TOEICリスニングの基礎知識とスコアを効率的に伸ばす対策を解説

「TOEICのリスニングってどんな問題が出るの?」
「TOEICのリスニングの点数配分や問題数は?」
「TOEICのリスニングの点数を上げるための対策は?」

 
など、あなたは今、TOEICのリスニングについて詳しく知りたいと考えていませんか?
 
TOEICのリスニングはパート1からパート4まであり、音声に従って全部で100問を45分で解く形になっています。次から次へ音声が流れていくので、本番で慌てないよう事前にしっかりと準備をして挑む必要があります。
 
また、TOEICを受けようと考えている人の中には、学生時代に文法やリーディング(長文読解など)を中心に学習をしてきたことから、リスニングに苦手意識を持っている人も多いかもしれません。
 
しかし、実は、TOEICにおいては、リーディングよりリスニングの方が点数を取りやすく、かつ、リスニングの方が点数を伸ばしやすいと言われているのです。
 
そのため、現時点でリスニングに苦手意識を持っていたとしても、正しい方法で勉強を進めていけば、確実にリスニングパートにおける点数を伸ばしていくことができます。
 
本記事では、

  • TOEICのリスニング基礎知識|問題構成、点数配分、勉強時間
  • TOEICのリスニングで点数が取れない理由
  • TOEICのリスニングで点数を伸ばすための対策
  • 【レベル別】TOEICのリスニング対策でやるべきことまとめ
  • TOEICリスニングで確実に点数を伸ばす!おすすめ教材

など、TOEICリスニングに関する基礎知識や対策など、あなたが疑問に感じる全てのことについて解説していきます。
 
本記事を読むことで、TOEICのリスニングに関する基礎知識を理解した上で、効率のよい勉強方法を取り入れ、リスニングの点数を伸ばしていくことができるでしょう。


目次

1. TOEICのリスニング基礎知識|問題構成、点数配分、勉強時間

 
TOEICリスニングパートにおける特徴や点数配分、勉強時間などの基礎知識について解説していきます。

  • TOEICリスニングの問題構成と特徴
  • TOEICリスニングの点数配分
  • TOEICリスニングの点数を上げるために必要な勉強時間
  • リーディングよりリスニングの方が点数が取りやすい。

上記の点について、すでに知っているという人は2章「2.TOEICのリスニングで点数が取れない理由」から確認してくださいね。

1-1. TOEICリスニングの問題構成と特徴

まずは、TOEICリスニングの問題構成と特徴について押さえておきましょう。
 
TOEIC本番はリスニングパートから始まり、下記のような順番で進んでいきます。

パート1写真描写問題 6問
1枚の写真につき4つの短い説明文が1度だけ放送される。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。
パート2応答問題 25問
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。
パート3会話問題 39問
2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。
パート4説明文問題 30問
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。

参考:テストの形式と構成|IIBC
 
簡単にまとめると、1文程度の短文を聞いて解答していくのがパート1とパート2、数行の長文の英語を聞いて解答していくのがパート3とパート4です。
 
一見、パート3とパート4の方が聞く英文の量が多くて難しいように感じるかもしれませんが、実は、パート1やパート2に苦手意識を持つ人も多いです。
 
なぜなら、パート3やパート4の長文は少し単語を聞き逃したとしても、他の箇所が聞き取れれば全体的な意味を推測することが可能ですが、パート1やパート2は、1つの単語を聞き逃すことが致命的なミスにつながるからです。

1-2. TOEICリスニングの点数配分

「TOEICリスニングの点数はどのように決まるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
 
まず、TOEICの点数配分に関しては、リスニングもリーディングもそれぞれ、5点から495点の点数がつけられ、満点は990点になります。

 最低スコア最高スコア
リスニングパート5495
リーディングパート5点495点
TOEIC全体10点990点

TOEICの点数は、単純に1問5点として加算されていく仕組みではなく、統計的な処理を加えられて点数が決められています。この具体的な統計的処理がどのようなものかは分かっていないのですが、TOEIC試験の難易度が変わっても、個人の英語の実力を正確に示せるよう調整が加えられているようです。
 
