「一日一食」とは、一日の食事を一食だけにする食事法のことです。
「短期間で減量できる」「食事にかけていた時間を他のことに有効に使える」「食事代の節約になる」などのメリットが期待されています。
しかし、摂取できる栄養が極端に減る食事法であるため健康面では賛否あり、誰にでもおすすめできる方法ではありません。
安易に長期間実践してしまうと、筋肉が減って逆に代謝が落ちてしまったり、体調を崩してしまったりする可能性もあります。
そこでこの記事では、一日一食という食べ方に関心がある人に向けて以下の内容を解説していきます。
この記事でわかること
- 一日一食のメリット
- 一日一食のリスク
- 一日一食が向いている人いない人
- 一日一食のやり方
この記事を最後までお読みいただくと、一日一食にするとどのような効果が得られるのかわかり、その半面どんなリスクがあるのか、どんな人に向いているのかいないのか、という点まで網羅的に知ることができます。
その上で、もし取り組みたい場合はどのようにやれば失敗しないのかがわかるよう、詳しいやり方まで解説してきます。
一日一食について正しく知ることで、自分に合った食生活を見つけて頂けると幸いです。
また、同じ目標を持つ仲間と一緒にダイエットを続けるアプリ「みんチャレ」を使って食事や運動などの生活習慣を改善する本来のダイエットを継続し、ダイエットに成功されている方がたくさんいます。
実際にみんチャレを使ってダイエットに成功された方にインタビューしていますので、以下の記事を参考にしてみてください。
目次
1. 一日一食とは
冒頭でもお伝えしましたが、一日一食とは「一日の食事を一食だけにする食事法」のことです。
一般的には以下のようなやり方が知られています。
一日一食とは
- 一日の食事を一食だけにする食事法のこと
- 必然的に一日の摂取エネルギーが減ることから、短期間での減量(ダイエット)に有効
- 食事内容に関する制限はなく何を食べても良い
- 食事のタイミングは朝昼夜どこでも良い
上記のような特徴があることから「食べ過ぎが原因で太っている」「でも食事内容の制限はしたくない」というような人が体重を落とすのに有効な手段だといわれています。
また、ダイエット効果だけでなく、時間やお金が有効に使えたり、集中力が高まったりするというメリットも期待できます。
実際に有名人の中でも、タモリさんや藤原竜也さん、高橋一生さん、福山雅治さんなどが一日一食を実践していると話しています。
ただし一日の食事が一回だけでは、必要な栄養や水分を補いきれないことから「筋肉が減りやすくなる」「体の不調を引き起こす」などのリスクが高くなってしまうという側面もあります。
誰にでも向いている食事法ではないので、まずは一日一食とはどのようなものなのか、メリットとリスクを詳しく見ていきましょう。
2. 一日一食の7つのメリット
「今までの食事方法を続けているとどうしても食べ過ぎになってしまう」という人の場合、一日一食にすると以下のようなメリットが期待できます。
一日一食のメリット 7つ
- 短期間で体重が落ちる
- 肌の調子がよくなる
- 集中力を保ちやすくなる
- むくみが減る
- 有効に使える時間が増える
- お金の節約になる
- 食べ物がおいしく感じられる
メリットをきちんと理解することで、一日一食を自分が取り入れるべきかどうか、正しく判断していきましょう。
2-1. 短期間で体重が落ちる
1つ目のメリットはダイエット効果です。一日一食にすると、短期間で体重を落として痩せることができます。
一日一食がダイエットに役立つ理由は以下の3点です。
一日一食がダイエット
に役立つ理由
- 単純に食事の量が減ることで「摂取エネルギーよりも消費エネルギーのほうが大きい状態」を作ることができる
- 食べる内容に関する制限がないので取り組みやすい
- わかりやすく成果が出るためやる気を維持できる
一般的にダイエットに取り組む人が挫折しやすいポイントとして「頑張って食事制限をしてもすぐに結果が出ないことでモチベーションを失う」という点が挙げられます。
しかし一日一食にすると、食事内容の制限はないのに強制的に摂取エネルギーを減らすことができるため、体重がすぐに減り始めます。
そうすることによってダイエットへのやる気を維持しやすくなり、そのまま痩せ続けることができるのです。
