「英語を話せるようになるのは難しい?」
「英語を話せるようになるには留学しないと難しい?」
「英語を話せるようになるには何をすればいい?」
など、あなたは今、英語を話せるようになりたいと考えていませんか?
ただ、「英語を話せるようになるのは簡単じゃない」「留学しないと難しい」といった厳しい声を聞くことも多く、それでは勉強する前から嫌になってしまいますよね。
しかし、実は、英語を話すことは難しくないのです。
なぜなら、ほとんどの人は、高校生までに英単語や文法の基礎を勉強しているため、簡単な英文を使って、外国の人とコミュニケーションをとることは可能だからです。
多くの人は、「英語を話す」ことを難しく考えすぎてしまい、「完璧に話さなければならない」「間違えてはいけない」といった思い込みで話せなくなっているだけなのです。
また、英語を「話す」練習が不足しているだけであることも多く、その場合には、勉強を始めればすぐに英語のコミュニケーション能力を上達させることができるでしょう。
本記事では、
- 英語を話せるようになるためには「恥を捨てる」ことが大切
- 英語を話せるようになるために知っておくべき基礎知識
- 楽しくできる!英語を話せるようになるためのおすすめ勉強法
- 英語を話せるようになるための勉強方法の選び方
- 英語を早く話せるようになるために押さえておくべきポイント
- 読むだけで英会話が上達する5つの秘訣を紹介
など、英語を話せるようになるために必要な情報全てを網羅的にまとめました。
多くの人は「英語を話せるようになるのは難しい」と諦めてしまいますが、あなたは本記事を読むことで色々な気付きを得て、英語を話せるようになるための一歩を踏み出していきましょう!
また、英語の習得には長い時間が必要と言われており、学習を習慣化して継続することが大切です。
その際、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用して同じ目標の仲間と一緒に励まし合いながら頑張ることで、モチベーションを維持することができたという方がたくさんいます。
実際にみんチャレを使って英語が話せるようになった方にインタビューしていますので、以下の記事を参考にしてみてください。
目次
1. 英語を話せるようになるには「恥を捨てる」ことが大切!
英語を話せるようになるには「恥を捨てる」ことが大切です。
なぜなら多くの日本人は「間違えてはいけない」「スラスラ話さなければいけない」と考えすぎており、その思い込みが「自分は英語を話せない」というネガティブな感情につながっているからです。
そもそも、ネイティブスピーカーのようにペラペラ話せなくても、相手に言いたいことが伝わればコミュニケーションは成立します。
特に、英語は言語の中でも簡単な部類で、単語だけ、もしくは3語から5語程度の英文で意思疎通ができることも多いです。
そのため、「英語を全く話すことができない」と思い込んでいる人も、少し練習すれば簡単な日常英会話くらいはすぐに話せるようになります。
高校生までの英語勉強で基礎はできているので、あとは「英文を自分で作る」そして「話す」練習をすることが大切です。
そして、「恥を捨て」て、外国の人と積極的にコミュニケーションをとろうとすればいいだけなのです。難しいことは何もありません。
英語を話せるようになるために大切なのは「恥を捨てる」こと。
間違いを恐れずに、外国の人とどんどんコミュニケーションをとっていきましょう。
2. 英語を話せるようになるために知っておくべき基礎知識
さて、多くの日本人はすでに英語の基礎力があるため、あとは「英文を作る」「話す」練習を行い、何より「恥を捨てる」ことで、英語が話せるようになると説明しました。
本章では、「英語を話せるようになるにはどれくらいの勉強時間が必要?」「英語の基礎力ってそもそもどの程度必要?」という点を明らかにしていきます。
- 英語を話せるようになるまでの勉強時間の目安は2,000時間
- 英語の基礎力の目安はTOEIC600点
- 留学しなくても英語は話せるようになる
2-1. 英語を話せるようになるまでの勉強時間の目安は2,000時間
一般的に、英語を話せるようになるまでの勉強時間は3,000時間と言われています。高校生までの学生時代に大体1,000時間の英語の勉強をしていることを考えると、残り2,000時間が必要です。
2,000時間というと、毎日3時間程度の勉強時間を確保しても、約2年かかる計算になります。
