「長時間の勉強ができない、集中することができない」
「どうして自分は長時間の勉強に取り組めないのだろうか」
「どうしたら長時間の勉強を続けられるのか知りたい」
など、あなたは今、長時間の勉強ができずに焦っていませんか?
周囲はすでに受験や試験モードになり、「自分だけ取り残されている」「このままじゃ合格できないかもしれない」と不安に思っている人も多いでしょう。
このまま何の対策も行わなければ、試験や受験でうまくいかないことが目に見えて分かっているので、至急対策を考えなければなりません。
実は、長時間勉強ができないというのには理由があり、意識を変えたり、ちょっとしたテクニックを駆使するだけで、勉強に向かう時間を増やすことができます。これは、ただ、知っているか知らないかだけの話で、誰でも実践することが可能です。
そこで、本記事では、
- 長時間勉強ができない理由
- 長時間勉強ができない理由ごとの具体的な対策
など、長時間勉強に集中できるようになるために大切なこと全てについて解説していきます。
本記事を読むことで、長時間の勉強ができない理由と対策を理解した上で、長時間勉強ができるようになることでしょう。
目次
1.長時間勉強ができない1番の理由は目的意識が弱いから
長時間の勉強ができない1番の理由である「目的意識が弱い」という点について解説していきます。
また、現在どれくらい勉強を頑張れるかが、将来に大きな影響を与える点についてもあわせて理解していただければ幸いです。
- 目的意識が弱いと長時間の勉強ができない
- 学歴はあなたの将来に大きな影響を与える
1-1.目的意識が弱いと長時間の勉強ができない
あなたが、「長時間勉強ができない」と悩んでいるのであれば、目的意識が弱いことが1番の原因です。
耳の痛い話ですが、「どうしても合格したい」という強い目的がある人は、長時間勉強ができないなどとはそもそも悩んではいません。また、将来どうしても叶えたい夢がある場合なども同様で、勉強に向かえないと悩むことは少ないでしょう。
つまり、試験や受験が迫っているにも関わらず「長時間の勉強ができない」と悩んでいる人は、将来のビジョンを描ききれていない可能性が高いです。心のどこかで試験や受験を軽んじている部分があるかもしれません。
そこで、まずは、試験や受験に向けた目的・目標をもう1度思い出してみましょう。試験や受験に合格することが大きな夢につながっているのであれば、その点についても整理することをおすすめします。
1-2.学歴はあなたの将来に大きな影響を与える
学歴はあなたの将来に大きな影響を与えるということをよく覚えておきましょう。
もし、前項を読んでも、自分なりの目的や夢がうまく描けない場合には、「いい生活がしたいから」「経済的に苦労したくないから」というような理由でもOKです。
現に、学歴と年収においては、当然ですが、相関関係があることが分かっているために、勉強時間を増やせば増やすほど、将来の生活水準が高くなると言っても過言ではないです。
【参考:学歴別にみた初任給】
大学卒 | 21万0200円 |
高専・短大卒 | 18万3900円 |
高校卒 | 16万7400円 |
出典:令和元年賃金構造基本統計調査結果|厚生労働省
上記の調査を見れば明らかに、学歴が高い方が高い年収を得られることが分かります。
上記の結果は大まかな学歴における結果ですが、大学の偏差値における給与格差も確実に存在していますし、就職の際に学歴で判断されることが全くないとは現段階では言い切れません。
例えば、東京大学出身者の30歳における平均年収が800万円程度である一方で、偏差値が平均的な大学では500万円程度であるというデータもあり、大きな差があります。
このように、社会人になると学歴が助けてくれることも足を引っ張ることもあるのです。
学生時代にはピンと来ないことかもしれませんが、多くの大人が「もっと勉強しておけばよかった」と後悔しているのです。
自分が進学する大学、就職する企業によって付き合う人も変わってくるため、今勉強するかしないかというのは、あなたが思っている以上に人生の大きな分岐点となるものと心に刻んでおくことをおすすめします。
2.長時間勉強ができないその他の理由
