新しいことを続けたい、目標に向かって行動を習慣化させたいと考えている人は、習慣化アプリを活用するのがおすすめです。
習慣化アプリは、正しく使えば習慣の定着に役立ちますが、選び方を間違ったり、使い方次第では逆に習慣化に失敗してしまいます。正しく続けるためには、以下の3つのポイントが重要です。
・記録がしやすい
・カスタマイズしやすいか
・フィードバックがあるか
この3つを押さえて最も適した習慣化アプリを選ぶことで、効率的に最短で習慣化することができます。
本記事では、実際にアプリを使ってみた上で、厳選した以下の習慣化アプリについて詳しく解説します。
簡単に記録できる | 多機能 | 習慣化の工夫がある | |
イチ推し | 継続する技術 | Streaks | みんチャレ |
その他 おすすめ アプリ | Way of Life DotHabit HabitMinder | Habitify Routinery ツミログ | Today SIZLY |
この記事を参考に、ぜひ自分が行いたいと思っている習慣・目的に合った習慣化アプリを見つけてみてください。
目次
- 1 1. 実際に使って検証してみた!習慣化アプリおすすめ11選
- 1.1 1-1. 同じ目標を持った5人で楽しく続ける「みんチャレ」
- 1.2 1-2. 30日間で一つの習慣化に集中できる「継続する技術」
- 1.3 1-3. 多機能で使いやすい!デザインも◎海外で人気な「Streaks」
- 1.4 1-4. 赤と緑で分かりやすく表示する「Way of Life」
- 1.5 1-5. ドットをためて、成長を目で確認できる「DotHabit」
- 1.6 1-6. 幅広いジャンルの習慣に対応している「HabitMinder」
- 1.7 1-7. 細かくカスタマイズできる「Habitify」
- 1.8 1-8. 自分にあったルーチンを作って習慣化する「Routinery」
- 1.9 1-9. 時間を測って記録できる「ツミログ」
- 1.10 1-10. 綺麗な画像でモチベーションアップ!「Today」
- 1.11 1-11. お金をかけることで強制力をもたせる「SIZLY」
- 2 2. 成功率がアップする習慣化アプリの選び方
- 3 3. 習慣化アプリの気をつけたい注意点
- 4 4. おすすめ習慣化アプリまとめ
1. 実際に使って検証してみた!習慣化アプリおすすめ11選
自分に合った習慣化アプリを見つけるためには、レビューや無料・有料かどうかなどのプランはもちろんのこと、アプリの特徴や機能を比較することが大切です。
みんチャレブログ編集部員が約2ヶ月間アプリを使ったユーザーの視点と、みんチャレの生みの親で習慣の専門家の長坂(みんチャレを運営するエーテンラボ株式会社CEO)、「ウェルビーイング」「幸福学」研究の第一人者である慶応義塾大学の前野隆司教授の監修のもと、
- アプリのコンセプト
- いいところ/おすすめできないところ
- みんチャレ編集部員の体験記
- 習慣の専門家の視点
- どんな人に向いているか
などを踏まえて紹介していきます。
リリースされたばかりのアプリや、海外の様々な国で使われているアプリなど、他ではあまり紹介されていない習慣化アプリも、実際に使った感想とともに解説していきます。
1-1. 同じ目標を持った5人で楽しく続ける「みんチャレ」
ポイント
- ユーザー数100万人超えの独自の習慣化メソッドを持つアプリ
- 同じ目標を持つ匿名の5人で、チャットで励まし合いながら楽しく続ける仕組み
- 専門家監修の元、習慣化に効果的な機能が多数あり
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.7 / 2.9万件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 有料 (500円/月、480円/3ヶ月、4,700円/年) 無料お試し期間あり |
日記・メモ機能 | 有り |
画像記録機能 | 有り |
グラフ機能 | 有り ※睡眠時間、体重、歩数をグラフで表示 |
ダウンロードURL | Appleはこちら Googleはこちら |
コンセプト
「みんチャレ」は、ダイエット・運動・勉強など同じ目標を持った仲間と匿名で最大5人のチームを組み、チャットで励まし合いながら続ける独自の習慣化メソッドを持つ習慣化アプリです。
「みんチャレ」は、取り組んだ内容を仲間に報告して楽しく続けた結果、いつの間にか習慣化に成功しているということを目指しています。