つまり、毎回の試験の難易度によって、正答率と点数の関係は変わってくるので、点数を予測することが難しいです。
 
一応、採点のための予測表も存在しますが、とりあえずは「リスニング5割正解できたら、点数も約5割」「8割正解できたら点数も約8割」という考え方を目安に目標を立て、勉強を進めていくようにしましょう。

1-3. TOEICリスニングの点数を上げるために必要な勉強時間

TOEICリスニングの点数を上げるために必要な勉強時間が気になる人も多いことでしょう。結論から言うと、TOEICスコア100点アップのために必要な勉強時間は200時間から300時間と言われています。
 
もちろん、そもそもの英語の基礎力や留学経験などによって大きく左右されるため、個人差が大きく、一概に言うのは難しいです。ただ、一般的には上記の勉強時間が必要と言われているので、ひとつの目安として、勉強スケジュールを立てていきましょう。
 
例えば、リスニングとリーディング、それぞれ50点ずつ伸ばすことを目標とする場合、リスニングだけで100時間の勉強時間が必要になります。そうすると、1日1時間をリスニング勉強に当てて、3ヶ月程度はかかるとして、スケジュールを組んでいく形になります。
 
TOEICの点数を伸ばすために必要な勉強時間について詳しく知りたい場合には、下記の記事もあわせて参考にしてみてくださいね。

TOEICの勉強時間はどれくらい必要?目標点数別の勉強時間と対策
TOEICの勉強時間はどれくらい必要?目標点数別の勉強時間と対策

 

1-4. リーディングよりリスニングの方が点数が取りやすい

実は、TOEIC試験においては、リーディングよりリスニングの方が点数が取りやすいと言われています。
 
そもそも平均スコアもリスニングの方が高くなる傾向にありますし、多くの人の経験談などからもリスニングの点数の方が伸びやすいことが分かっています。
 
理由としては、下記のようなことが考えられるでしょう。

  • リスニングの方が単語や文法が簡単な傾向にある
  • 1度リスニングのコツを掴んだ後の成長が速い
  • パート1やパート2など短文の正答率を上げる対策がしやすい。

リスニングには苦手意識を持っている人も多いかもしれませんが、正しく勉強を進めていけば間違いなく点数は伸びていくので、安心してくださいね!


2. TOEICのリスニングで点数が取れない理由

 
TOEICのリスニングで点数が取れない理由について解説していきます。

  • 単語や文法などの基礎力がない
  • 単語の正しい発音を覚えていない
  • リエゾンに対応できていない
  • 英語のスピードについていけない
  • 本番にリズムが崩れてしまう

理由を知ることで対策が立てやすくなるので、必ず確認するようにしてくださいね。

2-1. 単語や文法などの基礎力がない

リスニングの点数が取れない理由として、圧倒的な英語の基礎力不足ということが考えられます。
 
知らない単語が多ければ英文を理解できるはずはないですし、文法を知らなければいくら単語を知っていたとしても英文を1回聞いただけで瞬時に内容を理解するのは難しいです。
 
「TOEICで点数を取りたい!」という人の中には、いきなり予想問題に手をつけて挫折したり、とにかく問題をひたすら解いたりするだけの人がいるのですが、まずは、土台となる英語の基礎を固めることが大切です。
 

原因対策
単語と文法の基礎力がない3-1.TOEIC頻出単語の習得
3-2.文法力を磨く

2-2. 単語の正しい発音を覚えていない

単語の正しい発音を覚えていないというのも、リスニングの点数が取れない理由のひとつでしょう。
 
学校教育ではリーディングと文法を中心に授業が進められてきたこともあり、単語の正しい発音を覚えていないという人は非常に多いです。
 
例えば、TOEIC頻出単語の中に、「aisle」という「通路」を意味する単語があり、飛行機予約のシチュエーションなどで、「aisle seat or window seat?(廊下側の席と窓側の席どちらがいいですか?)」と使われてます。
 