2-2. 肌の調子がよくなる
一日一食を実践している人が実感しやすいメリットとしては、ダイエット以外にも「肌の調子がよくなる」「肌が綺麗になる」というものがあります。
この理由としては、空腹で飢餓状態になると、肌の老化防止効果がある「サーチュイン遺伝子」が体内で活性化するからだと考えられます。
サーチュイン遺伝子とは
- 老化や寿命の制御に重要な役割を果たすとされる遺伝子
- 活性化させることで、体の老化現象や肥満の改善に役立つと期待されている
- カロリー制限や飢餓、ウォーキングなどの運動によって活性化されるといわれる
サーチュイン遺伝子は、上記のように摂取エネルギーを減らすことで活性化します。そうすることによって、肌を始めとした体内の様々な細胞の老化を抑制してくれる「アンチエイジング効果」が期待できるのです。
また、そもそも食事から脂質や糖質を摂り過ぎていると、それらが皮脂の原料となり肌が詰まってしまうことで肌荒れを起こしやすくなります。
一日一食の場合、自然と脂質や糖質の摂りすぎも防ぐことができるので、この観点からも肌の状態の改善に役立つといえるでしょう。
2-3. 集中力を保ちやすくなる
3つ目のメリットは「集中力を保ちやすくなる」ことです。
私たちは通常、お腹いっぱい食べると以下のような理由で集中力が切れやすくなると考えられています。
食後に集中力が
切れやすくなる理由
- 食事により血糖値が上がると覚醒作用のある「オレキシン」の分泌量が減り、覚醒度合いが低くなる
- 消化のために「副交感神経が優位な状態(=リラックスモード)」になり眠気が増す
- 糖質の摂り過ぎなどで血糖値が急上昇することで血糖値を下げるホルモンが分泌され、脳へのブドウ糖の供給が減ることで脳の活動が低下して眠くなる
しかし、一日一食しか食べないようにすれば、上記のように集中力が下がってしまうタイミングも一日一回だけにすることができます。
特に食事のタイミングを夜にすれば、朝と昼は空腹状態であるため、より日中の集中力を高める効果が期待できるでしょう。
2-4. むくみが減る
4つ目のメリットは「むくみが減る」という効果です。
日本人の多くは塩分を摂り過ぎているのですが、塩分の摂取量が多すぎると、体はそれを薄めるために余分な水分を溜め込もうとするため、むくみやすくなります。
しかし、一日一食にするとおかずを食べる量が自然と減るため、塩分の摂取量を抑えることができます。
そのため、むくみにくくなる効果が期待できるのです。
2-5. 有効に使える時間が増える
「有効に使える時間が増える」というのも、一日一食によって得られる見逃せないメリットです。
私たちが普段食事のために費やしている時間は、以下のように意外と長いものです。
食事のために費やす
時間の目安
- 何を食べるか考える(1~5分)
- 食材を買いに行って調理をする、もしくは外食店への往復(10~30分)
- 食べる(15~30分)
合計 26~65分
これを一日3回繰り返すと、毎日1~3時間程度の時間を食事のために割いているということになります。
しかし一日の食事の回数を一回だけにすれば、その分2倍の時間を有効活用することができるようになるのです。
「食べている時間がもったいない」「それよりも勉強や仕事などに時間を使いたい」という人には嬉しいメリットだといえるでしょう。
2-6. お金の節約になる
一日一食にすると、時間だけでなくお金も有効に使えるようになります。
例えば、朝ごはんはコンビニで500円、お昼と夜は外食で1,000円かけているという場合、食事を夜だけにすると、1日あたり1,500円が浮きます。
そうすると、以下のように1ヶ月で45,000円も節約することができることになります。
節約できる金額の例
- 朝ごはん(500円)、昼ごはん(1,000円)を食べず夕食だけにした場合に節約できる金額
(500円+1,000円)×30日=45,000円
朝ごはんは250円、昼ごはんは500円くらいしかかけていないという人の場合でも、この半分の22,500円の節約になります。
食費よりも他のことにお金を使いたいという人の場合、これは非常に嬉しいメリットになるのではないでしょうか。
2-7. 食べ物がおいしく感じられる
最後に紹介するメリットは「食べ物がおいしく感じられる」ようになるという点です。