以下で1つずつ説明していきます。
いいところ
同じ目標を持つ仲間と一緒に楽しく続けられる
「みんチャレ」では同じ目標を持つ仲間とチャットで励まし合いながら習慣化を目指すため、毎日楽しく続けやすいといえます。
なぜなら、以下の理由で毎日仲間と一緒に頑張ろうという気持ちになれるからです。
- 自分の頑張りを他人が褒めてくれる
- チームメンバーの変化も知ることができる
- 同じ目標を持つ仲間とチャットで共通の話題や悩みを共有できる
また、匿名で参加でき、ユーザー間で1:1の個別のやりとりはできないようになっています。
そのため、ユーザー同士はゆるく繋がり、チームに気兼ねなく参加・退出できることも魅力です。
「みんチャレ」では同じ目標を持った5人1組のメンバーで成果を報告し合うため、一緒に頑張る仲間から認めてもらえることでより頑張ろうと思えます。
他人と交流する機能のあるアプリを比較
程よい強制力がある
「みんチャレ」には、以下のような程よい強制力があり、脱落防止に繋がります。
項目 | 効果 |
チームのメンバーによる監視 | チームのメンバーに毎日報告するため、「みんな見ているからやろう」という程よいプレッシャーになります。 |
チームの連続達成 | チーム全員が投稿した日をカウントしており、その日に投稿しないと途絶えてしまいます。 |
自動退出期間 | 自動退出期間はチームによって2〜15日に設定されており、一定期間アクションがないと、システムに強制的にチームを退出されてしまいます。 |
写真を投稿し、記録が蓄積されることで自分の変化を感じられる
「みんチャレ」ではカレンダー画面で自分のがんばりを見える化でき、モチベーション維持に役立てることができます。
人は自分の変化や成長を感じると、モチベーションを維持しやすくなるからです。
「みんチャレ」は毎回写真を記録するため、写真で自分の変化を追うことができるため、より自分の変化や成長を感じることができるのです。
習慣化で貯めたコインを社会貢献活動に寄付することできる
「みんチャレ」では習慣化することで貯めたコインを社会貢献活動に寄付することができます。
自分のがんばりが、自分やチームのためだけでなく誰かの助けになることで、アプリを長期的に続けるモチベーションにつながります。
おすすめできないところ
1人で黙々と習慣化したい人には向かない
「みんチャレ」は5人1組で励まし合いながら習慣化を目指すアプリのため、チームにより会話の頻度は変わりますが、必ずメンバーとのコミュニケーションが発生します。
そのため、以下のような人には向いていないかもしれません。
- 1人で黙々と取り組みたい人
- 他人の目を気にせずマイペースに取り組みたい人
- すでに習慣化できていることを簡単に記録・分析したい人
そういう方には「Streaks」などの簡単に記録できるおすすめ習慣化アプリを使用することをおすすめします。
みんチャレ編集部員の体験記
みんチャレ編集部の5人の感想は、「同じ目標を持つ仲間と一緒に頑張れて、仲間の監視がある『みんチャレ』が一番続く!」でした。
実は、この記事は「みんチャレ」の習慣化の力がなければ完成しなかったのです。
今回私たちは実際に競合の習慣化アプリを2カ月間使ってみましたが、どのアプリも1週間くらいで飽きてしまったり、アプリを開くことを忘れてしまったりして使い続けることができませんでした。
そこで「みんチャレ」を使って、「習慣化アプリを使い倒す」というチームを作成し、各アプリを使った感想や進捗を報告し合いました。
みんなで「習慣化アプリを使って比較する」という目標に向かって毎日報告し合うことで、習慣化アプリを使い続けることができました。
みんチャレ編集部員の「習慣化アプリを使い倒す」チームの投稿画面
習慣の専門家の視点
「みんチャレ」は記録をして習慣化させるのではなく、楽しいコミュニケーションの結果、気がついたら記録が溜まっていて習慣化できているのが特長です。
「みんチャレ」は楽しさや起動させるための工夫を凝らしています。
飽きにくいことも特長のひとつです。
「みんチャレ」は、ユーザー同士の予測不可能なコミュニケーションが毎日ありますので、常に新しい刺激を感じることができます。
同じ目標をもっと仲間同士でチームを組んで励まし合えるという点も「みんチャレ」の醍醐味だと思います。
所属欲求が満たされることで、チームに所属していることに心地よさを感じ、長い期間、習慣化に取り組むことができるようになると考えられます。
こんな人におすすめ!!!