ただ、この「aisle」の読み方は、「アイル」なのですが、「アイスル」と読んでいる人や、「単語を見て意味は浮かぶけど、正しい発音で読めない」という人が多くいることでしょう。そのような人たちは、リスニングで「aisle」という単語を聞いても正しく意味を掴むことができません。
 
このように、たとえ、学生時代に英語が得意だったという人でも、正しい発音を理解していないがゆえに、リスニングの点数が上がらないということがあるのです。

原因対策
単語の正しい発音を理解していない3-3.ディグテーション
3-4.シャドーイング

2-3. リエゾンに対応できていない

実は、単語の正しい発音を理解していても、文章になると途端に聞こえなくなることがあり、それは、英語ではリエゾンが頻繁に起こるからなのです。
 
リエゾンとは、単語と単語をつなげて発音することで、音が変化することを意味します。例えば、「good luck」という単語は、ひとつつずつ読むと「グッド・ラック」ですが、発音される時には「グッラッ(ク)」と読まれ、形が変わっていることが分かるでしょう。
 
英語では、このようなことが頻繁に起きるため、ひとつひとつの単語の発音を習得していたとしても、英文で一気に読まれると分からなくなるという事態が起こるのです。
 
リエゾンには一応決まったルールがあるのですが、そちらを覚えるより、多くのリスニング教材を音読してパターンを掴んでいくほうが効率の良い習得方法と言えるでしょう。

原因対策
リエゾンに対応していない3-3.ディグテーション
3-4.シャドーイング

2-4. 英語のスピードについていけない

英語のスピードについていけないというのも、リスニングの点数が上がらないひとつの原因です。
 
おそらく初めてTOEICのリスニングパートの音声を聞いた人のほとんどは「速すぎて何を言っているか分からない」と感じることでしょう。
 
これは、英文を聞いた時に無意識に日本語に訳しているために感じることです。頭の中で日本語に訳していると、訳し終える前に次の英文が読まれていくため、全体の内容を掴めなくなってしまうのです。
 
TOEICリスニングの英語スピードについていくためには、英語を英語のまま理解する能力を身につけることが大切になります。

原因対策
英語のスピードについていけない3-4.シャドーイング
3-5.予想問題を繰り返し解く

2-5. 本番にリズムが崩れてしまう

リスニングの点数が上がらない原因として、本番にリズムが崩れてしまうことも考えられます。
 
TOEIC本番では始まったばかりで緊張感が残る中、突然リスニングが始まるようなイメージを持ってみてください。そんな中、パート1とパート2では短文が次から次へと発音され、どんどん問題が流れていくのです。
 
この怒涛のリスニングパートの流れに焦って、パニックに陥ってしまう人は少なくありません。
 
そこで、本番のリスニングパートをうまくこなすために「分からない問題が出た時にどうするか」「設問を事前に読むかどうするか」など、事前に色々決めておく必要があるのです。

原因対策
本番にリズムが崩れてしまう3-5.予想問題を繰り返し解く
6.TOEICリスニングの本番で点数を取るために注意すること

3. TOEICリスニングで点数を伸ばすための具体的な対策


TOEICのリスニングで点数を伸ばすための下記対策について紹介していきます。

    • TOEIC頻出単語の習得
    • 文法力を磨く
    • ディクテーション
    • シャドーイング
    • 予想問題を繰り返し解く

3-1. TOEIC頻出単語の習得

TOEICのリスニングで点数を伸ばすためには、TOEIC頻出単語を習得することが大切です。やはり、英単語を覚えていなければ聞こえてくる英文の内容を理解することはできないので、必須のステップと言えるでしょう。
 