一日一食生活の場合、食事の回数がそれまでと比べて減るため、食事に対するありがたみが高まります。
また、ヨーロッパのことわざで「空腹は最上の料理人」「空腹は最高のソース」というような表現もある通り、お腹が空いた状態で食べると食べ物はより美味しく感じられます。
そのため、何となく惰性で一日三食食べている場合と比べると、食事に対する感謝の念が高まったり、舌の間隔が研ぎ澄まされたりして、より美味しさを感じられるようになるのです。
3. 一日一食の5つのリスク
一日一食にすることによるメリットについてはご理解いただけたと思いますが、この食事法は摂取エネルギーが大幅に減るものであるため、健康を害するリスクもはらんでいます。
デメリットもきちんと理解することで、一日一食を自分が取り入れるべきかどうか、正しく判断していきましょう。
具体的に考えられるリスクは以下の5つです。
一日一食のリスク 5つ
- 筋肉が減りやすくなる
- 脂肪蓄積が進みやすくなる
- リバウンドしやすくなる
- 必要な栄養が不足しやすくなる
- 便秘を引き起こしやすくなる
基本的には、一日一食にすると栄養不足となり上記のような症状を引き起こすリスクが高まるため、健康面を考えると積極的にはおすすめできません。
具体的にどのようなリスクがあるのか、早速見ていきましょう。
3-1. 筋肉が減りやすくなる
1つ目のリスクは「たんぱく質不足により筋肉が減りやすくなる」という点です。
一日一食では、体が必要としている栄養を全て補うことは難しくなります。
特に、筋肉は常に分解と合成を繰り返しているので、食事からたんぱく質が長時間供給されない時間が続いてしまうと、筋肉は分解ばかりが進み、合成がスムーズに行われなくなってしまいます。
このように、一日一食により栄養不足になると、筋肉が減り代謝が落ちやすくなるというリスクがあるのです。
3-2. 脂肪蓄積が進みやすくなる
2つ目のリスクは「脂肪蓄積が進みやすくなる」という点です。
一日の食事回数が一回だけの場合、栄養が入ってこない状態が長く続くことから、体はプチ飢餓状態になってしまいます。
そうすると、数少ない栄養補給のチャンスを逃さないよう、食事のタイミングでしっかりと栄養をとり込もうとします。
そうすると過剰に糖や脂を吸収して溜め込むことになるため、脂肪蓄積が進みやすくなってしまうのです。
特に、「一日一食だけだから好きなものを食べよう!」と考えて、丼やカレーライス、麺類、チャーハンなどの糖質が多く含まれる食事をしたり、スイーツなどの甘いものをたくさん摂取したりしてしまうと、摂取した糖は血液中に急激に移行することになります。
そのようにして血糖値が急上昇すると、体は血糖値を下げるためにインスリンというホルモンを過剰に分泌します。
このインスリンには脂肪蓄積を進める働きもあるため、以下の図のように、血中で過剰になった糖は脂肪としてため込まれやすくなってしまいます。
このように、一日一食にすると脂肪蓄積が進むリスクも高くなりやすいので、ダイエット目的で実施する場合には注意が必要です。
3-3. リバウンドしやすくなる
3つ目のリスクは「リバウンドしやすくなる」という点です。
一日一食にすることで体に入ってくるエネルギーが減ると、体は「このままでは生命を維持できない」という危険を感じます。
そうすると少ない栄養でも生きていけるよう、代謝や日常の活動量を減らすことで、消費エネルギーを低下させてしまいます。
そのため一日一食を止めて三食に戻すと、体に入ってくるエネルギーを消費し切れなくなるため、リバウンドするという事態を引き起こしてしまうのです。
つまり、一日に一食しか食べないという生活を一生継続するつもりであれば良いのですが、「ダイエットのために一時的に一日一食にしよう」と考えているような場合は注意が必要ということになります。
少ない食事量によって一度代謝が落ちた後にまた元の食事量に戻すと、リバウンドしやすくなってしまうという点を忘れないようにしましょう。
3-4. 必要な栄養が不足しやすくなる
4つ目のリスクは「必要な栄養が不足しやすくなる」という点です。
一日一食を実践しようとしている人の中には、「一日一回しか食べないのだから好きなものを食べたい」という風に考えている人もいるかもしれません。