「英語を話せるようになるまでそんなにかかるのか・・・」とガッカリした人もいるかもしれませんが、あと2,000時間勉強すれば、英語をほぼ間違えることなくスムーズに話せるようになるということです。
つまり、英会話上級者になるには、2,000時間の勉強が必要だと捉えてください。
「外国の人とある程度コミュニケーションがとれる」「海外旅行で簡単な注文ができるようになる」などが目標であれば、2,000時間も必要ありません。
「英語が話せる」の定義は人それぞれ異なり、どのレベルを目指すかによって勉強時間は大きく変わってきますが、あまり気にする必要はないでしょう。効率よく勉強することで、時間短縮も十分に可能です。
2-2. 英語の基礎力の目安はTOEIC600点
英語を話せるようになるために必要な基礎力としては、TOEIC600点が目安です。これは、「TOEIC600点を取得しなければならない」という訳ではなく「TOEIC600点程度あれば十分」という意味です。
TOEIC600点程度の基礎力があれば、英語を話す土台はあると考えて良いでしょう。
TOEIC600点というと、中学英語までの文法が頭に入っていて、リスニングやリーディングも問題の半分以上は正解できるという程度なので、そこまでレベルの高い英語力ではありません。
具体的には下記のような英語力が身についていればOKです。
単語 | 中学生・高校生で習う基礎的な単語が頭に入って入ればOK。 また、自分の英語勉強の目的に合わせた英単語を覚えていればさらに良い。例) ・旅行で英語を使いたい→「旅行英単語」 ・ビジネスで英語を使いたい→「ビジネス英単語」「自分の仕事の分野でよく使われる英単語」 |
文法 | 中学生までに習う文法は最低限理解している。 英語は語順が重要で、語順によって意味が変わってくるので「英語を話す」場面でも文法は大切です。 |
発音 | 中学生・高校生で習う基礎的な単語の発音が正しくできればOK。 |
リスニング | 映画や海外ドラマの中の簡単な英文であれば聞き取れるくらいのリスニング力があればOK。 相手の英語を聞き取れて始めてコミュニケーションが成り立つので、最低限のリスニング力は必要です。 |
もし、英語の基礎力が低いと感じるのであれば、「英語を話す勉強」と並行して、「基礎力を身に付ける勉強」を進めていくことをおすすめします。
また、英語の基礎力がない状態で、下記のような勉強方法を選んでしまうと遠回りになってしまうので注意が必要です。
- 英文をひたすら聞き流す
- ネイティブの講師と英会話
- とにかく海外に留学する
「英語を話す」ことが目的だとしても、「英単語力」「文法力」「リスニング」など最低限の英語の基礎力はどうしても必要なので、その点を押さえておきましょう。
2-3. 留学しなくても英語は話せるようになる
「留学しないと英語は話せるようにならないでしょ?」と考える人もいるかもしれませんが、留学しなくても英語は話せるようになります。日本から出たことがなくても英語をペラペラ話せる人はたくさんいるのです。
もちろん留学をすれば「英語を話さざるを得ない状況」を作ることができるので、英語上達のスピードは速いかもしれません。
しかし、その「英語を話さざるを得ない状況」を日本にいながらにして作ることができるのです。
オンライン英会話やSNS活用、英語カフェなど、工夫次第で英語漬けの日々を送ることができます。むしろ「留学」していても、家に引きこもっていては英会話は上達しません。
「留学」にこだわらず、まずは、現在の自分の生活においてできる範囲で、英語勉強を進めていきましょう。
次章では、英語を話せるようになるためのおすすめ勉強法を紹介します。
3. 楽しくできる!英語を話せるようになるためのおすすめ勉強法
英語を話せるようになるためのおすすめ勉強法を紹介します。
- 英語日記をつける
- 隙間時間に英語で独り言を言う
- 外国映画や海外ドラマで学ぶ
- オンライン英会話を利用する
- SNSで外国の人と交流する
- 英語のアプリを活用する
3-1. 英語日記をつける
英語を話せるようになるために、英語日記をつけることをおすすめします。英語日記をつけることで、「英文を自分で組み立てる」能力を磨けるからです。
「英語を話せるようになる」には、実際に英語を話す機会を増やすことが大切です。ただ、最初は、英文をどう組み立てていいか分からず、なかなか口から出てこないということもあるでしょう。
