「TOEICって時間が足りないって聞くけど本当?」
「TOEICの時間配分は事前に考えておくべき?」
「どんな時間配分にすればスコアアップにつながるの?」
など、あなたは今、TOEICの時間配分について知りたいと考えていませんか?
TOEICの時間配分について事前に考えることは非常に重要です。
なぜなら、事前に時間配分について考えずにTOEICに挑んだ多くの人が「最後まで終わらなかった」「時間配分がうまくいかずに高得点が取れなかった」と、あとで後悔する羽目になっているからです。
前半のリスニングパート(45分)に関しては、音声と共に問題を解いていくのであまり時間配分という概念はないですが、リーディングパート(75分)では時間配分を適切に行うことがTOEICスコアの鍵を握っていると言ってもいいでしょう。
一般的に、リーディングパートの理想的な時間配分は下記のようになります。
パート5(文法問題) 30問 | 10分 |
パート6(長文穴埋め問題) 16問 | 10分 |
パート7(長文読解問題) 54問 | 55分 |
ただ、TOEICの理想的な時間配分を知っても、「そもそもどうして時間配分って重要なの?」「どうやって解き進めていけば時間管理が上手くできるの?」「事前にどんな準備をすればいいの?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。
そこで、本記事では、
- TOEICのリーディングにおいて時間配分が重要である理由
- TOEICリーディングパートの時間配分について詳しく解説
- TOEICのリーディングで多くの問題を終わらせるための対策
- TOEICリーディングをスピードアップさせるおすすめ教材
- TOEIC当日、時間配分をうまく行うために注意すべき点
など、TOEICの時間配分に関して疑問に思うこと全てについて分かりやすくまとめました。
本記事を読むことで、TOEICの時間配分の大切さや時間配分を適切に行うための具体的なテクニックについて理解し、本番、焦ることなく試験に挑むことができるようになるでしょう。
また、TOEICの点数を伸ばすためには日頃の学習を習慣化して継続することが大切です。
その際、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながら頑張ることで、モチベーションを維持することができたという方がたくさんいます。
実際にみんチャレを使ってTOEICのスコアを伸ばすことに成功した方にインタビューしていますので、以下の記事を参考にしてみてください。
目次
1. TOEICのリーディングにおいて時間配分が重要である理由
TOEICのリーディングにおいて時間配分が重要と言われているのは、時間管理がスコアに大きな影響を与えるからです。
上述した通り、前半のリスニングパート(45分)は、音声に従って問題を解いていく形になりますが、後半のリーディングパート(75分)に関しては、自分で時間管理をしていかなければなりません。
リスニングパート(全45分) | パート1(6問) | 音声に従って問題を解いていくので、自分で時間管理をすることはできない |
パート2(25問) | ||
パート3(39問) | ||
パート4(30問) | ||
リーディングパート(全75分) | パート5(30問) | 個人で時間配分を考える必要あり |
パート6(16問) | ||
パート7(54問) |
上記の通り、リーディングパートでは、パート5からパート7までの100問を75分で解き終えなければなりません。
難解な長文問題を含む100問を75分で解き終えるためには、かなりのスピード感が必要とされています。そのため、時間配分を考えずにTOEICに挑むと、多くの問題が解ききれずに残ってしまい、スコアに悪影響が出てしまうのです。
次章では、TOEICリーディングパートの時間配分の方法について詳しく紹介していきます。
2. TOEICリーディングパートの時間配分について詳しく解説
TOEICリーディングパートの時間配分について、理想的な時間配分や押さえておくべきポイントを下記の通りまとめました。
- パートごとの理想的な時間配分
- パート7に多くの時間を残すことが大切
- パート5から順番に解いていくのが王道
2-1. パートごとの理想的な時間配分
パートごとの理想的な時間配分は下記の通りです。
パート5(文法問題) 30問 | 10分 |
パート6(長文穴埋め問題) 16問 | 10分 |
パート7(長文読解問題) 54問 | 55分 |
あまりピンとこないかもしれないので、パートごとに詳しく解説していきます。
パート5
パート5は、文法問題です。短い1文の中に空欄があり、その中に入る正しい単語を4つの選択肢の中から選ぶ形になっています。
パート5に含まれる30問を10分で解くのが理想的な時間配分であるため、1問あたりの解答時間は20秒という計算になります。
英文の全体像を掴んだ後、正しい単語をスピーディーに選んでいかなければなりません。迷っている暇や考え込んでいる暇は1秒もないでしょう。