しかし一回しかない貴重な食事のタイミングで、もしも揚げ物やファストフード、お菓子類、ご飯ものや麺類などの単品メニューばかりを食べていると、栄養が偏ってしまい、体内の代謝をサポートしてくれるビタミンやミネラルが不足しやすくなってしまいます。
そうすると、疲れやすくなったり、病気にかかりやすくなったり、細胞の新陳代謝が滞ったりするリスクが高くなってしまうでしょう。
そのため、一日一食を実践する場合は、栄養バランスの整った食事を準備することが重要になります。
3-5. 便秘を引き起こしやすくなる
最後にお伝えするリスクは「便秘を引き起こしやすくなる」という点です。
一日一食生活では、以下のような理由で便秘になる可能性が高くなってしまいます。
便秘になりやすくなる理由
- 腸内環境を整えるのに役立つ成分(乳酸菌や食物繊維など)の摂取量が不足する
- 便をやわらかくして排便を助けてくれる水分の摂取量が不足する
- 食事の量が減ることで便の材料が減り、便が出にくくなる
特に水分は、普段飲み物からとっている水分以外に、食事に含まれる水分(野菜の水分や汁物など)も重要な供給源となっています。
一日一食の場合はそうした食事から水分を摂るチャンスが単純に2回減ってしまうので、その分水分が不足しやすいのです。
そのためもし実践する場合は、一日を通してしっかり水分を摂ることを意識するのが大切だといえるでしょう。
4. 一日一食が向いている人・いない人
一日一食にすることのメリットとリスクについて解説してきました。
しかし、「良い点と悪い点についてはわかったけれど、自分がやるべきかどうかはまだよくわからない…」という人もいると思います。
そこでこの章では一日一食が向いている人といない人の特徴の内容をお伝えしていきます。
まず、一日一食が向いている人の特徴は以下の通りです。
一日一食が向いている人
の特徴
- 「一度に食べる量を減らす」というダイエットができない肥満の人
- 食べることよりも優先したいことがある人
反対に、向いていない人の特徴は以下となります。
一日一食が向いていない人
の特徴
- 食べることが好きな人
- これまでは一日三食で、健康状態にも問題がない人
- 成長期の人
- 妊娠の計画がある、もしくは妊娠中や授乳中の人
- 太っていない人
- 高齢者
- 病気に罹患している人
一日一食が自分に向いているのかどうかを理解することで、実践すべきかどうか納得感を持って判断できるようにしていきましょう。
4-1. 一日一食が向いている人
一日一食の食生活が向いている人の特徴は、以下の2つです。
一日一食が向いている人の特徴
- 「一度に食べる量を減らす」というダイエットができない肥満の人
- 食べることよりも優先したいことがある人
健康的に痩せるためには「腹八分目が良い」といいますが、色々な食事制限に取り組んでもうまくいかず、「一度食べ始めれば止まらない」「食事の量自体を減らすのは難しい」と感じている人もいると思います。
そんな人は、一度に食べる「量」を減らすのではなく、食事の「回数」を減らすダイエットのほうが継続しやすいという側面があるかもしれません。
ただし、これは日頃から食べ過ぎており、それが原因で肥満になってしまっている人に限ります。
すでに体重が標準の範囲内だったり、痩せ気味だったりという人が一日一食にしてしまうと、栄養不足を招いてしまいます。
安易に「痩せたいから」という目的だけでは実施しないようにしましょう。
また、食べることに時間やお金・労力を費やすのではなく、「仕事など別のことを優先したい」という人の場合も、一日一食しか食べなくていいというこの食事法は向いているでしょう。
特にメリットの章でもお伝えした通り、食事の後は眠くなるため仕事の効率が落ちやすいのですが、そもそも食事をとらなければ集中し続けることができます。
このような条件に当てはまる場合は、一日一食が向いている可能性があります。
4-2. 一日一食が向いていない人
反対に、一日一食は以下のような人には向いていません。
一日一食が向いていない人
の特徴
- 食べることが好きな人
- これまでは一日三食で、健康状態にも問題がない人
- 成長期の人
- 妊娠の計画がある、もしくは妊娠中や授乳中の人
- 太っていない人
- 高齢者
- 病気に罹患している人
まず、食べることが好きな人には一日一食という生活は向いていません。
食べる機会が単純に1/3に減ってしまうため、我慢するのが辛くなってしまい長く続けるのが難しいからです。