特にTOEICに挑戦する人に意識して欲しいのが、正しい発音で英単語を習得するという点です。
 
長文読解問題などのリーディングパートにおいては、英単語の形が分かっていれば意味を理解できますが、リスニングでは発音を覚えていなければ内容は理解できません。
 
そのため、TOEIC必須単語をまとめた参考書を利用し、音声を聞いて発音を確認しながら、単語の意味を覚えるようにしてください。参考書ではなく、TOEIC対策アプリを利用するのもおすすめです。
 
参考書でおすすめなのは、下記の「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」になります。600点、730点、860点、990点とレベル別にやるべき単語が分かれているため、目標スコアの単語を確実に覚えていきましょう。

出典:Amazon
 

3-2. 文法力を磨く

TOEICのリスニングで点数を伸ばすためには、文法力を磨くことも大切です。
 
「リスニングで文法の勉強は必要?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、文法の基礎がなければ、次から次へと流れていく英文全体の意味を理解することは難しいです
 
英語と日本語の語順は異なり、文章を構成するルールも違うため、英文を素早く理解するためには、基本的な文法知識は欠かせないのです。
 
そこで、TOEIC頻出単語を覚えながら、文法力を磨く努力をすることをおすすめします。
 
まず、「文法が全く分からない」「中学英語すら苦手」という人は、一通りの文法が確認できる薄い参考書を使って勉強を進めていきましょう。
 
一方で、中学英語は一通り理解しているものの、「接続詞が苦手」「動名詞が苦手」など、苦手分野や記憶にない分野がある場合には、そこを重点的に勉強することをおすすめします。

3-3. ディグテーション

リスニングで高得点を取りたいのであれば、ディクテーションという勉強方法を取り入れることをおすすめします。
 
ディクテーションとは、音声を聞いて、聞こえてきた英文全てをノートなどに書き写していく作業のことを指します。
 
試してみると分かりますが、1語も聞き逃せない上に、あやふやな単語や言い回しを流すことができないため、驚くほどリスニングの実力が上がります。
 
特にパート1やパート2は短い英文を聞いて解答する形式のもので、1つの単語の聞き逃しが正答率を下げることにつながってしまうので、ディクテーションを行うことで聞き逃しの回数を減らしていくことをおすすめします。
 
ディクテーションは確かに時間もかかり、面倒くさいと感じる人も多いかもしれませんが、漫然と問題をたくさん解いているだけでは、一向にリスニングの点数は伸びないでしょう。
 
結局は、時間がかかるように思えても、ディクテーションを行い、英語の実力を身につけていくことが、点数アップの近道と言えるのです。

3-4. シャドーイング

リスニングの点数を上げるため、シャドーイングを必ず取り入れるようにしましょう。
 
「シャドーイング」とは英語の音声を聴きながら、音声を真似して発音する方法です。英語の音声を「影(shadow)」のように追いかけるために「シャドーイング」と呼ばれています。
 
英語で話す経験があまりない人にとっては、少し難しいと感じるかもしれないので、最初は、とにかく音声スピードについていくことを意識して行ってみましょう。
 
慣れてきたら、イントネーションやアクセントも含めて真似するよう心がけ、読みながら内容が理解できるようになるまで練習を積み重ねてみてください。
 
シャドーイングを行うことで、正しい発音やリエゾンを習得するだけでなく、英文を英語のままスピーディーに理解する能力を培うことができます
 
特にパート3やパート4は、ディクテーションを行うと時間がかかってしまうので、シャドーイングで対応すると良いでしょう。
 
1文につき、最低20回はシャドーイングを行うようにし、それでも理解できなければ、もっと回数をこなしてみてください。コツコツ積み上げていくことで、必ず結果につながってきます。

3-5. 予想問題を繰り返し解く

TOEICリスニングの点数を上げる秘訣として、最後に、予想問題を繰り返し解くようにしましょう。
 
予想問題を解くことが大切であるのは、全ての資格試験に共通したことでもあり、本番の問題に慣れるために取り入れるべき勉強方法であることに異論はないでしょう。
 
ただ、TOEICでは、同じパターンの問題が繰り返し出題されるという傾向があることから、何度も予想問題を解くことが非常に重要であると言われているのです。
 
例えば、TOEICのリスニング問題では、飛行機などの乗り物が遅れるシチュエーションがよく出題されるのですが、使われる単語や問われるポイントはどうしても似てくる傾向にあります。
 