パート5の文法に関しては、粘って考えたとしても正しい答えが導ける類のものではないので、分からない問題は諦めてどんどん問題を解き進めていくことが大切です。
パート6
パート6は、長文穴埋め問題です。4から5行程度の求人広告などの文章を読んで、空欄に入る正しい単語や文章を選ぶ問題が出題されます。
基本的に長文は4つのテーマに分けられており、1テーマあたり4問の問いに答えていく形になります。つまり、ひとつの長文を、2分30秒で終わらせる必要があります。
パート6は、パート5や7と比べて比較的易しい問題が出題されやすいので、確実に正解を選びつつも、なるべく時間を短縮できるように準備しておくことが大切です。
パート7
パート7は、長文読解問題です。ニュース記事やメールなど英語の長文を読んで、問題に答えていきます。
パート7においては、54問を55分で解く必要があるため、1問あたりの解答時間は約1分という計算です。
一見余裕があるように思えるかもしれませんが、実は、パート7は厳密には、「シングルパッセージ」「ダブルパッセージ」「トリプルパッセージ」の3つの種類に分けることができ、後半になるに連れて難易度が高くなっていきます。
【パート7の構成】
問題数 | 出題内容例 | |
シングルパッセージ (長文が1つ) | 1文×10:29問 | ニュース記事、チャットのやり取り |
ダブルパッセージ (長文が2つ) | 2文×2:10問 | 送信メールと返信メール |
トリプルパッセージ (長文が3つ) | 3文×3:15問 | 求人広告と応募者からのメールとその返信 |
ダブルパッセージやトリプルパッセージは、英文の量がどうしても多いため、シングルパッセージに比べると難しいと感じる人が多いでしょう。
実際にパート7を解いてみると、1問1分で解答するためにはかなりのスピード感が求められることが分かり、パート7全体で見ても「55分で全部終わらせるのは難しい」と感じる人が大半でしょう。
2-2. パート7に多くの時間を残すことが重要
TOEICのリーディングパートの時間配分においては、パート7に多くの時間を残すことが非常に重要になります。
前項で解説した通り、パート7は最初はシングルパッセージから始まり、最終的には文書が3つのトリプルパッセージを解くことになる、非常にボリュームの多いパートです。
そして、パート7はTOEIC高得点の人でも苦手パートと感じることが多いTOEIC最難関パートであり、実際に、55分という時間内で余裕を持って問題を解き終えられる人はほとんどいないでしょう。
そのため、このように負担の大きいパート7にどれだけ多くの時間を残せるかどうかが、TOEICスコアの鍵を握っているのです。
パート7の理想の時間配分として、一般的には55分と言われていますが、上述の通り、55分では「時間が足りない」と感じる人が多いでしょう。
そのため、パート5、6をより早く終わらせて、55分以上の時間をパート7に残すことを目標に準備を進めていくことをおすすめします。
2-3. パート5から順番に解いていくことが王道
TOEICのリーディングパートでは、時間配分を守りながら、パート5から順に解いていくことをおすすめします。
「パート7はTOEICの中でも最難関パート」という話をしたため、「じゃあ、パート7から解けばいいのでは?」と考えた人もいるかもしれません。確かにそのようなテクニックもあります。
ただ、パート5やパート6は、一瞬で解ける易しい問題も多く含まれているため、こちらを後回しにするというのはあまり得策ではないでしょう。例えば、「パート7に時間を使いすぎてしまい、パート5やパート6の分かる問題に手をつけられなかった」となってしまうのは非常にもったいないからです。
そのため、結局は、パート5とパート6で分かる問題、易しい問題を確実に素早く回答した後に、パート7の問題を解いていくというのが、王道の方法と言えます。
とはいえ、どの順番でリーディングパートを解いていくかは、人それぞれになります。例えば、高得点取得者の中には、下記のような順番で解いている人もいます。
- パート7のトリプルパッセージから解いている人
1番の難関なので、リーディングが始まったばかりの集中力があるうちにパート7のトリプルパッセージを解いて、次にダブルパッセージ、シングルパッセージ、そして、パート7が終わったらパート5とパート6を順番に解くという方法
- パート7のシングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパッセージの最初の数問から解く
各パッセージの最初の方が簡単な傾向にあるため、簡単な問題を確実に解くため変則的に回答
ただ、王道以外の方法を模索するのは、800点前後の高得点になり、自分の苦手箇所などがはっきりしてからでも遅くはないでしょう。
順番通りに解答しない場合、マークシートミスをする可能性が高くなるというデメリットもあるため、TOEIC初心者の方は、パート5から順番に解いて、時間管理をしっかりしていくようにしてくださいね。
3. TOEICのリーディングで多くの問題を終わらせるための対策
TOEICのリーディングパートにおいては、スピードが勝負であることをお伝えしてきました。