前項で少し厳しい話をさせてもらいましたが、「大学にどうしても合格したい」といった目的意識がしっかりあっても、なかなか勉強に取りかかれない、集中力が続かないということもあるでしょう。
そこで、目的意識が弱いという以外の「長時間勉強ができない」理由についても解説していきます。
- モチベーションが上がらない
- 気が散ってすぐに集中力が切れる
- 疲れてしまう、体力がない
- 勉強が楽しくない
それぞれの悩みに対応した解決策は次章以降で解説しています。まずは、自分がどのパターンに当たるのか確認してみましょう。
2-1.モチベーションが上がらない
長時間勉強ができない理由として、モチベーションが上がらないということがあげられます。人によっては「やる気が出ない」と表現されることもあるでしょう。
実際のところ、毎日モチベーションが高い状態をキープできることは稀であって、朝起きた際に「今日はやる気がないなぁ」と感じる日があるのは人間であれば当然のことです。
また、ずっと勉強していると飽きてしまい、途中でモチベーションを失ってしまうという人もいるかもしれません。
しかし、モチベーションは、ちょっとした工夫で刺激することが可能です。例えば、小さな目標を立てて達成感を感じる、場所や教科を変える、といったテクニックを意識的に使えば、モチベーションを高めることができます。
モチベーションを高める方法について、詳しくは、3章「3.【モチベーションが上がらない人へ】長時間勉強できるようになるコツ」で紹介します。
2-2.気が散ってすぐに集中力が切れる
長時間勉強ができない理由として、気が散ってすぐに集中力が途切れるということがあげられます。
「よし始めるぞ!」と勉強に取りかかれるものの、気がつくとインターネット検索やSNSに没頭して時間が経過してしまっているという人はこのパターンに当たります。
人間の脳はそもそも気が散りやすいようにできているため、なるべく長く集中して勉強できるように環境を整えるなどの工夫が必要です。
気が散ってすぐに集中力が途切れてしまい、長時間勉強ができないという人に対しては、4章「4.【気が散ってすぐに集中力が途切れる人へ】長時間勉強できるようになるためのコツ」で詳しく対策について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2-3.疲れてしまう、体力がない
長時間勉強ができない理由として、疲れてしまうということがあげられます。
例えば、3〜4時間の勉強はできるのに、5時間以上になると体が疲れてしまう、だるくなってしまう、眠くなって集中できない、というような場合がこのパターンに当たります。
勉強は激しい運動などとは異なり、座って行うものなので見過ごしがちですが、脳のエネルギーを大きく消費して体力を奪っていくため、体を整えることが非常に大切になります。
なるべく長く勉強を続けるため、食生活や睡眠を整えたり、休憩をこまめにとったりなどの工夫が必要です。
具体的な対策については、5章「5.【体力がない人へ】長時間勉強できるようになるためのコツ」で紹介しています。
2-4.勉強が楽しくない
長時間勉強ができない理由として、勉強が楽しくないということがあげられます。
「ゲームやSNSは何時間でもできるのに、勉強だけは長時間できない」というのは勉強自体が楽しくない、苦痛な行為だと考えている人が多いからでしょう。
ただ、実際には、勉強が楽しくて仕方がなく、何時間でも続けられるという人もいます。そのような人が長時間勉強を続けられるのは、勉強にゲーム性を持ち込んだりすることで、楽しさを作り出しているからと言えるでしょう。
例えば、「試験の順位がどんどんと上がっていくのが楽しくて勉強にハマった」「ライバルと競争することで勉強への意欲が変わった」という人は多くいますが、いずれにしても勉強を楽しいものへと変えていることが分かります。
勉強を楽しいものにする方法について、詳しくは、6章「6.【勉強が楽しくない人へ】長時間勉強できるようになるためのコツ」で紹介していきます
3.【モチベーションが上がらない人へ】長時間勉強できるようになるコツ
「モチベーションが上がらない」「やる気が出ない」という人が長時間勉強できるようになる下記のコツについて紹介していきます。