また、これまで一日三食の食事を摂る習慣が身についており、その結果健康状態に特に問題がない人の場合は、現状の食生活が適していると考えられます。
無理に食事回数を減らすと、健康を害したり体の調子が悪くなってしまったりする可能性もあるため、注意しましょう。
さらに、成長期の人や、妊娠の計画があるもしくは妊娠中や授乳中の人、太っていない人や高齢者、病気に罹患している人の場合も、栄養不足に陥りやすい一日一食という食スタイルは向いていません。
バランスの良い食事から必要な栄養を摂ることを優先しましょう。
ここまでお読みいただいたことで、一日一食の食生活は万人にはおすすめできない方法だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
「自分には一日一食は向いていないみたい」「極端ではない方法で痩せたい」と感じた方は、健康的な方法で確実に痩せる方法を解説したこちらの記事をご覧ください。
5. 一日一食のやり方
一日一食が向いている人の特徴を詳しく知ることができたところで、「自分に向いているからさっそく始めてみたい」と思った人もいるのではないでしょうか。
しかし、誤った認識でこの食生活に取り組んでしまうと、栄養が偏ってしまうことも。
そこでこの章では、一日一食をこれから始める人が知っておくべき、基本のやり方をお伝えしていきます。
一日一食のやり方は以下の通りです。
一日一食のやり方とは
- 一日の食事回数を一回にする
- 食事をするタイミングはいつでもOK
- 水分をしっかりとる
- 栄養バランスを整える
- 体調が悪いときはやらない
- 段階的に取り組む
詳しく見ていきましょう。
5-1. 一日の食事回数を一回にする
最も基本のルールは「一日の食事回数を一回だけにする」という点です。
一日一食ダイエットを推奨する人の中には「好きなものを何でも食べていい」と言う人もいますが、その言葉を真に受けるのは止めたほうが良いでしょう。
もしも毎日、揚げ物やチャーハン、カップラーメンなどの脂質や糖質に偏ったメニューばかりを選んでいると、たんぱく質やビタミン・ミネラル・食物繊維が不足することになります。
そうすると、脂肪燃焼などの代謝が滞って逆に痩せにくくなったり、生活習慣病やガンなどの病気になるリスクが上がったりしてしまうでしょう。
一日の食事が一回だけだったとしても、栄養の偏ったメニューばかりを選ぶのは避けるようにしましょう。
5-2. 食事をするタイミングはいつでもOK
食事をするタイミングについては、朝・昼・夕のどこでも良いとされています。
ご自身の生活スタイルや目的によって、以下のように食事タイミングを決めると良いでしょう。
食事をするタイミングの選び方
<朝食もしくは昼食で食事をするのがおすすめの人>
- ダイエットをしたい
- 睡眠の質を上げたい
<夕食で食事をするのがおすすめの人>
- 日中に眠気を感じないようにしたい
- 夜にお酒を飲むのが止められない
- 朝と昼はあまり食事に時間をかけることができない
- 仕事や友人との付き合いで会食や飲み会に行く機会がある
一般的に朝や昼のタイミングは忙しいため、食事に対してあまり時間をかけることができないという人が多いと思います。
仕事や友人との交流で夜に飲み会があるという人もいるでしょう。
そのため「ゆっくり食事の時間を楽しみたい」「お酒が好き」「会食が多い」という人は夜を食事のタイミングにすることが多いようです。
ただし、夜に食べてすぐに寝ると、胃もたれしやすくなったり太りやすくなったりしてしまいます。
そのため目的がダイエットである場合は、夜ではなくお昼にしっかり食べると良いでしょう。夜に食べる場合でも、17~18時頃など、早めの時間に食事をすませることを心がけるようにしましょう。
遅くとも就寝の2時間前には食事を済ませておくのがおすすめです。
5-3. 水分をしっかりとる
一日一食にしたときの注意点の1つが、水分不足に陥りやすいという点です。
前半でもお伝えした通り、普段私たちは、飲み物以外に食事からも水分を摂っています。
その比率として欧米では、以下のように飲み物由来の水分が70~80%、食事由来は残りの20~30%程度だと考えられています。
水分の摂取源の割合
- 飲み物由来:70~80%
- 食事由来 :20~30%