- 誰かと一緒に頑張りたい人
- 同じ目標や悩みを抱えている人が身近にいない人
- ダイエットや勉強など、やる気はあるけど続かない人
- これまで何度も挫折してしまい、一歩踏み出すために新しい習慣化アプリを探している人
- 長期的に習慣化に取り組みたい人
1-2. 30日間で一つの習慣化に集中できる「継続する技術」
ポイント
- 30日間で、1つの習慣だけに集中するアプリ
- 記録は1回タップするだけで完了、操作がとても簡単で分かりやすい
- 「どうやって習慣したらいいか分からない」という習慣化初心者におすすめ
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.8 / 4.1万件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 無料 ※有料機能あり(960円/1回買い切り) |
日記・メモ機能 | 無し |
画像記録機能 | 無し |
グラフ機能 | 無し |
ダウンロードURL | Apple:こちら Google:こちら |
コンセプト
「継続する技術」は、30日間継続したい目標を1つだけ決めて毎日行う、とてもシンプルなアプリです。
「目標を一つしか設定できない」というコンセプトにしているのは、「継続する技術」だけです。
5分でできる目標を設定することを推奨しており、アプリ上で目標設定をするときに「5分でできる目標ですか?」と確認画面が出てきます。
これはなるべくハードルの低い目標を設定して毎日必ず行えるようにすることで、挫折させない(成功率を下げない)ということを目的にしているからです。
いいところ
操作がわかりやすく、簡単に記録できる
「継続する技術」は、毎日の習慣の記録が、アプリを起動後に画面を1回タップするだけで完了します。
操作方法がとてもシンプルで分かりやすいです。
習慣をしたら、画面をタップするだけなので、操作に迷うことなく、誰でも簡単に記録することができます。
アプリ起動して、習慣の記録までがすぐに行うことができるので、アプリを開いて記録するということに負担を感じることはありません。
目標設定に悩まず始めやすく、挫折しにくい
良い点は、「5分でできる1つの目標を30日間行う」と決まっているので、始めやすく挫折しにくいことです。
習慣化をいざ始めようと思った時、いつからいつまでの期間で、どのくらいのハードルの目標を設定したらいいか分からず、なかなか始められないといったこともあると思います。
「継続する技術」では「5分でできる1つの習慣を30日間行う」と決まっているため、目標設定に悩まずに、習慣化を始めることができるでしょう。
5分で完了することを目標に設定することを推奨しているため、そもそも続けないことが難しいくらいの目標を設定することになります。
達成できない日が続くと、モチベーションが下がって三日坊主になりがちですが、このアプリだと失敗する可能性をなるべく下げているので、挫折することなく続けることができるでしょう。
おすすめできないところ
画面の変化が少なく飽きやすい
「継続する技術」は、アプリ内での視覚的な変化が少ないので、アプリを起動するモチベーションの維持が難しいです。
アプリで設定できる目標がひとつしかなく、結果がグラフ化されるということもないため、毎日タップするだけでは飽きてきてしまうかもしれません。
記録するための操作は簡単ですが、飽きてきてしまうとアプリを起動しようとする気持ちがなくなってきてしまう点がおすすめできないところです。
みんチャレ編集部員の体験記
私は「毎日5分間筋トレする」ということを目標に設定しました。
目標設定から、毎日の記録までとても簡単で、ストレスを感じることはありませんでした。
アプリを使っていて、分かりにくさや不便を感じることは一度もなかったです。
ただ、毎日タップするだけで、特に達成感を感じることができず、30日間達成するまでに、40日も経過してしまいました。
30日間達成すると、自動的にチャレンジは終了するので、引き続き同じ習慣に取り組みたいと思ったら、再度設定しなくてはならないところも、少し面倒でした。
習慣の専門家の視点
「継続する技術」は、習慣を始めることや記録することのハードルを限りなく下げることで、成功率アップに繋げるというコンセプトが秀逸です。
習慣を行う期間として設定されている30日間は、達成するとアプリ上で自動的に褒めてもらえるため、モチベーションを維持しやすいです。
ただそれ以外の変化に乏しく、アプリからの反応が想像できるようになり、徐々に刺激がなくなり飽きてしまいます。
30日を超える長期的な継続は、困難ではないかと感じました。
こんな人におすすめ!!!