- 小さな目標を立てるようにする
- とにかく勉強を始める
- 勉強する場所を変える
- 長時間の勉強を習慣化する
ひとつひとつ解説していきますね。
3-1.小さな目標を立てるようにする
モチベーションが上がらないという人は、小さな目標を立てるようにしましょう。
試験や受験まで時間がある場合、目標が遠すぎて現実感や緊迫感を持つことができず、勉強に集中できないということがあるかもしれません。
そこで、週単位や月単位で小さな目標を設定することをおすすめします。
遠い目標より、近い目標の方がプレッシャーを感じられる上に、目標をクリアすることで達成感を得られます。
「1年後に10キロ痩せる」という目標より「1ヶ月で2キロ痩せる」という目標の方が行動に移しやすく達成しやすいのと同様、小さな目標を設定することで、勉強へのモチベーションを保つことができるのです。
例えば、下記のように小さな目標を立ててみてはいかがでしょうか。
- 1ヶ月後までに過去問で合格基準の6割の点数を取れるようになる
- 来月の模擬試験で順位を100番あげる
- 毎日3時間の勉強を1週間続ける
- テキスト20Pを1週間以内に終わらせる
上記のような小さな目標を短いスパンで組み込み、自分で自分のやる気を刺激してあげましょう。
「目標をどうやって立てていいか分からない」と悩む場合には、下記の記事を参考にしてみてください。
3-2.とにかく勉強を始める
モチベーションが上がらないという人は、とにかく勉強を始めてしまうということが大切です。なぜなら、誰でも勉強し始めが1番億劫で、モチベーションが低いからです。
全ての「やりたくないこと」全般に言えるのですが、人はやりたくないことから本質的に逃げようとします。そのため、勉強に関しても「体調が悪いかも」「まだ時間があるし」などと、言い訳をして、勉強開始までに時間がかかってしまうのです。
しかし、実は、勉強を始めてしまえば「作業興奮」と呼ばれる作用が働いて、やる気の源となるドーパミンと呼ばれるホルモンが分泌されます。そのため、一旦始めてしまえばその後は意外とすんなり勉強に集中できるのです。
「勉強を始める」の具体的な作業としては、「問題集を開いて問題を1問やる」「テキストを1ページ読む」「ノートを見返す」などがあげられます。
脳は、とにかく勉強に取りかかれさえすれば、自然とやる気がでるような作りになっているため、私たちがすべきことは、勉強をスムーズに始めるための工夫をすることになります。
例えば、図書館やカフェに行く、最初だけ好きな音楽を聴きながらやる、勉強後に予定を入れてやらざるを得ない状況にする、など色々な方法があります。自分に合った方法をぜひ取り入れてみてくださいね。
勉強をスムーズに
始めるためのアイデア
- 「今日は数学だけでOK」など勉強のハードルを下げる
- 勉強する前に好きな音楽を聴く
- カフェなどに行ってやらざるを得ない状況を作る
- 好きな教科、得意な教科から始める
3-3.勉強する場所を変える
モチベーションが上がらないという人は、勉強する場所を変えることがおすすめです。
例えば、カフェは身銭を切ることもあって勉強への集中スイッチが入りやすく、また、適度なざわめきがあるので、自分の部屋で勉強するより集中できるという人もいるでしょう。
実は、自宅での勉強は誘惑が多く、「ちょっと漫画を読んでから」「そういえばTVで見たいものがあったような」など、勉強以外の物に気が向いてしまいやすいです。
このように「自宅だとなかなか勉強を始められない」「気が散って集中力が切れてしまう」という人は多いでしょう。
一方で、カフェや図書館であれば、勉強しかやることがない上に、周囲に人がいて適度に監視されている状況を意図的に作ることができるため、勉強に取り掛かりやすいです。
これらのことから、モチベーションがなかなか上がらない、やる気がないという人は、勉強する場所をかえてみることをおすすめします。
3-4.長時間の勉強を習慣化する
モチベーションが上がらないという人は、長時間の勉強を習慣化してしまいましょう。
ここまで、モチベーションを高めるための色々なテクニックを紹介してきましたが、短期的にはモチベーションのみで長時間の勉強を頑張れたとしても、長い期間の継続は難しいです。