そのため、英語を話す準備として、英語日記をつけることをおすすめします。毎日、数分でもいいので、「今日の出来事」や「今日の感情」を中心に英語日記をつけてみましょう。
慣れてきたら「趣味について」や「今後やりたいこと」など、テーマを決めて、自由に英語日記をつけていきます。
英語日記をつけることで、英文を組み立てる力、さらに、自分の周囲のことを英語で表現する力がついてきます。
1日数分でできる上に、費用もかからないので、ぜひ試してみてくださいね。
3-2. 隙間時間に英語で独り言を言う
英語を話せるようになるために独り言を活用してみましょう!「英語を話す」能力を磨くための代表的な勉強方法と言えます。
「シャワー中」「家でくつろいでいる時」「散歩をしている時」など、隙間時間を利用して、英語で独り言を言ってみるのです。
話す内容は何でもOKですが、まずは、「今日の出来事」をテーマにしてみましょう。
例えば、
今日は本当に疲れたな。仕事がたくさんあって残業をしてしまった。
→I’m really tired today. I had a lot of work and I worked overtime.
嬉しい出来事があった。友人が結婚する予定らしい。
→There was a happy event. It seems that my friend is going to get married.
など、今日の出来事を英語にしてブツブツ言ってみましょう。
または、「海外のカフェで注文をする」「外国の人に近くの観光地について聞かれたら」など、自分でテーマを決めて独り言を言うのも非常に効果的です。
独り言でブツブツと英語を呟く中で、「そういえば、疲れたという英単語はtired以外にもあったな」「相手が冗談で返してきたらどうしたらいいのだろう」など、疑問に思ったところを調べ、メモしておくとさらに英語の上達につながります。
手軽にできて英語上達の効果も高い「独り言」勉強法、ぜひ試してみてくださいね。
3-3. 外国映画や海外ドラマで学ぶ
英語を話せるようようになるために、外国映画や海外ドラマで学ぶことをおすすめします。
外国映画や海外ドラマで学ぶことは、何より楽しいと感じる人が多いでしょう。
勉強は楽しい方が続きやすいですし、好きな俳優が出演している映画や海外ドラマを見ることで、モチベーションにつながります。「好きな俳優が言ったかっこいいセリフを真似したい」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
また、外国映画や海外ドラマで勉強するメリットとして、どのようなシチュエーションで特定の英文を使うのかがイメージしやすく、英語習得が早くなることがあげられます。
「Are you kidding?(冗談でしょ?)」や「Come on!(全くもう!)」など、文字で見るだけでは使う場面が想像できないような英単語や英文でも、ストーリーの中で見ることでスッと理解できるのです。
外国映画や海外ドラマで英語の勉強をするステップとしては、下記を参考にしてみてください。
ステップ1:日本語吹き替えと英語字幕で見る
ステップ2:英語音声と日本語字幕で見る
ステップ3:英語音声と英語字幕で見る
ステップ4:英語音声のみで見る
ステップ5:気になるセリフを自分で発音する
上記のステップの通り勉強を進めていけば、最初と比べてだいぶ聞き取りができるようになっているでしょう。
ただ、ステップ5にあるように、聞き取りだけではなく「話す」練習のために、日常生活で使えそうなセリフを選び、声に出して練習することをおすすめします。ポイントは、役になりきって、恥ずかしがらずに発音することです。
注意点としては、映画や海外ドラマはどうしてもスラングが多くなってしまうので、分かりにくい表現があれば深く考えず、とりあえず飛ばしてしまいましょう。
3-4. オンライン英会話を利用する
英語を話せるようになるには、オンライン英会話を利用することをおすすめします。実際に英語でコミュニケーションをとる機会を作ることで、英会話に慣れていきましょう。
オンライン英会話とは、スカイプや独自システムを利用して、外国の人と英語で話せるサービスのことです。英会話教室と比べると、安く受講でき、かつ、自分の好きな時間に家でできるのが大きなメリットです。
講師がネイティブの場合と、非ネイティブの場合、さらに、ビジネス英会話や日常英会話など、それぞれのサービスごとに特色があるので、自分の目的に合ったサービスを選んでみましょう!