もちろん、全く同じ問題が出題されることはありませんが、ある程度の出題傾向を掴むだけでも、格段に問題に対応しやすくなり、点数アップにつながりやすくなるのです。
 
これらのことから、1冊の予想問題を何度も解くことで、TOEICリスニングにおける頻出単語や頻出のシチュエーション、問われるポイントやパターンを身につけ、リスニングパートの点数アップにつなげていきましょう。


4. 【レベル別】TOEICのリスニング対策でやるべきことまとめ

 
TOEICリスニングの点数を伸ばすための対策をお伝えしましたが、ここからは、「TOEICスコアのレベル別、重点的に行うべき対策」について解説していきます。

初級者(600点未満)
  • TOEIC頻出単語のインプット
  • 文法力をつける
  • パートごとに問題を解く
中級者(600点以上800点未満)
  • 苦手分野を重点的に行う
  • ディクテーションとシャドーイングを繰り返し行う
上級者(800点以上)
  • 何度も問題を解いて100%の正答率に近づけていく
  • 上級者向け参考書を利用する

4-1. 初級者【600点未満】

TOEIC600点未満の人は、単語力不足と文法の基礎力不足がある上に、リスニングに圧倒的に慣れていない状況であると考えられます。リスニング単体の点数は495点中、300点未満で、6割以下の正答率です。
 
そのため、TOEIC600点未満の人がやるべきこととしては、基礎力を身につけることになります。まずは、TOEIC頻出単語を正しい発音を意識してコツコツと覚えていくことから始めましょう。
 
また、文法に関してもあやふやな部分が多いと思うので、中学英語の文法からやり直しすることをおすすめします。もし、ある程度文法を理解しているようなら、文法の中でも苦手分野の復習を進めていきましょう。
 
さらに、英語を聞くことにも慣れていないので、パートごとに問題を解いて、それぞれの形式に慣れていくようにしましょう。
 
それぞれのパートにおいてリスニングの練習を行う際には、「これ以上聞いても分からない」というくらい、何度も何度も音声を聞いてみてください。その後に解答を確認し、聞き取れなかった箇所を特定することを繰り返せば、徐々にリスニング能力がついてきます。
 
さらに、ディクテーションやシャドーイングを繰り返し行い、リスニングの基礎力をコツコツと積み上げていきましょう。

4-2. 中級者【600点以上800点未満】

TOEIC600点以上800点未満の中級者の人は、単語と文法の基礎力は十分で、ある程度のリスニング能力は備わっている状況です。リスニング単体の点数は350点から400点程度であるため、正答率は7割から8割です。
 
中級者がやるべきことは、苦手分野を重点的に勉強していくということです。
 
例えば、「パート3とパート4は解きやすいけど、パート2は苦手」「パート3の会話文は得意だけどパート4のスピーチが苦手」など人それぞれ苦手とする分野は異なるので、苦手分野を克服して点数を伸ばしていきましょう。
 
具体的には、パート1やパート2が苦手であればディクテーションを行い、パート3とパート4が苦手であればシャドーイングを何度も行うことで、点数を伸ばすことができます。

4-3. 上級者【800点以上】

TOEIC800点以上の上級者においては、基礎力、リスニング能力ともにすでに高い水準にあります。リスニング単体の点数は495点中、400点から495点なので、正答率は8割から9割です。
 
ここまでくると、苦手分野なども克服しており、パート1からパート4まで、全体的に高得点を取得していることでしょう。
 
そのため、やるべきこととしては、予想問題を何度も解いて、正答率を100%に近づけていくことだけです。予想問題集を解いていても、ほとんど正解できるので、間違えた部分だけディクテーションやシャドーイングを繰り返し行いましょう。
 