- 何をどうやって習慣化するか、なるべく考えたくない人
- とにかく簡単に記録したい人
- 限りなくハードルを下げて始めたい人
- 習慣化初心者
1-3. 多機能で使いやすい!デザインも◎海外で人気な「Streaks」
ポイント
- 28の言語に翻訳された海外で広く使われている人気の習慣化アプリ
- 高機能かつデザイン性にも優れている
- Apple Watchからも記録ができる
- 有料(ダウンロード時に請求)のため、始めるハードルが高い
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.7 / 3,134件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 有料(800円/1回買い切り) |
日記・メモ機能 | 無し |
画像記録機能 | 無し |
グラフ機能 | 有り |
ダウンロードURL | Apple:こちら ※Android非対応 |
コンセプト
「Streaks」には英語で連続という意味があり、「いい習慣(タスク)を何日も連続して継続する」ということを目標にしたアプリです。
Appleデザインアワード受賞するなどデザイン性にも優れており、非常に分かりやすい習慣化アプリです。
タスクは最大24個まで登録ができ、登録したタスクは、イラストで書かれたアイコンで分かりやすく表示されます。
優れているのはデザイン性だけではなく、機能も充実しています。
後で詳しく説明しますが、ヘルスケアアプリとの連携に優れており、タスクの種類によっては、自動的に記録が完了するといった機能があります。
また「アプリを開いて記録をつける」というアプリが多い中で、「Streaks」では
- Apple Watchをタップする
- Siriに呼びかける
といった記録手段があります。
今回紹介する習慣化アプリの中で唯一有料のアプリで、ダウンロードする際に610円支払う必要があります。
いいところ
画面を見た瞬間に、何をしたらいいかパッと分かる
「Streaks」は、アプリの画面を開いた瞬間に、今どのタスクに取り組むべきかが、パッと分かるようなデザインになっています。
例えば、習慣化したいタスクのアイコンがイラストで表示されるため、文字を読まなくてもアイコンを見ただけで、どのタスクかが一目でわかります。
またアイコンが大きく、タスクの一覧を見ただけでどのタスクがどこまで終わっているかがすぐに分かるでしょう。
タスク(習慣)の一覧画面の比較
アプリ名 | ||
タスク(習慣) | ||
タスク(習慣)の種類 | アイコンがタスクを分かりやすく表示している | 文字を読まないと習慣の区別がつかない |
進捗状況 | 完了したタスクが白く表示されていて、分かりやすい | 今日の習慣が終わっているか分からない |
タスクを達成すると、アイコンの背景が白に変わるため、終わっているタスクと終わっていないタスクが、以下のように一目で分かるようになっています。
ヘルスケアアプリとの連携やタイマー機能で習慣を自動記録できる
「Streaks」では、タスクごとに記録方法を設定することができます。
以下のタスクは、ヘルスケアアプリと連携することで、自動的に記録をとることができます。
ヘルスケアアプリと連携して終了できるタスク一覧
- 睡眠時間
- 歩数
- ランニング、ウォーキング、サイクリングの距離
- Apple Watchのアクティビティリング
「Streaks」では、タイマー機能を使った記録も可能です。
スタートボタンを押すとタイマーがスタートして、時間が終了すると自動的に記録が完了します。
このようなタイマー機能は、アプリの他にタイマーを準備する必要がないため、「自転車を15分漕ぐ」などの時間が決まった習慣を行いたい場合に、とても便利です。
このようにタイマーを用いた記録ができる習慣化アプリは、他には下記の表のものがあります。
記録方法にタイマー機能・ストップウォッチ機能があるアプリ
Streaks | ||
タイマー機能 | ストップウォッチ機能 | |
設定した時間のタイマーがスタートして、終了したら自動的に記録される | 設定した時間のタイマーがスタートして、終了したら自動的に記録される | ストップウォッチや手入力で、累計時間を記録することができる |
おすすめできないところ
有料アプリのために気軽に始められない
最初にお金を払わないと使用開始できない点が、「Streaks」のおすすめできないところです。