そして、オンライン英会話を利用して、効率よく英語を話せるようになるには、能動的に話すことが大切です。講師に問いかけられたことに答えているだけでは、一向に英会話は上達しません。
自分から講師と積極的にコミュニケーションをとり、分からない点はすぐ質問することが大切です。また、予習・復習をしっかり行うことで英会話上達につながります。
時間やお金が十分あれば英会話教室に通うという選択肢もありますが、まずは、英会話教室よりも気楽に始められるオンライン英会話を検討してみてはいかがでしょうか。
3-5. SNSで外国の人と交流する
SNSで外国の人と交流してみましょう。同じ趣味の人などを見つけ、英語でコミュニケーションをすることで、「英文を自分で組み立てる」能力が磨けます。
TEDの「新しい言語を学ぶ秘訣」(リディア・マホヴァ)では、多言語を操る人の語学勉強方法として、Skypeで見知らぬ外国の人と交流して、言語を習得する方法が紹介されていました。
オンライン英会話と比べると、相手は「教えてあげよう」という気持ちで交流している訳ではないため、実践的な英会話能力が鍛えられます。
最初は、SNSで簡単なテキストのやりとりを行い、交流が深まってきたら通話を行い直接コミュニケーションをとるのも良いでしょう。
楽しみながら実践的な英会話能力を身につけられる、SNS勉強法、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
3-6. 英語のアプリを活用する
隙間時間に勉強をしたいという人は、英語のアプリを活用しましょう。
スマホにダウンロードしておけば、いつでも気軽に英語の勉強ができます。無料で使えるにもかかわらず優良なアプリが多いので、ぜひ活用してみてくださいね。
特におすすめのアプリは下記の通りです。
TED | 著名人の英語でのスピーチをたくさん聞くことができ、日本語字幕や英語字幕も充実しています。幅広いジャンルのスピーチを収録しているので、興味があるものを聞くと良いでしょう。映画や海外ドラマと比べるとハッキリと話すので、実は初心者向きの英語勉強ツールと言えます。 |
NHKラジオ英会話 | 毎日の英語習慣として、NHKラジオ英会話をおすすめします。無料とは思えないほど質の高い授業を提供しているので、ぜひ活用してみてください。 |
YouTube | 英語レッスンを提供している日本人のYouTubeで学んだり、もしくは、海外YouTuberからネイティブの発音を学んだりなど、使い方は無限大。自分が楽しく学べるYouTubeチャンネルを見つけてくださいね。 |
ポッドキャスト | ポッドキャストには英語が学べる優良なチャンネルが多く存在しています。中級者から上級者向けのチャンネルが多いので、英語の基礎力がある人向きです。自分に合ったものを探してみてはいかがでしょうか。 |
英語の「アプリ」での勉強における注意点として、アウトプットの機会を必ず設けることが大切です。
英語を「聞く」勉強のみに偏らないよう、音声を止めて声に出して練習するなど「話す」勉強の時間を必ず確保するようにしてくださいね。
4. 英語を話せるようになるための勉強方法の選び方
英語を話せるようになるための勉強方法はいくつかあるので、「自分は何から始めたらいいかな?」と迷ってしまう人もいるかもしれません。
本章では、
- 英語の基礎力がない人
- 英語の基礎力はあるがコミュニケーションは不安という人
- 楽しく英語を話す能力を磨きたい人
- とにかく最短距離で英語を話せるようになりたい人
に分けて、それぞれ勉強方法の選び方について解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
4-1. 英語の基礎力がない人
「英語の基礎力がない」と感じている人は、英語日記や独り言から始めてみましょう。