そのため、食事の回数が減ってしまう一日一食生活中は、普段よりも意識してたくさん水分を摂ることを意識することが大切です。
一日あたり2L程度を目安とし、1時間おきにコップ1杯ずつ飲むなど、こまめに補給していきましょう。
5-4. 栄養バランスを整える
食事回数が少ないからこそ、毎回栄養バランスをしっかり意識することも重要になります。
主食・主菜・副菜を揃えると自然と栄養の偏りがなくなるため、この3つを揃えることを意識しましょう。
主食・主菜・副菜とは以下のようなものです。
主食・主菜・副菜とは
- 主食:ご飯、パン、麺類などエネルギー源となる食品
- 主菜:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などたんぱく質を多く含む食品
- 副菜:野菜、海藻、きのこ、こんにゃくなどビタミンやミネラル、食物繊維を含む食品
主食は白米や白いパンなどを選ぶと血糖値を急上昇させやすいので、玄米やもち麦入りごはん、胚芽パン、蕎麦、全粒粉パスタ、オートミールなどの食物繊維を含むものを選ぶと良いでしょう。
血糖値の急上昇は脂肪蓄積を招きますが、食物繊維を含む主食を選ぶとそれを防止することができるためです。
また副菜に含まれる食物繊維には、血糖値の急上昇を防ぐだけでなく、満腹感を感じさせてくれる働きもあります。
そのため最初に野菜や海藻などのおかずをしっかり食べることでお腹を落ち着かせて、その後糖質や脂質の多いものばかりを食べ過ぎてしまうのを防ぎましょう。
5-5. 体調が悪いときはやらない
体調が悪いときは一日一食のルールは忘れて、まずは体を元気な状態に戻すためにしっかりと栄養補給することを優先させましょう。
一日一食のままでは、体調改善に必要な栄養をきちんと補うのは難しいからです。
また、一日一食を始めた結果「自分に合わず体調を崩してしまった」という場合も、無理に継続せずにすぐに中止するようにしてください。
一日に一回しか食べないようにすると、その分普段よりも一回当たりの食事量が多くなります。
そのため胃腸には短時間で普段よりも多くの食事が入ってくることになり、消化のための負担が非常に大きくなってしまいます。
そうすると、それが原因で胃もたれや下痢を生じてしまうことも考えられます。
その場合は、あなたの体質には一日一食は合っていない可能性が高いので、少なくとも体調が良くなるまでは止めるようにしましょう。
5-6. 段階的に取り組む
一日一食を始めると、最初は空腹を我慢するのが辛いと思います。
そんなときは、最初から「一日一食しか食べない」というハードなルールにするのではなく、まずは一日二食から始めて体を慣らしていきましょう。
例えば以下のように段階を踏んでいくと成功しやすいです。
一日一食の段階的な
取り組み方
- 朝食だけを抜き、昼食と夕食の一日二食にすることから始める
- 慣れてきたら昼食の時間はナッツや小魚などの軽食だけにしていく
- 昼に食べる間食を徐々に減らしていく
空腹が我慢できない時には、上記のように素焼きナッツや小魚のように歯ごたえがあり満足感を得られやすいものを食べるようにすると良いでしょう。
6. みんな「みんチャレ」で食事管理やダイエットに成功している!
ここまでは、一日一食の取り組み方について解説してきました。過度な変化は禁物、段階的に取り組むのがポイントです。
そのためにおすすめなのが、匿名の5人組の仲間と一緒のチームで、食事管理やダイエットを一緒に頑張ることができる習慣化アプリ「みんチャレ」です。
みんチャレを使ったダイエットでは、極端な食事制限や過度な負担は必要ありません。
さらに、痩せる習慣を身につけるため、リバウンドすることもありません。
みんチャレが過去にユーザーに対して行った調査では、みんチャレでダイエットに取り組んだユーザーは3ヶ月で平均3kgのダイエットに成功したという結果も出ています。
また、これまで100万人を超えるユーザーがみんチャレで習慣化に取り組んでおり、神奈川県と行った実証実験ではみんチャレを活用した糖尿病患者の目標歩数の達成率・平均歩数が2倍になったという結果も出ています。
以下ではみんチャレを使ってダイエットに成功した方の声を紹介します。
みんチャレ(運動)&あすけん(食事管理)でのダイエットを始めて7ヶ月。とうとう-12kg達成しました!