ただ、「何を勉強すれば問題を速く解けるようになるの?」「長文読解のスピードをあげるにはどうしたらいいの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
そこで、本章では、TOEICのリーディングで多くの問題を素早く終わらせるための対策・勉強方法について紹介していきます。
- TOEIC頻出単語の強化
- 文法を完璧にする
- 正確に英文を精読する練習
- シャドーイングで読むスピードを上げる
- 本番同様の形式での練習
- TOEIC出題問題のパターンを押さえる
3-1. TOEIC頻出単語の強化
TOEICのリーディングパートで多くの問題を終わらせるためには、まず、TOEICの頻出単語を覚える必要があります。
パート5の文法問題にしてもパート7の長文問題にしても「知らない単語が多い」状態では、スピーディーに問題を解き進めることはできないでしょう。
そのため、英単語を覚えることは必須なのですが、TOEICには、試験で頻繁に出題される頻出単語というものが存在します。
TOEICで効率よく点数を取るためには、これらTOEIC頻出単語を覚えることが大切であるため、TOEIC専用の単語帳やTOEIC対策のアプリなどを活用して、英単語の強化をしていきましょう。
英単語を効率よく暗記するポイントは、短期間に同じ単語に何度も触れることです。
例えば、1週間で100単語覚えると決めたら、必ず毎日100単語を素早くチェックしていきましょう。おそらく1日あたり、20分程度しかかからないと思われますが、4日目5日目になるとかなり単語を暗記できているはずです。
また、TOEICにおいては、英単語を見て、すぐに単語の意味が浮かぶレベルの単語力が必要になります。
「確かこの単語は〜という意味だったような」と考えている時間はないため、英単語を見てパッと意味が思い浮かぶ状態になるよう準備しておきましょう。
3-2. 文法を完璧にする
単語を強化した後は、文法をしっかりと頭に入れ込みましょう。「英語の勉強=文法」というイメージを持つ人も多いと思いますが、その通りです。
パート5は直接的に文法問題がでるため、強化しておくことで点数アップにつながるのはもちろんのこと、パート6やパート7で素早く英文を理解するためにも文法は欠かせません。
また、実は、リスニングパートにおいても、正確に意味を聞き取るため、さらに、試験用紙に書かれた英文の問いを瞬時に理解するため、文法を理解していなければ始まらないのです。
文法の勉強方法としては、苦手な分野を重点的に参考書などで確認するところから始めていきましょう。全く文法が分からないという人は、中学レベルの文法を学べる教材を利用することをおすすめします。
文法に関するおすすめの教材は4章「4.TOEICリーディングのスピードを上げるためのおすすめ教材」で紹介します。
3-3. 正確に英文を精読する練習
単語と文法がある程度頭に入ったら、パート7の長文読解問題の対策として、正確に英文を精読する練習を行いましょう。精読とは、英文を最初から最後までしっかり読んで、内容を理解していくことを指します。
パート7の解き方としては、スキャニングと呼ばれる「英文を全て読まずに、問題に答えるために必要な箇所だけピックアップして読む」という方法をすすめる人もいますが、高得点を目指すのであれば精読の練習をするのが王道と言えます。
多くの満点保持者やTOEIC専門家がパート7の精読をすすめていますし、最初から英文を全部読まないテクニックばかりを磨いても、英語能力の底上げにはつながらないからです。
そのため、まずは時間を気にせず、正確に英文を理解する「精読」の力を磨いていきましょう。
3-4. シャドーイングで読むスピードを上げる
パート7の長文を正確に精読できるようになったあとは、シャドーイングを行い、読むスピードをあげていきましょう。
「シャドーイング」とは英語の音声を聴きながら、それを真似して発音する方法です。英語の音声を「影(shadow)」のように追いかけるために「シャドーイング」と呼ばれています。
読むスピードをあげるために大切なこととしては、「英文の返り読みをしないこと」「英語のまま理解すること」があげられます。パート7を時間内に全部解答するためには、英文ひとつひとつを、後ろから日本語にゆっくり訳している時間はないからです。
そのため、「シャドーイング」を行い、長文を頭から英語のまま理解する能力を身につけ、長文読解スピードをあげていくことがおすすめなのです。
リーディングパートも音声が付いている参考書を利用し、繰り返しシャドーイングを行ってみましょう。はっきりと発音しなくても、小さい声でブツブツ言うだけでも効果があるので、ぜひ試してみてくださいね。
3-5. 本番同様の形式での練習
最後に、本番同様の形式で問題を解く練習を行っていきましょう。
できれば2時間、リスニングとリーディングを通して問題解答を行う練習をした方がいいですが、せめてリーディングパートだけでも通して練習してみてください。
苦手なパートや項目が見えてくるはずなので、その後の学習において、重点的に勉強していくようにしましょう。
苦手なパート | 対策 |
パート5 |