無料で使用して使い勝手を確かめてから、有料プランに変更するということができません。
非常に高機能かつ使い勝手がいいアプリではありますが、始めるまでのハードルが高いのが難点です。
みんチャレ編集部員の体験記
私は「Streaks」を使って、「散歩する」「本を読む」「フロスをする」の3つの習慣に挑戦しました。
「本を読む」タスクはタイマー機能で記録していたので、設定時間が終了したら自動的に完了になるので便利でした。
全体的に操作方法は簡単で、ウィジェット機能やApple Watchなどのアプリを開かなくても使える機能はありましたが、結局それを見るという強制力がなく、タスクをやったりやらなかったりする日が多かったです。
操作方法が簡単だからといって、それだけでは必ずしも習慣化につながる訳ではないと感じました。
習慣の専門家の視点
「Streaks」は、自分の習慣に合わせて機能を選べて、高機能だと思います(回数、時間、頻度などの設定ができる、ヘルスケアアプリ連携が可能など)。
アプリの使い勝手が全体的に洗練されていて、今使いたい機能だけ表示されているなど、直感的で使いやすいのも特長です。
アプリ上での記録がしやすく、見やすいため、自分の行いたい習慣が決まっている人やログを残したい人にはぴったりのアプリです。
ただ、記録するための機能は優れていますが、習慣化するための機能が少ないです。
アプリを開こうと思う気持ちや、記録する行動自体を促すための工夫が少ないと思います。
こんな人におすすめ!!!
- お金をかけてでも、タイマーやポモドーロの回数カウントなどの便利な機能を使いたい人
- なるべく簡単に記録したい人
- Apple Watchを持っている人
- 英語に抵抗がない人
- iPhoneユーザー(Android未対応)
1-4. 赤と緑で分かりやすく表示する「Way of Life」
ポイント
- 実行できたら「はい」、できなかったら「いいえ」を選択するシンプルな操作
- 緑と赤でわかりやすく表示し、さまざまなグラフで行動記録を分析できる
- 無料だと機種変更の際にデータが引き継げない
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.4 / 499件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 無料 ※有料機能あり(860円/1回買い切り) |
日記・メモ機能 | 有り |
画像記録機能 | 無し |
グラフ機能 | 有り |
ダウンロードURL | Appleはこちら Googleはこちら |
「Way of Life」のコンセプト
「Way of Life」は見た目も操作も非常にシンプルで、習慣を行なったかどうかを赤と緑で分かりやすく表示する習慣化アプリです。
入力結果を様々なグラフで表示することができ、ライフスタイルのプラスとマイナスの傾向を簡単に見つけることができます。
いいところ
シンプルな操作で入力できる
「Way of Life」は、設定した習慣を実行したかどうかを、3タップで記録できます。
自分が設定した習慣ができたら「はい」実行できなかったら「いいえ」を選択していきます。
無料で習慣を3つまで登録することができ、複数の習慣を当日の入力も過去の入力も同一画面で簡単に行うことができます。
挫折感を味わわない仕組み
何か理由があって実行できなかった場合「スキップ」を選択できたり、過去の習慣も入力できるため、疲れていたり、記録を忘れてしまっても挫折感を味わずに済みます。
わかりやすい表示と多様なグラフで行動を分析できる
自分が設定した習慣ができたかどうかを、緑と赤のでわかりやすく表示します。
また、さまざまなタイプのグラフで表現することで、自分の行動を分析することが可能です。
おすすめできないところ
無料では機種変更の際にデータが移行できない
せっかくグラフ化する機能がついているのに、アカウント連携がなく、機種変更した際に過去のデータが引き継がれません。
データのバックアップ機能が有料のため、無料で使っている場合は機種変更した際に0からのスタートになってしまいます。
継続させるための仕組みが少なく、強制力が弱い
「Way of Life」にはリマインダー機能や分析機能がありますが、それ以外に新しい習慣を継続するための仕組みが少ないです。
記録が後から入力できてしまうことや一定期間入力しなくてもペナルティがないため、強制力がありません。