半年で10〜12kgとか行けたらすごいなぁ〜と思っていたので、誤差の範囲で叶った!ってことで♪
体脂肪率も10%以上減らしたし満足✨
アプリ作ってくださった方々ありがとうございます!— たくみ (@start555_takumi) November 24, 2021
みんチャレのエアロバイクで痩せよう!に参加して4ヶ月。体重も約5キロ減💪周りからも痩せた?って聞かれる事も🙌行動を積み上げた結果で変化が出てきた🦾やらないと気持ち悪い感覚になるまで積み上げるよ‼️#ダイエット #みんチャレ #積み上げ
— マサヒロ219 (@masahiro0316232) October 14, 2021
ダイエット開始後-8kg達成
エアロビ15分、エアロバイク10分、筋トレを継続。
みんチャレで体重を報告。
食べた物はあすけんに記録。
毎日の記録、報告が重要!
会社で「最近痩せたよね」と言われました。これは嬉しい😆#ダイエット #ダイエット垢さんと繋がりたい #みんチャレ#あすけん— あんさんに (@littleanne77) October 10, 2021
みんチャレは食事・運動・睡眠などの生活習慣を改善し、健康的に痩せてリバウンドをしない、本来のダイエットを推奨しています。
この先では、みんながみんチャレを使ってダイエットに成功している理由と、おすすめの使い方を紹介します。
6-1. ダイエットが成功する理由① 同じ目標の仲間と楽しく続けられる
みんチャレを使うと、同じ目標を持つ仲間とダイエットを楽しく続けることができます。
なぜなら、同じ目標を持つ仲間とお互いに毎日の頑張りや成果を報告し合うことで、モチベーションを上げることができるからです。
ダイエットはひとりで頑張っていても、「サボっちゃおう」とふと思った瞬間に挫折しがちです。
しかし、同じく頑張っている仲間がいれば「自分もやらなければ」といいプレッシャーを感じることができるのです。
また、習慣化のチャレンジを共有することで、人から「監視されている」のと同様の状態になります。
人はご褒美を与えられるよりも監視をされる方が習慣化率が上がります。
みんチャレでは、チームの仲間に、毎日頑張った証拠写真を報告したり、コメントやスタンプなどで励まし合いながらダイエットに取り組みます。
自分の頑張りをチームのメンバーから褒めてもらったり、時には弱音を吐いてダイエットの辛さを共有したり、情報交換しながら取り組むことで、ダイエットのモチベーションが上がって毎日楽しく続けることができるのです。
また、周りに同じ目標の友人がいない方でも、アプリ上で自分と同じ痩せる習慣を身につけたい仲間と簡単に出会うことができます。
みんチャレには、体重・食事・睡眠などのレコーディングダイエットを行うチャレンジ、トレーニングやランニングなどを行うチャレンジなど、ダイエットに関連する様々なチームがあるからです。
6-2. ダイエットが成功する理由② 太る行動に気づき、改善できるようになる
みんチャレで毎日投稿を続けると、自分の行動を振り返り、太らせている要因に気付けるようになります。
なぜなら、みんチャレでは毎日必ず自分の取り組んだ証拠写真や、体重などの数値を投稿する必要があるからです。
毎日チャットに体重などの身体の状態や運動、食事改善などのダイエットの取り組みを投稿すると、「自分がなぜ太っているのか?」に気付くことができるようになります。
気付きの例
- 1日3回仕事中に飲んでいるカフェラテが高カロリー
- 残業が続くと小腹を満たすために食べすぎている
- しばらく運動をサボったら体重が増えてきた
そして、自分がを太らせている行動に気付くと、「今日は食べすぎてしまったので明日は調整しよう」「手元におやつをおかないようにしょう」という風に、自分を太らせている行動を改善できるようになるのです。
6-3. 体重管理と食事記録チームに参加するだけでダイエットが成功する!