英単語や文法など、英語の基礎を身につける勉強と並行して進めていくことをおすすめします。
「本当に英語を話せるようになるのかな」と不安に感じているかもしれませんが、英語の基礎力に自信がない人ほど伸び代があります。
今は自信がなくても、英語の基礎を身につけながら、英語日記と独り言で「自分で英文を作る」「話す」能力を磨いていきましょう。
コツコツ続けていくことで、周囲が驚くほどの上達につながる可能性があります。
4-2. 英語の基礎力はあるがコミュニケーションは不安という人
英語の基礎力はあるものの、コミュニケーションは不安という人は、アプリを利用した勉強法や外国映画・海外ドラマを使った勉強法をおすすめします。
英語の基礎力があるので、少し難しい教材を選んだ方が勉強になります。
アプリや外国映画・海外ドラマを利用して、音声をリピートしたり、印象に残ったセリフをメモしたりして、勉強を進めていきましょう。
また、オンライン英会話もおすすめです。
特に、非ネイティブ講師が中心のオンライン英会話をおすすめします。ネイティブ講師より聞き取りやすく、日本人への対応も慣れているので、英会話初心者の人に向いているからです。
ぜひ、勇気を持ってオンライン英会話を始めてみてくださいね。
あっという間に英語でのコミュニケーションに抵抗がなくなり、英会話を上達させられるでしょう。
4-3. 楽しく英語を話す能力を磨きたい人
「英語を話せるようになりたいけど、あまり根詰めてやりたくない」という人もいますよね。そのような人は、SNSでの交流や自分が好きなYouTubeチャンネルの視聴をおすすめします。
英語を話せるようになるためには、ある程度我慢して勉強する期間も必要ではあります。ただ、なるべく楽しく勉強をした方が続けやすいので、はじめは「英語を楽しむこと」を優先しましょう!
SNSで外国の人との交流を楽しんだり、海外のYouTubeチャンネルを息抜きに見たりなど、あまり力が入らない形で自然と続けられる方法を選択してくださいね。
4-4. とにかく最短距離で英語を話せるようになりたい人
最短距離で英語を話せるようになりたい人は、インプット学習とアウトプット学習をバランスよく取り入れましょう。
インプット学習とは、英単語を記憶したり、リスニング能力を磨いたりすることです。一方で、アウトプット学習とは、スピーキングやライティングなど、実際に英語を使うことを指します。
日本人はどうしてもインプット学習に比重をかけすぎと言われているので、アウトプット学習の時間を積極的に取るようにしましょう。「独り言」や「日記」、「オンライン英会話」などが特におすすめです。
そして、定期的にスピーキングテストなど、実力を測れる試験を受けるようにしましょう。
試験を受けることで、「自分に何が足りないか」「勉強方法は正しいか」など、方向性を修正することができます。また、何か目標があった方が、モチベーションが上がり、真剣さも増すでしょう。
また、最短距離で英語を話せるようになりたいのであれば、1日数時間など、まとまった勉強時間を確保することも必須です。
5. 英語を早く話せるようになるために押さえておくべきポイント
多くの人は、「なるべく遠回りせずに英語を話せるようになりたい」と考えていますよね。そこで、本章では、英語を早く話せるようになるために押さえておくべきポイントを紹介します。
- 習った英語表現をすぐに使ってみる
- 英語を「話す」機会を増やす
- 英語を英語のまま理解する
- 英語の勉強を習慣化する
5-1. 習った英語表現をすぐに使ってみる
英語を早く話せるようになるために、習った英語表現をすぐ使うことを心がけましょう。
せっかく勉強した英語表現も時間が経てばほとんど忘れてしまいます。受動的に英文を見たり聞いたりするだけでは、なかなか定着しないのが現実です。