そのため、実行するのにエネルギーを必要とする新しい習慣を身につけたり、悪い習慣をやめることは難しいと感じました。
みんチャレ編集部員の体験記
私は「Way of Life」で「瞑想する」「水を飲む」「筋トレ」の3つの習慣にチャレンジしました。
ダウンロード後に分かりやすいチュートリアル(使い方の説明画面)が表示され、操作も簡単なのですぐに使い始めることができました。
使い始めた当初は、操作が簡単かつ「みんチャレ」にはない様々なグラフが面白く、データがたまるのが楽しみで記録が続きました。
しかし、結局使用開始2週間で記録が途絶えてしまいました。
入力が途絶えてしまった理由は、
- 後から入力できるため、「まとめて入力すればいいや」とサボるうちに記録をめてしまった
- 画面がシンプルすぎて自分の変化が感じられずに飽きてしまった
からです。
習慣の専門家の視点
「Way of Life」は、習慣化の記録をつけることで、過去の自分の行動を振り返り、自分のパフォーマンスの変化を確認することができます。
例えば、特定の曜日だけできていない、この週はできない日が多かったなど、できた/できないを振り返ることで、自分のリズムや癖を把握することができます。
すでに習慣化できつつある人にはおすすめですが、これから習慣化しようと思っている人にはハードルが高いと思います。
習慣が途切れてしまった時に復帰するための機能がリマインダー機能しかないため、そのまま離脱することも多いのではと思いました。
こんな人におすすめ!!!
- なるべく簡単に記録したい人
- 記録する際に、メモを残したい人
- 特定の曜日に行う習慣がある人
- スキップ機能を活かして、ゆるく習慣化に取り組みたい人
- 自分の行動の傾向をグラフで把握・分析したい人
1-5. ドットをためて、成長を目で確認できる「DotHabit」
ポイント
- ドットで一目で目標達成が分かりやすい
- シンプルだけどカラフルで可愛い
- ラジオ体操のスタンプを集めるのが好きだった人におすすめ
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.6 / 1.1万件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 無料 ※有料プランあり(200円/月) |
日記・メモ機能 | 有り |
画像記録機能 | 有り |
グラフ機能 | 無し |
ダウンロードURL | Apple:こちら Google:こちら |
アプリのコンセプト
「DotHabit」は、達成した習慣がドットで表示されるアプリです。
習慣を達成するとドットがたまっていくので、今まで自分がどれだけ達成したかがパッと見ただけで分かります。
習慣を達成すればするほど、ドットがたくさんたまるので、達成感を味わいながら習慣を継続していくことができます。
「明日も習慣を達成して、もっとドットをためよう!」とモチベーションを維持することができるでしょう。
ドットがたまっていくことに快感を覚える人は、この「DotHabit」を使って習慣化に取り組むことをおすすめします。
いいところ
簡単な操作で記録が可能
「DotHabit」の習慣の記録方法は、とても簡単です。
記録したい習慣をタップして、プラスボタンを押し「完了」を押すだけで記録が完了します。
習慣の記録をする際に、文章や画像もあわせて記録が可能です。
ヨガをする際にみた動画のスクリーンショットや食べたお昼ご飯の写真など、その時の記録を残すことができ、振り返りをするときに役に立ちます。
カラフルなドットがたまると達成感を感じる
アプリを開くと、一番最初の画面で、今まで達成した習慣がドットで表示されます。
習慣ごとにドットの色が違うので、どの習慣がよくできているのか、サボりがちかなどもすぐに分かります。
「DotHabit」はどのくらい習慣を達成してきたかが、とても分かりやすく表示されています。
DotHabit | ||
アプリを開いたらすぐに、習慣のリストとドット(達成)が見える | アプリを開くと、今日を完了した習慣はわかるが、これまでの期間どれだけやってきたかが分からない | 習慣の達成と未達成が緑と赤で表示されるが、全て習慣が同じ色のため分かりづらい |
習慣をすればするほど、ドットがたまっていきます。
たまったドットを見ていると、自分の成長が可視化されているように感じ、これからも習慣を続けて、もっとドットをためていこうとモチベーションの維持につながります。
おすすめできないところ
アプリ内の説明が少ない