やはり、長期間、勉強を続けていくためには、モチベーションに頼るのではなく、習慣化することが大切になります。習慣化することによって、モチベーションが高い日も低い日も勉強を進めることができるからです。
一般的に習慣化に必要な期間は、18日〜254日(平均66日)というロンドン大学の研究結果が出ているため、習慣化まで2ヶ月程度は時間がかかると考えておきましょう。
習慣化するまではモチベーションを高めるテクニックを駆使して勉強を続けてみてください。その後、習慣化さえしてしまえば、大きな労力を使うことなく勉強に取りかかることができるようになるでしょう。
習慣化について詳しく知りたい場合には、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
4.【気が散って集中力が途切れる人へ】長時間勉強できるようになるコツ
「勉強は始められるけど気が散ってすぐに集中力が途切れてしまう」という人に向けて、長時間勉強ができるようになるためのコツについて紹介していきます。
- スマホと距離を置く
- ポモドーロテクニックを活用する
- 気になることを書き出す
人は新しい刺激を求めるようになっているため、勉強中に気が散るのはある意味当然のことです。ここで紹介するテクニックを使って対策しましょう。
4-1.スマホと距離を置く
気が散ってすぐに集中力が途切れてしまうという人は、スマホと距離を置くようにしましょう。
現在のところ、スマホは、人々の集中力を奪っている1番のツールと言っても過言ではないでしょう。
多くの人がスマホの通知やSNSに集中力を邪魔されており、もちろん勉強においても大きな敵となっています。
「ちょっとスマホを見るだけ」「通知がきたから視線を送っただけ」というちょっとした行動だとしても、脳は勉強からスマホへと意識を切り替えており、無駄なエネルギーを使っています。
そして、また勉強に戻る際には、スマホから勉強へ脳の意識を切り替える必要があり、再び集中するまでには数分から數十分かかることが分かっています。
勉強中にスマホに意識を取られることが、いかに無駄なエネルギーと時間を消費しているか分かっていただけたことでしょう。
勉強中は、スマホは目に見えない場所、例えば机やカバンの中にしまっておくようにしてください。
どうしても近くに置いておくことが必要という場合でも、最低限裏返しにして置いておき、画面の通知などが目に入らないようにすることをおすすめします。
4-2.ポモドーロテクニックを活用する
気が散ってすぐに集中力が途切れてしまうという人は、ポモドーロテクニックを利用してみましょう。
ポモドーロテクニックとは、1980年代にフランチェスコ・シリロによって開発された方法で、25分の作業と5分の休憩を4回繰り返したのちに、長い休憩をとるという作業テクニックのことです。
そもそも人は2時間も3時間も集中し続けることはできないため、ポモドーロテクニックを利用して短い時間の集中と休憩を繰り返すことで、効率よく作業を進められると言われています。
また、「これから3時間集中して勉強する」と考えるより「これから25分だけ集中して勉強する」と考えた方が勉強に取り掛かりやすくなるというメリットもあります。
実際に、「なかなか勉強に集中できない」と悩んでいた人が、ポモドーロテクニックを利用して勉強時間を増やすことができたという例も多くあるため、試しに取り入れてみてはいかがでしょうか。
注意点としては、25分の集中期間の間には、スマホやメール受信、Google検索などをしないことです。
YouTubeにはポモドーロテクニックに対応している動画や音楽があるので、適宜利用してみると良いでしょう。
4-3.気になることを書き出す
勉強中に気が散るものとして、1番にあげられるのはスマホですが、自分の内的要因によって気が散ることもあります。
例えば、「好きなアーティストのTV出演いつだっけ?」や「今度、友達と行く場所について調べなくちゃ」などと勉強以外のことが頭に思い浮かび、そのままインターネット検索をしてしまい、勉強が中断されてしまうというパターンのことです。