しかし、習った英語表現をすぐ使うようにすれば、習得が早くなります。学習にアウトプットが重要であることは各種研究からも明らかになっています。
「何度何度も繰り返し英語表現を習って、やっと記憶した」という効率の悪いやり方を採用するのはおすすめしません。
英語を早く話せるようになるため、独り言でもいいので、習った表現をすぐに発音するよう心がけてみましょう。
5-2. 英語を「話す」機会を増やす
英語を「話す」機会を増やしましょう。高校生までの勉強で英語を「聞く」「読む」能力をある程度身につけた人も多いかもしれませんが「話す」は別の能力だからです。
「TOEIC満点でも英語を話すのが苦手な人がいる」と言われているのは、単純に「話す」練習をしていないからです。
「話す」機会を増やすことで、英文を即座に組み立てる能力、英文を発音する能力が磨かれます。
英語が口からすぐに出るようになるには、「話す」練習が何より必要です。声に出して練習する時間を必ず作るようにしましょう。
5-3. 英語を英語のまま理解する
英語を英語のまま理解する訓練を行うと、上達が速くなります。
もちろん、最初は「日本語を英語に訳す」「英語を日本語に訳す」ことをしながらのコミュニケーションでも大丈夫です。
ただ、どうしてもコミュニケーションのテンポが悪くなってしまいます。また、ネイティブの発想に近づくためには、「英語を日本語に訳す」という感覚はなくした方が良いでしょう。
「英語を英語のまま理解する」には、たくさんの英語音声を聞き、英語を音読する機会を増やすしかありません。
難しいことなので、まずは、「英語を英語のまま理解する」ことを意識しながら勉強を進めていきましょう。意識するだけでも、上達速度は大きく異なります。
5-4. 英語の勉強を習慣化する
英語の勉強を習慣化することが大切です。
当然ですが一朝一夕でペラペラ話せるようになるほど、英語は甘くありません。やはりある程度、長い期間を想定して、勉強を続ける必要があります。
多くの人は、最初は「英語を話せるようになるぞ!」とモチベーション高く始めても、段々と英語の勉強が面倒になり、継続できずに挫折してしまいます。
そのため、英語の勉強を習慣化することが大切です。
習慣化してしまえば、「今日は面倒くさいな」「英語を勉強して何になるんだろう」というその日の感情と戦う必要がなくなり、大きな意志力なくとも英語の勉強を続けられるからです。
習慣化してしまうことで、楽に英語の勉強を続けられ「英語を話せるようになる」という目標を早く達成できます。
具体的に「勉強を習慣化させる方法」が知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
6. 読むだけで英会話が上達する5つの秘訣を紹介
最後に、少し注意するだけで、格段に英語でのコミュニケーションが上達する秘訣について解説します。
- 大きな声ではっきりと発音する
- 細かいことは気にしない
- 簡単に表現できないか常に考える
- ジェスチャーやイラストを使う
- コミュニケーションを最後まで諦めない
「英語能力にはあまり自信がないけど、今すぐ話せるようになりたい」という人は、本章を参考にしてみてくださいね。
6-1. 大きな声ではっきりと発音する
英語を話す時には、大きな声ではっきりと発音しましょう。
「間違っているかも」と不安になり、声が小さくなってしまう人が非常に多く、それでは相手に伝わりにくくなってしまいます。
そして、相手が怪訝な顔をすると「やっぱり間違えていたんだ」と自信をなくし、英語を話すことにネガティブな感情を抱いてしまうのです。実際は、「声が小さくて聞こえなかっただけ」であることがほとんどなので、もったいないです。