みんチャレを使って痩せる習慣を身につけ、ダイエットを成功させるためには、まずは「体重管理」と「食事記録」のチームに参加しましょう。
なぜなら、「 8-2. ダイエットが成功する理由② 太る行動に気づき、改善できるようになる」でも述べたとおり、体重と食事内容を記録するだけで「自分がなぜ太っているのか?」に気付き、改善するきっかけになるからです。
「自分では無意識で行っていた太る行動」に気付いて自覚することで、自然とその行動を避けられるようになり、痩せることができるのです。
6-3-1. 「体重管理」チャレンジで、現在の体重が近い人が集まるチームに参加しよう!
体重管理のチャレンジには、下記のようにさまざまな目標や名前のチームがありますが、特に自分の現在の体重と目標体重が同じ人がいるチームに参加しましょう。
- 70kg台→60kg台へ
- BMI25未満を目指そう
- 毎日体重記録をつけよう
- 体重を記録してリバウンド防止
みんチャレでは、自分の境遇や目標が近い人と一緒に取り組んだ方が効果が高いことが分かっています。
「体重管理」チャレンジのチームでは、チームのメンバーに毎日体重計の写真や体重管理アプリの画面と、その日の体重を報告します。
報告した体重のグラフはマイデータ画面から確認することができます。
6-3-2. 「食事記録」チャレンジで、食生活を改善するチームに参加しよう!
食事のチャレンジには、毎日の食事を記録する、特定の食材を食べる、間食を避けるなどさまざまな目標のチームがあります。
その中でも特に、以下のような毎日の食事を記録して改善するチームに参加しましょう。
- バランスの良い食事で痩せよう
- 糖質制限にチャレンジ
- 食事と摂取カロリーを共有しよう
まずは自分の食事を記録して、太る原因を知って改善するためです。
「食事記録」チャレンジのチームでは、チームのメンバーに毎日食べた物を写真で報告します。
食事の写真は複数枚投稿でき、マイデータ画面から確認することができます。
毎日の体重と食事が記録できるようになってきたら、運動のチームに参加して、「5-3. 筋トレを行い筋肉をつける」を実践するとより効果が高まるでしょう。
運動には
- 毎日筋トレしよう
- みんなで目指せ5万歩
- HIITに挑戦
などのチームがお勧めです。
さらに詳しくみんチャレの活用法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
7. まとめ
この記事では、まずは一日一食のメリットをお伝えしました。
一日一食のメリット 7つ
- 短期間で体重が落ちる
- 肌の調子がよくなる
- 集中力を保ちやすくなる
- むくみが減る
- 有効に使える時間が増える
- お金の節約になる
- 食べ物がおいしく感じられる
次に、逆にどのようなリスクがあるのかを以下のように5つの項目に分けて解説しました。
一日一食のリスク 5つ
- 筋肉が減りやすくなる
- 脂肪蓄積が進みやすくなる
- リバウンドしやすくなる
- 必要な栄養が不足しやすくなる
- 便秘を引き起こしやすくなる
さらに、一日一食が向いている人といない人の特徴は以下の通りでした。
一日一食が向いている人の特徴
- 「一度に食べる量を減らす」というダイエットができない肥満の人
- 食べることよりも優先したいことがある人
一日一食が向いていない人の特徴
- 食べることが好きな人
- これまでは一日三食で、健康状態にも問題がない人
- 成長期の人
- 妊娠の計画がある、もしくは妊娠中や授乳中の人
- 太っていない人
- 高齢者
- 病気に罹患している人
最後に、一日一食のやり方として以下をお伝えしました。
一日一食のやり方とは
- 一日の食事回数を一回にする
- 食事をするタイミングはいつでもOK
- 水分をしっかりとる
- 栄養バランスを整える
- 体調が悪いときはやらない
- 段階的に取り組む
最後までお読みいただいたことで、一日一食による良い効果とリスクがわかり、自分に向いているのかどうかを判断できたのではないかと思います。
自分の目的に合う食べ方を探す上で、この記事がお役に立てたようでしたら幸いです。