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パート6 |
|
パート7 |
|
また、「自分が決めた時間配分通りに解答できているか」「全問終わらせることができるのか」「自分に合った解答順番はどうなのか」なども見極めながら、本番に向けて勉強を進めていきましょう。
3-6. TOEIC出題問題のパターンを押さえる
TOEICのリーディングパートで多くの問題を終わらせるためには、出題問題のパターンを押さえることも大切です。
実は、TOEICでは、出題問題のパターンというものが存在しており、それらを押さえることで、素早く問題を解けるようになってきます。
例えば、パート5は「品詞問題」「語彙問題」「文法問題」の大きく3つのパターンに分けられるのですが、品詞問題は単語の形を見るだけでいいので、練習を積めば5秒で解けるようになります。
他にも、パート7でよく出題される「求人広告」「ニュース記事」なども、何度も問題を解いているうちに、よく使われる表現に慣れ、問われるポイントを予測できるようになってきます。
TOEIC出題問題のパターンを押さえるためには、やはり、何度も予想問題を解くことが大切で、予想問題を解きながら、自然と身につけていくことが1番確実な方法と言えます。
4. TOEICリーディングのスピードを上げるためのおすすめ教材
TOEICのリーディングパートを解くスピードを上げるためのおすすめ教材を紹介します。
単語強化 |
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文法マスター |
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長文読解演習 |
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自分に合った参考書を数冊やれば十分なので、数を増やして、どれもこれも中途半端になるようなことがないよう気をつけましょう。
4-1. TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
出典:Amazon
上述した通り、TOEICリーディングパートの解答スピードを上げるには、基本となるTOEIC頻出単語の習得が不可欠になります。
そのため、「TOEICの単語を勉強するならコレ!」と言われているくらい人気も実力もある、上記参考書を利用して、しっかりとTOEIC頻出単語を強化していきましょう。
金のフレーズでは、600点、730点、860点、990点とレベル別にやるべき単語が分かれているため、自分のレベルに合わせて単語の暗記を行っていくことができます。
ただ単に単語を羅列しているのではなく、TOEICで出題されやすい例文やTOEIC裏話なども記載されており、とにかくこれ一冊をやり込めばTOEICの単語は完璧と言えます。
4-2. TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
出典:Amazon
TOEICリーディングパートの解答スピードを上げるためには、文法を完璧にすることが不可欠ですが、中学の文法から学び直したい人や文法が著しく苦手な人は、こちらの参考書をぜひ試してみてください。
「TOEIC300点や400点の人が使いやすい英文法の本がない」という悩みを解決するために作り出された参考書で、文法が苦手な人でも使いやすく、スコアアップにしっかりつながる参考書になっています。
本参考書をやり込むことで、TOEIC頻出の文法問題における基礎知識と解き方テクニックを理解し、文法の基礎力を身につけ、リーディングパートを素早く解けるようになるでしょう。
4-3. TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
出典:Amazon
中学英語の文法はある程度理解しているものの、「パート5の強化をしたい」「より素早くパート5を解けるようになりたい」「数多くの問題を解きたい」と考える人におすすめの参考書です。
あらゆる書店でTOEIC書籍売上NO1を獲得している、定番かつ人気の参考書で、1049問の問題が収録されています。
暗記させるのではなく、どのような問題が出たとしても通用する正解への道筋を丁寧に紹介してくれるので、パート5の問題を素早く正確に解答できるようになるのです。
4-4. 1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急
出典:Amazon
「パート5だけでなくパート6の対策も行いたい」「目標点数ごとに分けられた教材を使いたい」という人には、こちらの参考書がおすすめです。
TOEICを11年研究したカリスマ講師が作成したパート6にも対応した問題集。「絶対おさえるべき23題」「スピードを手に入れる19題」など、それぞれの特徴ごとに問題を分けて、丁寧に解説しています。
本書を解き進めることで、自然と文法問題のカテゴリーを分けられ、どのような問題が出ても素早く対応できるような実力を身に付けることができるでしょう!
