目標に向かって一緒に目指している一体感があるのがよかったと思っています。
みんチャレは習慣化で人生がかわる、Google Map、LINEと並ぶ最強かつ必須のアプリです。
TOEIC 880点獲得 / 英検準1級に合格!
同じ目標を持つ仲間とお互いに日々の勉強内容を共有し、励まし合いながら続けることが刺激となって、1人で取り組んでいた時よりも学習のモチベーションを維持することができています。
さらに、自分の知らなかった教材や勉強方法を教えてもらい、その効果(結果)も参考になるので、みんチャレが良い情報交換の場としても役立っています。
この先では、みんながみんチャレを使って勉強の習慣化に成功している理由と、おすすめの使い方を紹介します。
8-1. 勉強が続く理由① 同じ目標の仲間がいる環境に身を置くことができる
みんチャレを使うと、アプリ上で同じ目標を持つ仲間がいる環境に身を置き、TOEICの勉強を一緒に楽しく続けることができます。
勉強はひとりで頑張っていても、「サボっちゃおう」とふと思った瞬間に挫折しがちです。
しかし、同じく頑張っている仲間にみられていることで、「自分もやらなければ」といいプレッシャーを感じることができます。
例えば漫画「ドラゴン桜2」によると、進学校の生徒が勉強ができるのは、周りが勉強する環境に身を置くからだと紹介されています。
みんチャレでは、同じ目標を持つ仲間と匿名(※)で5人1組でチームを組み、チームの仲間に、毎日頑張った証拠写真を報告したり、コメントやスタンプなどで励まし合いながら勉強に取り組みます。
アプリを使って同じ目標を持つ仲間がいる環境に身を置くだけでなく、自分の頑張りをチームのメンバーから褒めてもらったり、時には弱音を吐いての辛さを共有したり、情報交換しながら取り組むことで、毎日楽しく勉強を続けることができるのです。
みんチャレには、TOEICスコアアップや英検合格を目指すチーム、英単語を覚える、英会話をする、や英字新聞を読むチームなど、英語学習に関する様々なチームがあります。
周りに同じ目標の友人がいない方でも、アプリ上で自分と同じ習慣を身につけたい仲間と簡単に出会い、一緒に勉強する環境に身を置くことができます。
※知り合い同士でチームを組むことも可能です
8-2. 勉強が続く理由② 勉強方法について情報交換ができる
みんチャレでは毎日の勉強の報告以外に、情報交換を通して、自分と同じ目標を持つ人が行っているリアルな学習方法や、効果的な学習方法を知ることができます。
ユーザーからは例えば
「仲間から教えてもらった学習法を取り入れることで、さらに学習の効果を高めることができた」
「効率的な勉強法や目安とするテキストの周回数などを共有することができてとても参考になった」
「他の人がどのように目標設定して学習しているかなどは参考になりますし、時には自分では気づけなかった教材やWebサイトなどについても知ることができることも刺激になった」
という声が上がっています。
8-3. 目標点数が近いチームに参加するだけで勉強が続く!
8-3-1. 目標点数や試験日が近いチームに参加しよう
みんチャレを使って勉強の習慣を身につけ、TOEICの点数をUpさせるためには自分と目標点数の近い人が集まるチームに参加しましょう。
みんチャレでは、自分の境遇や目標が近い人と一緒に取り組んだ方が習慣化の効果が高いことが分かっています。
前述した通り、みんチャレでは同じ状況・属性の人と気持ちを共感しながらよりリアルな情報をやりとりしながら一緒に勉強を頑張ることができるので、
例えば、
- TOEIC680点を目指し隊
- TOEIC800点突破
- 今年中にTOEIC600
など、チーム名に目標点数や試験日が記載されているチームに参加してみましょう。
8-3-2. 早起きチームも組み合わせて学習効果を高めよう
また、より学習の効果を高めたい方は「早起き」チャレンジのチームにも参加し、組み合わせて習慣化することがおすすめです。
早起きを習慣化すると、
- 朝に勉強する時間を作ることができる
- イレギュラーな差し込みが夜より少なく時間が固定できる
- 次の予定があって、区切りがあるのでその時間内で集中して取り組むことができる
などの効果があるからです。
みんチャレでTOEIC900点以上や英検1級を目指す人の22%は早起きチームにも参加しているなど、うまく活用している人は早起きのチャレンジも組み合わせています。
おすすめのチームは、以下のような勉強をするために早起きをするチームです。
9. まとめ
本記事では、TOEICの過去問についてまとめました。
結論から言うと、TOEICの過去問は日本国内では公表されていません。TOEICを運営している協会が一切のTOEIC問題の情報漏洩を禁止しているからです。
ただ、下記のような方法で、限りなく過去問に近い問題を確認することが可能です。
- 公式問題集を過去問がわりに利用する
- 市販のTOEIC予想問題集を過去問がわりに利用する
- TOEIC対策のためのアプリを過去問がわりに利用する
- 無料サイトで予想問題を解く
- 韓国で出版されている過去問を手に入れる
TOEIC初心者の人は、市販のTOEIC予想問題集か、TOEIC対策のためのアプリを利用することをおすすめします。
TOEIC中級者や上級者の人は、上記の方法に加えて、公式問題集や韓国で出版されている過去問をやってみるのもひとつの方法でしょう。
どちらにしても、それぞれの方法ごとにメリット・デメリット・向いている人がいるため、自分に合った教材を見つけてくださいね。
本記事が、自分に合った「TOEICの過去問の代わりになる教材」を選ぶ際に参考になれば幸いです。
また、「TOEICの勉強が続けられるか不安」「スコアアップまで時間がかかりそうだから途中で挫折してしまうかも」と悩む人は、『みんチャレ』アプリを活用してみましょう。
同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながらTOEICの勉強を頑張ることで、「仲間が頑張っているから自分も頑張ろう」という気持ちになるため、簡単にTOEICの勉強を継続することができるでしょう。
TOEICで高得点を取得するためには、長い時間がかかります。途中で挫折してしまうことを防ぐためにも『みんチャレ』アプリで仲間を探し、勉強時間を報告しあうなどして、勉強を習慣化してしまいましょう!