また、上級者向けの参考書を1冊購入し、上級者がつまずきやすい点を繰り返し確認すれば、効率よく点数を満点に近づけていくことができますよ。


5. TOEICリスニングで確実に点数を伸ばす!おすすめ教材

 
TOEICのリスニングで高得点を取るために利用すべきおすすめ教材について紹介していきます。

  • 初級者(600点未満)の人におすすめの教材
  • 中級者(600点以上800点未満)の人におすすめの教材
  • 上級者(800点以上)の人におすすめの教材

5-1. 初級者(600点未満)の人におすすめの教材

スタディサプリ・TOEIC® L&R TEST対策コース

TOEIC600点未満の人がリスニングの点数を伸ばしたいのであれば、1番にこちらの教材をおすすめします。
 
特に、どの教材を使っていいか分からないという人、参考書よりアプリの方が教材として使いやすいと感じている人は、スタディサプリを選択すれば間違いないです。
 
TOEIC試験20回分相当の演習問題がアプリに収録されているという問題数の多さはもちろんのこと、問題ごとにディクテーションやシャドーイングができるようになっているため、確実にリスニングスキルを上げることができます。
 
また、TOEICカリスマ講師の関先生が、勉強方法や解答テクニックなどを詳細に解説している動画も充実しており、初級者の人にとっては非常に親切なアプリと言えます。
 
こちらのアプリだけで、TOEICスコアを300点以上伸ばした人も多くいます。無料体験もできるので、ぜひ試しに使ってみてくださいね。
 
スタディサプリについて詳しく知りたい人はこちらをご参照ください。

世界一わかりやすいTOEIC L & Rテストの授業シリーズ

出典:Amazon
 
アプリより参考書で勉強したいという人には、こちらがおすすめです。
 
先ほど紹介したスタディサプリで講師を勤めている関先生が、TOEICリスニングの特徴や解き方、リスニングパートのスコアを上げるための秘訣を丁寧に解説してくれています。
 
解説が非常に分かりやすいため、リスニングに強い苦手意識を持っている人でも取り組みやすく、確実にスコアアップにつなげることができます。

5-2. 中級者(600点以上800点未満)の人におすすめの教材

abceed・AI英語教材


中級者向けTOEIC対策教材として「abceed」アプリを利用してみてはいかがでしょうか。
 
「abceed」は200冊以上のTOEIC対策本をアプリ上で利用することができる英語教材です。
 
つまり、人気も実力もある参考書を活用し、たくさんの問題を解くことで、リスニングのスコアを伸ばしていけるということです。
 
また、AIが次から次へと最適な問題を出してくれるシステムにもなっており、出題された問題を解いているだけで、自然と苦手分野を克服することができるようになっています。
 
中級者は「abceed」のアプリを利用して多くの問題に触れて、苦手項目を克服していくことで、効率よくスコアを伸ばしていくことをおすすめします。
 
abceedについて詳しく知りたい人はこちらをご参照ください。

TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3


出典:Amazon
 
中級者の人は、ある程度のリスニングの基礎力は備わっているので、本番に近い良質な問題をたくさん解くことが大切で、そのために役立つのが上記参考書になります。
 
TOEIC満点講師が厳選したリスニング100問が5セットも用意されており、解き進めることであらゆるタイプの問題に対応できるような実力が備えられます。
 
正解を導くための手順と考え方が丁寧に説明されているので、全ての問題に対して理論的に理解して習得できるため、応用問題への対応もできるようになるでしょう。

5-3. 上級者(800点以上)の人におすすめの教材

TOEIC(R) L & Rテスト990点攻略 改訂版


出典:Amazon
 
TOEIC800点以上を取得している多くの人は、リスニングですでに8割から9割の点数を取得しているため、あとは、問題を何度も解くことで、正答率を100%に近づけていくことが大切です。
 