4-5. 新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 7 読解)
出典:Amazon
「とにかく長文読解問題が苦手」「最後30問以上解答できずに残ってしまう」など、著しくパート7の長文読解問題が苦手な人は、ぜひこちらの参考書を試してみてください。
パート7の解答スピードを上げる訓練を行う前に、まずは、こちらで長文を理解する基礎力を身につけていきましょう。
本参考書では、TOEIC満点のカリスマ講師関先生がパート7を攻略するためのコツを含め、あらゆる視点から解答方法を紹介してくれているため、パート7の長文読解問題に苦手意識を持っている人でも必ずスピードアップとスコアアップにつなげることができます。
4-6. TOEIC® L&Rテスト精選模試 リーディング3
出典:Amazon
長文読解問題が著しく苦手という訳ではないものの「パート7の読解問題が時間内に全部終わらない」「長文を読むスピードをあげたい」という人におすすめの参考書です。
990点の講師陣が選び抜いた本番のあらゆるタイプの問題500問が収録されており、とにかくたくさんの問題を解いていく中で、スピードアップとスコアアップに直結する解答戦略を学ぶことができます。
5. TOEIC当日、時間配分をうまく行うために注意すべき点
TOEIC本番当日に時間配分をうまく行うために注意すべきことをまとめました。
- 当日の時間割を事前に確認しておく
- 自分のペースを守る
- スマホではなく腕時計が必要なので注意
- 何より切り替えが大切
TOEICリーディングパートの時間配分をしっかり決めて、素早く解答するための準備を整えたとしても、当日の予想外の出来事で、台無しになってしまうこともあります。
そうならないよう、当日に注意すべきことを必ず押さえておきましょう!
5-1. 当日の時間割を事前に確認しておく
当日の時間割を事前に確認し、時間管理ミスをしないようにしましょう。
現在、TOEIC試験は、午前と午後の部に分かれており、それぞれの試験時間は下記の通りです。
午前 | 10:20~12:20 |
午後 | 15:00~17:00 |
例えば、午前中に試験を受けるとしたら、リスニングはだいたい45分で終了するため、リーディングパートは11時05分からということになります。そして、パート7は11時20分辺りから開始することが目標になるでしょう。
このように、リーディングパートに入る前に「何時までにはパート5とパート6を終わらせる」「何時にはパート7入る」など具体的なシュミレーションをした上で、問題を解き始めましょう。
5-2. 自分のペースを守る
当日は、自分のペースを守ることに集中してください。
TOEIC本番では、家で1人で勉強している時とは違って、周囲に人がいる状況で問題を解いていきます。
時々、周囲の人がページをめくる音などに焦ってしまうこともあり、周囲の人が気になって自分のリズムが崩れてしまうという人がいます。
そうならないよう、自分のペースを守って問題を解き進めていくようにしましょう。
5-3. スマホではなく腕時計が必要なので注意
当日は、スマホではなく腕時計が必要なので注意しましょう。
本記事で何度も述べている通り、リーディングにおいては時間管理がうまくできたかそうでないかで、スコアに大きな影響を及ぼします。
そのため、当日、腕時計を忘れて自分で時間が管理できないとなると、大きなハンデを負うことになります。
必ず、腕時計を忘れないよう、前日の夜までに持ち物確認を済ませておくようにしましょう。
5-4. 何より切り替えが大切
当日の時間配分をうまく行うために1番大切なことは、切り替えです。
TOEIC本番では、必ず分からない問題、難解な問題と出会います。そこで、大切なのは、分からない問題はさっさと諦めて、次の問題に進むことです。
これは、高得点を取得している人でもなかなか難しいことではあるのですが、分からない問題に時間をかけることで、本来は分かる問題に着手できずに時間が終了してしまうことがあり、非常に勿体無いです。
後ろ髪を引かれるような気持ちになるかもしれませんが、切り替えていくことが大切です。
分からない問題はとにかくマークシートを塗りつぶし、最後までとにかく問題を解き、時間が余れば後から戻ってきてもう一度考えると決めておくことをおすすめします。
6. みんな「みんチャレ」でTOEICの勉強を続けている!