勉強の途中で頭に思い浮かんでくる雑念に頻繁に付き合っていたら、長時間、勉強に集中することは不可能でしょう。
そこで、勉強中に頭の中に気掛かりなことが思い浮かんだら、とりあえず、ノートなどに記録しておくことをおすすめします。
頭の中から出すだけでも脳の負担を減らせる上に、ノートにメモした後は、すぐに勉強に戻れるので集中力もさほど邪魔されません。
ノートに書き出したことは、休憩時間などに処理するようにしましょう。
5.【体力がない人へ】長時間勉強できるようになるためのコツ
「疲れてしまう」「体がだるくなってしまう」など、単純に体力不足や疲れによって長時間勉強ができない人に向けたテクニックを紹介していきます。
- 休憩をこまめに取る
- 「パワーナップ」で効率良く脳を休める
- 運動を取り入れる
- 食事に気をつける
5-1.休憩をこまめに取る
「すぐ疲れてしまう」ことが原因で長時間勉強ができない人は、休憩をこまめに取るよう心がけてみてください。
勉強中は座っているだけなので疲れにくいと考えている人もいるかもしれませんが、脳では大きなエネルギーを消費しているため、1日中勉強すれば当然疲弊します。
そのため、なるべく「疲れる前に休む」ということを心がけましょう。長時間の登山やマラソンを最後まで完走するためには適切な休憩が必要なように、長時間勉強する際にも早めに休憩することが大切なのです。
ただ、休憩中にSNSを見ることはあまりおすすめできません。なぜなら、SNSやゲームでは脳のエネルギーを消費してしまうので、適切な休憩とは言えないからです。
そのため、休憩中には目をつぶる、深呼吸をする、軽く歩くなどの行動をおすすめします。
5-2.「パワーナップ」で効率良く脳を休める
長時間の勉強を集中して行うため、パワーナップを積極的に取り入れてみましょう。
パワーナップはGoogleなど大手の企業も取り入れている脳のリフレッシュ方法で、10分から30分程度の昼寝を挟むことで、その後の集中力がアップすることが分かってきています。
人によっては、「寝る時間がもったいない」と感じる人もいるかもしれませんが、疲れた脳でダラダラ勉強を続けるより、思い切って昼寝をして、スッキリした脳で勉強をした方が効率的です。
そのため、長時間勉強を行っている際に疲れを感じたら、10分から30分程度のパワーナップを挟んで、体力と脳の回復をはかりましょう。
5-3.運動を取り入れる
「勉強しているとだるくなる」「疲れてしまう」と感じ、長時間の勉強ができないという人は、運動を取り入れるようにすると良いでしょう。
運動は基礎体力をつけるというだけでなく、実は、学習と非常に相性がよく、集中力や記憶力アップに効果的であることが分かってきています。
例えば、勉強前の10分間、ウォーキングをすることで記憶が定着しやすくなることや、朝のウォーキングによって脳の機能が向上することなどが研究から分かってきているのです。
歩くことによって体の血流だけでなく、脳の血流もよくなり活性化されることが、運動が脳へいい影響を与える理由ではないかと考えられています。
これらのことから、疲れてしまって集中できないままダラダラ勉強するくらいであれば、外を歩いてきてリフレッシュした体と頭で再び勉強した方が効率が良いと言えるでしょう。
5-4.食事に気をつける
「すぐ疲れてしまう」ことが原因で、長時間勉強ができないようであれば、食事に気をつけることも大切です。
言うまでもなく、人は食べることでエネルギーを作っているため、極端に食べる量が少なかったり、栄養が大きく偏っていたりする場合には、体に不調がでてしまうでしょう。体が整わないと、勉強を始めてもすぐに疲れてしまうかもしれません。
そのため、炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく取れる食事を行うよう心がけましょう。無理なダイエットなども受験中には控えた方が賢明です。
また、集中力に悪い影響を与えたくない人は、高GIの食材を摂ると眠くなってしまうので、低GIの食材を選択するようにすることをおすすめします。
代表的な低GIの食品
- 玄米
- そば
- 全粒粉パスタ
- 全粒粉パン
6.【勉強が楽しくない人へ】長時間勉強できるようになるためのコツ