1章で、英語を話せるようになるには「恥を捨てる」よう説明しましたが、「恥を捨て」大きな声ではっきりと発音するだけで、コミュニケーションが格段にスムーズになる人も多いでしょう。
6-2. 細かいことは気にしない
細かいことは気にしないようにしましょう。
例えば、「a」を使うのか「the」を使うのか、丁寧な表現はどうすればいいのか、など、コミュニケーションに大きな影響を与えない点について考えすぎないようにしましょう。
学校教育で文法ばかりを勉強していた弊害とも言えますが、細かいことを気にしすぎて、英語でのコミュニケーションに支障をきたしている人が多くいます。
引っかかる点があっても、言葉を詰まらせるのではなく、とにかく発言してしまいましょう。
6-3. 簡単に表現できないか常に考える
常に、簡単な英語で表現できないかを考えることが大切です。
例えば、「隣の人が食べているモンブランが美味しそうなので、あれを注文したいのですが」をそのまま英語にしようとすると、「モンブランは英語でどう言うの?」「美味しそうってどう表現すればいいんだっけ?」など迷ってしまうかもしれません。
しかし、全てを英文にする必要はなく、隣の人のモンブランを指差しながら「あれください」で十分伝わるのが現実です。「I want that」で目的を達成することができます。
英語はこのように、色々なシチュエーションにおいて、簡単な表現でコミュニケーションが成立することが多いです。難しく考えすぎず、常に、簡単な英文で伝えられないかを考えてみましょう。
6-4. ジェスチャーやイラストを使う
ジェスチャーやイラストを使ってみましょう。全て言葉だけで伝えようとする必要はありません。
ジェスチャーを使うだけでも、言いたいことが相手に伝わりやすくなります。
また、英文が出てこなければ、スマホで写真やイラストを検索して表示するのもおすすめです。URLを送信してコミュニケーションを進めていくのも良いでしょう。
英語能力の不足は意外と他のもので補えるので、工夫をすることが大切です。
6-5. コミュニケーションを最後まで諦めない
コミュニケーションを最後まで諦めないようにしましょう。「自信のなさ」が原因で、伝わってないと感じた瞬間すぐに諦めてしまう人が多いです。
実際には、「Sorry?」で聞き返したり、ゆっくり簡単な英語で話してほしいとお願いしたりすれば、すんなりコミュニケーションできてしまうシーンが多々あります。
前項で解説した通り、ジェスチャーやイラストを利用するなどの工夫をし、とにかく諦めないでコミュニケーションをとろうとすることが大切なのです。
以上、5つのことを意識するだけで、格段に英語でのコミュニケーションがとりやすくなるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
7. まとめ
本記事では、
- 英語を話せるようになるためには「恥を捨てる」ことが大切
- 英語を話せるようになるために知っておくべき基礎知識
- 楽しくできる!英語を話せるようになるためのおすすめ勉強法
- 英語を話せるようになるための勉強方法の選び方
- 英語を早く話せるようになるために押さえておくべきポイント
- 読むだけで英会話が上達する5つの秘訣を紹介
について、解説しました。
「英語を話せるようになる」には、何より「恥を捨てる」ことが大切です。「英語が話せない」と思っている人も、「完璧に話さなければならない」「間違えてはいけない」といった思い込みを捨てれば、実は話せることが多いからです。
そして、英語を話す能力を伸ばしていきたいという人は、本記事を参考に、自分に合った勉強方法を選んでみてくださいね。
「英文を自分で作成する」能力と「英語を発音する」能力をコツコツ磨いていくことで、いつの間にか英語を話せるようになっているはずです。
本記事を「英語を話せるようになる」ための一歩として役立てていただけたなら幸いです。