ここまでは、TOEICリーディングパート時間配分の大切さや、適切に行うための具体的なテクニックとしてについて、対策やおすすめの教材等について解説してきました。
この章では、さらにTOEICの点数を伸ばすために、学習を習慣化する方法についてご紹介します。
TOEICの点数を伸ばすためには学習を習慣化して継続することが大切です。
ドイツの心理学者エビングハウスによると、人は期間があくと物事をどんどん忘れてしまうので、なるべく短い期間での学習が効果的であると考えられます。間をあけずに繰り返し学習を行う事で、すぐに忘れてしまう短期記憶から、記憶に長く残る長期記憶に移行することができるからです。
例えば、週末に3時間勉強するよりも、毎日30分ずつ勉強した方が効果的なのです。
しかし、「学業や仕事が忙しくて1人ではなかなか勉強が続かない」「スコアアップまで時間がかかりそうだから途中で挫折してしまうかも」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その際、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながらTOEICの勉強を頑張ることで、モチベーションを維持し、英語の学習を習慣化できたという方がたくさんいます。
漫画「ドラゴン桜2」でも、習慣化を促す最強のアプリとして紹介されています。
※「みんチャレが紹介された78限目、79限目から一部の話を公開中!みんチャレが習慣化を促すのに最適な理由とは…!?
以下ではみんチャレを使ってTOEICの点数Upに成功した方の声を紹介します。
TOEIC 940点獲得 / 英検1級に合格!
元々完全な三日坊主でしたが、効率的な勉強方法や、学習における複利効果をみんチャレに教えてもらいました。勉強を続けられたのはチームメンバーにチャレンジを見てもらえる喜びが大きかったからです。また、努力や苦労話を共有できることや、特に英語学習のチームでは、同じ目標に向かって一緒に目指している一体感があるのがよかったと思っています。
みんチャレは習慣化で人生がかわる、Google Map、LINEと並ぶ最強かつ必須のアプリです。
TOEIC 880点獲得 / 英検準1級に合格!