上記参考書においては、難易度の高い問題やTOEIC800点以上の人でも落としてしまう問題に絞って出題されており、もちろん、丁寧な解説もついています。
 
そのため、確かな実力を身につけながら、本番で難易度の高い問題に解答できるようなスキルを効率よく得ることができ、最速で満点取得に近づくことができるのです。

公式問題集


出典:Amazon
 
TOEIC800点以上取得している人は、公式問題集を利用して満点を目指すのもおすすめです。
 
公式問題集は、TOEICの問題を作成しているETSという機関が、本番のテストと全く同じプロセスで制作したものであるため、限りなくTOEICの過去問に近い問題が収録されていると考えてよいです。
 
解説がシンプルなので初級者には分かりにくいものの、上級者であれば、自分で間違った理由についても理解できるので問題はないでしょう。
 
公式問題集を何度も繰り返し解くことで、難易度の高い問題にも対応できるようになり、さらなるスコアアップが期待できます。


6. TOEICリスニングの本番で点数を取るために注意すること


TOEICリスニングの本番で点数を取るために注意すべきことをまとめました。知っているだけで点数が伸びることも多いので、必ず確認しておきましょう。

  • いきなり始まるので心の準備をしておこう
  • 切り替えが大切であると押さえておこう
  • 先読みを行ってテンポよく問題を解いていこう

6-1. いきなり始まるので心の準備をしておこう

 TOEIC試験のリスニングは、いきなり始まるので、心の準備をしておくようにしましょう。
 
TOEICを受験したことがある人なら分かると思いますが、TOEICリスニングでは、ディスクリプション(説明)を読んだあとに、パート1の候補の英文がすぐに発音されます。
 
緊張している中だと、「急に本番が始まった」という感覚になり、パニックに陥ってしまう人が多いです。
 
そこで、事前に本番を想定した練習をしておき、「リスニングはいきなり始まるんだ」といった心の準備をしておくと、本番で慌てることなく問題に取り組めます。

6-2. 切り替えが大切であると押さえておこう

本番のTOEICリスニングでなるべく点数を落とさないために大切なのは、切り替えです。
 
リスニングパートにおいては、容赦無くどんどんと問題が読まれていくため、前の問題にこだわっている時間はありません。いつまでも前の問題を考えていたら、次の問題を聞き逃し、正解できる問題もできなくなってしまうでしょう。
 
TOEIC本番では、「分からない問題は諦める!」と決めておき、気持ちを切り替えて次から次へと問題を解いていくことが大切です。

6-3. 先読みを行ってテンポよく問題を解いていこう

パート3とパート4については、設問が問題用紙に印刷されているので、先読みを行うことが大切です。
 
具体的な先読みの方法としては、下記の通りです。

  1. 説明文が読まれている間に問1の設問3つに目を通す
  2. 1の英文を、先読みした設問を意識しながら聞く
  3. 設問12が読まれている間に設問3まで解き終える
  4. 設問3が読み上げられ、問題を解く時間として確保されている15秒の間に問2の設問全てに目を通す

上記、リズムをしっかりと守ることで、設問を意識して英文を聞けるようになり、正答率がアップするので、ぜひ試してみてくださいね。


7. まとめ

本記事では、

  • TOEICのリスニング基礎知識|問題構成、点数配分、勉強時間
  • TOEICのリスニングで点数が取れない理由
  • TOEICのリスニングで点数を伸ばすための対策
  • 【レベル別】TOEICのリスニング対策でやるべきことまとめ
  • TOEICリスニングで確実に点数を伸ばす!おすすめ教材

について解説しました。
 
TOEICのリスニングで点数が取れない理由としては、下記のような問題が考えられます。

  • 単語の正しい発音を覚えていない
  • リエゾンに対応できていない
  • 英語のスピードについていけない
  • 本番にリズムが崩れてしまう

全ての原因において、対策を講じることができ、ディクテーションやシャドーイングなどの勉強方法を取り入れることで、必ずリスニングのスコアは伸びていきます。
 
TOEICリスニングの点数を効率よく伸ばすための具体的な対策やおすすめの教材は、本文を参考にしてみてくださいね。

 

 

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