「勉強が楽しくない」ことが理由で長時間勉強ができないという人に向けたコツを紹介していきます。
- 記録をすることで達成感を得る
- クイズ形式で勉強を進めていく
- 勉強仲間を作る
6-1.記録をすることで達成感を得る
勉強を楽しいものにするための工夫として、記録をすることがあげられます。
例えば、毎日の勉強記録を手帳やカレンダーに記録すれば、自分の頑張りを可視化できるため、達成感を得ることができるでしょう。
記録することがきっかけで、勉強にのめり込むことができる人も多いそうです。
さらに、「1週間、目標時間以上に勉強ができたら欲しいものを購入する!」のように報酬を用意すると、よりゲーム性が増し、勉強に楽しさを見いだすことができるでしょう。
6-2.クイズ形式で勉強を進めていく
長時間の勉強を楽しいものにするために、クイズ形式で勉強を進めていくことを考えてみましょう。
クイズ番組を楽しいと感じるのは、ゲーム性があるからで、これを勉強にも取り入れてみると言うことです。
例えば、どうしても記憶できない箇所を「〜の公式はなんでしょう?」「〜武将の背策はなんでしょう?」などクイズ形式にして自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。
友人とクイズの出し合いをすれば、さらに楽しさを感じられ、記憶の定着率も高まることでしょう。
他にも、タイムプレッシャーなど、短い時間で多くの問題を解くといったゲームを自分に課してみるのもおすすめです。達成できたら、前項同様に報酬を用意しておくと、より勉強に楽しさを感じられることでしょう。
どちらにしても、「勉強はつまらない」と最初から諦めるのではなく、自分なりに楽しく勉強を続けられる方法を考えることが大切です。
6-3.勉強仲間を作る
「勉強が楽しくない」と悩む人は、勉強仲間を作ってみると良いでしょう。
一緒に勉強したり、分からない問題を教えあったりする仲間がいるだけで、勉強が一気に楽しいものに変わります。
できれば身近に同じように長時間の勉強をしている仲間を作ると、切磋琢磨し合いながら、自然と勉強時間を増やすことができるでしょう。
もし、身近に長時間勉強をしている仲間を作れないようであれば、『みんチャレ』アプリを利用することをおすすめします。『みんチャレ』では同じ目的を持った仲間を見つけることができ、励まし合うことで、目的を達成することができるアプリです。
『みんチャレ』について、詳しくは次章「7.みんチャレを利用してみんなで長時間勉強を行おう!」で紹介します。
7.みんチャレを利用してみんなで長時間勉強を行おう!
「長時間の勉強ができない」と悩んでいる人は、『みんチャレ』アプリを活用してみてはいかがでしょうか。
『みんチャレ』とは、新しい習慣を身につけたい人が匿名で5人1組のチームを組み、チャットで励まし合いながら習慣を継続する三日坊主防止アプリです。
『みんチャレ』アプリでは、あなたと同じく、長時間の勉強を習慣化したいと考えている仲間に会うことができます。
仲間と報告し合い、励まし合い、悩みを相談し合うことで、ひとりで頑張るより、長時間勉強を続けやすくなることでしょう。興味のある方はぜひアプリをダウンロードしてみてくださいね!
8.まとめ
本記事では、
- 長時間勉強ができない理由
- 長時間勉強ができない理由ごとの具体的な対策
について紹介しました。
長時間勉強ができない1番の理由は、目的意識が弱いからであるため、自分の将来像や勉強の目的、夢を今一度思い出してみることをおすすめします。
また、目的意識が弱い以外の理由としては、
- モチベーションが上がらない
- 気が散ってすぐに集中力が切れる
- 勉強が楽しくない
- 疲れてしまう、体力がない
ということがあげられます。
それぞれの理由ごとの具体的な対策は、本文中で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
本記事を読むことで、長時間勉強するためのテクニックを理解し、長時間勉強ができるようになれば幸いです。
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