同じ目標を持つ仲間とお互いに日々の勉強内容を共有し、励まし合いながら続けることが刺激となって、1人で取り組んでいた時よりも学習のモチベーションを維持することができています。
さらに、自分の知らなかった教材や勉強方法を教えてもらい、その効果(結果)も参考になるので、みんチャレが良い情報交換の場としても役立っています。
この先では、みんながみんチャレを使って勉強の習慣化に成功している理由と、おすすめの使い方を紹介します。
6-1. 勉強が続く理由① 同じ目標の仲間がいる環境に身を置くことができる
みんチャレを使うと、アプリ上で同じ目標を持つ仲間がいる環境に身を置き、TOEICの勉強を一緒に楽しく続けることができます。
勉強はひとりで頑張っていても、「サボっちゃおう」とふと思った瞬間に挫折しがちです。
しかし、同じく頑張っている仲間にみられていることで、「自分もやらなければ」といいプレッシャーを感じることができます。
例えば漫画「ドラゴン桜2」によると、進学校の生徒が勉強ができるのは、周りが勉強する環境に身を置くからだと紹介されています。
みんチャレでは、同じ目標を持つ仲間と匿名(※)で5人1組でチームを組み、チームの仲間に、毎日頑張った証拠写真を報告したり、コメントやスタンプなどで励まし合いながら勉強に取り組みます。
アプリを使って同じ目標を持つ仲間がいる環境に身を置くだけでなく、自分の頑張りをチームのメンバーから褒めてもらったり、時には弱音を吐いての辛さを共有したり、情報交換しながら取り組むことで、毎日楽しく勉強を続けることができるのです。
みんチャレには、TOEICスコアアップや英検合格を目指すチーム、英単語を覚える、英会話をする、や英字新聞を読むチームなど、英語学習に関する様々なチームがあります。
周りに同じ目標の友人がいない方でも、アプリ上で自分と同じ習慣を身につけたい仲間と簡単に出会い、一緒に勉強する環境に身を置くことができます。
※知り合い同士でチームを組むことも可能です
6-2. 勉強が続く理由② 勉強方法について情報交換ができる
みんチャレでは毎日の勉強の報告以外に、情報交換を通して、自分と同じ目標を持つ人が行っているリアルな学習方法や、効果的な学習方法を知ることができます。
ユーザーからは例えば
「仲間から教えてもらった学習法を取り入れることで、さらに学習の効果を高めることができた」
「効率的な勉強法や目安とするテキストの周回数などを共有することができてとても参考になった」
「他の人がどのように目標設定して学習しているかなどは参考になりますし、時には自分では気づけなかった教材やWebサイトなどについても知ることができることも刺激になった」
という声が上がっています。
6-3. 目標点数が近いチームに参加するだけで勉強が続く!
6-3-1. 目標点数や試験日が近いチームに参加しよう
みんチャレを使って勉強の習慣を身につけ、TOEICの点数をUpさせるためには自分と目標点数の近い人が集まるチームに参加しましょう。
みんチャレでは、自分の境遇や目標が近い人と一緒に取り組んだ方が習慣化の効果が高いことが分かっています。
前述した通り、みんチャレでは同じ状況・属性の人と気持ちを共感しながらよりリアルな情報をやりとりしながら一緒に勉強を頑張ることができるので、
例えば、
- TOEIC680点を目指し隊
- TOEIC800点突破
- 今年中にTOEIC600
など、チーム名に目標点数や試験日が記載されているチームに参加してみましょう。
6-3-2. 早起きチームも組み合わせて学習効果を高めよう
また、より学習の効果を高めたい方は「早起き」チャレンジのチームにも参加し、組み合わせて習慣化することがおすすめです。
早起きを習慣化すると、
- 朝に勉強する時間を作ることができる
- イレギュラーな差し込みが夜より少なく時間が固定できる
- 次の予定があって、区切りがあるのでその時間内で集中して取り組むことができる
などの効果があるからです。
みんチャレでTOEIC900点以上や英検1級を目指す人の22%は早起きチームにも参加しているなど、うまく活用している人は早起きのチャレンジも組み合わせています。
おすすめのチームは、以下のような勉強をするために早起きをするチームです。
7. まとめ
本記事では、TOEICの時間配分について解説しました。
リスニングパートは音声に従って進めていくしかありませんが、リーディングパートにおいては、パート5からパート7の100問を75分で解かなければならないので、時間配分をどうするかが非常に重要になります。
リーディングパートにおける理想的な時間配分は下記の通りです。
パート5(文法問題) 30問 | 10分 |
パート6(長文穴埋め問題) 16問 | 10分 |
パート7(長文読解問題) 54問 | 55分 |
ただ、パート7は長文読解問題と呼ばれる「TOEICで最も難関なパート」と言われているので、なるべくたくさんの時間を残したいところです。
そのため、パート5とパート6をより早く終わらせ、パート7に55分以上の時間残すことを目標に、準備を進めていきましょう。
本記事では他にも、パートごとの特徴や速く解くためのコツ、速く解くためにどのような勉強をしたらいいのかについても詳しく解説しています。
本記事を読むことで、TOEICの時間配分の大切さや理想の時間配分について理解し、TOEICの準備を進めていただけたなら幸いです。
また、TOEICの点数を伸ばすためには学習を習慣化して継続することが大切です。
習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながらTOEICの勉強を頑張ることで、モチベーションを維持し、英語の学習の習慣化に取り組んでみましょう。