シンプルで使いやすいのですが、アプリ内で機能についての説明が少ないように感じました。
基本的な使い方をまとめたページや、項目の補足説明があまりなく、少し不親切に感じられました。
達成できないと無色のドットが増えてやる気が下がる
習慣が達成できない場合、その日は無色のドットが表示されます。
達成できない日が続けば続くほど、無色のドットが増えていくので、それを見るたびに残念な気持ちになりました。
達成できたことが可視化されるだけでなく、達成できなかったことも可視化されてしまうデザインだと思います。
みんチャレ編集部員の体験記
私は「DotHabit」使って、以下の3つの習慣に挑戦しました。
- ヨガをする
- 日付が変わる前に寝る
- 7時台に起きる
習慣に取り組めば取り組むほど、カラフルなドットがたまっていくので、ドットがたくさんたまっていくのを見るのはとても楽しく、達成感がありました。
しかし、日常の忙しさもあり、リマインダー通知がきてもアプリを開かない日が徐々に増えてしまいました。
その結果、達成しなかったことを示す無色のドットばかり増えていき、それを見ていると、継続できない自分に少し残念な気持ちになってきてしまいました。
アプリを開くとそういう気持ちになるため、より一層アプリを開く頻度が少なくなるという悪循環に陥ってしまいました。
習慣の専門家の視点
「DotHabit」は習慣が続くことで、ドットがたまるという仕組みで、達成を楽しく感じるアプリです。
連続達成が目で見えて分かったり成長が視覚化できると、習慣化のモチベーションにつながります。
「DotHabit」はその効果を狙った、操作が簡単な使いやすいアプリだと思います。
しかし、その達成が途切れた時に、アプリを継続させる工夫に乏しく、一度挫折してしまうと、そこから復帰するのは難しいのではと感じました。
こんな人におすすめ!!!
- 簡単に記録したい人
- 記録する際に、メモと画像も残したい人
- ラジオ体操のスタンプを集めるのが好きだった人
- 皆勤賞を目指していた人
- カラフルでシンプルなデザインが好きな人
1-6. 幅広いジャンルの習慣に対応している「HabitMinder」
ポイント
- シンプルなデザインで、幅広いジャンルの習慣化に使える
- 習慣の頻度の設定が自由にできる
- 習慣ごとに記録の方法(タイマー、回数)を変えたい人におすすめ
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.4 / 1,947件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 無料 ※有料プランあり(320円/月、1,060円/年、2,100円/生涯) |
日記・メモ機能 | 有り(有料プランのみ) |
画像記録機能 | 無し |
グラフ機能 | 有り(有料プランのみ) |
ダウンロードURL | Apple:こちら Google:こちら |
コンセプト
「HabitMinder」は、シンプル、簡単、ミニマルに使える習慣追跡ツールです。
海外のアプリですが、基本的に日本語対応しています。
運動や勉強、読書、祈るなど幅広いジャンルの習慣を管理することができます。
あらかじめ設定されている項目に、「精神」「感謝する」「コミット」といった精神面での習慣が含まれている点は、特徴的ではないでしょうか。
記録の方法も習慣によってさまざまです。この後詳しく説明しますが、ヘルスケアアプリとの連携も可能で、歩数などは自動連携で記録されます。
いいところ
記録の方法が習慣ごとに異なるが、簡単に記録できる
「HabitMinder」は下記の画像のように、習慣ごとに記録の方法が異なります。
- スクワット→5回ごとの回数カウント
- 簿記の勉強→「やりました」を押す
- 歩く→ヘルスケアアプリとの自動連携
上記の記録方法以外にも、タイマー機能を使って記録ができるなど、習慣に合わせた記録を簡単にとることができます。
このように記録方法はいくつかありますが、画面上にタップする場所が表示されており、どれも操作は簡単です。
習慣の頻度が自由に設定できる
毎日記録しなければならない習慣化アプリもありますが、「HabitMinder」では習慣ごとに頻度を設定できます。
設定画面は下記のとおりです。
隔日で行う筋トレといった習慣も、「HabitMinder」だと頻度に合わせて記録できるので、非常に便利に使うことができます。
おすすめできないところ
無料だと記録の遡りが過去1週間しかできず、達成感を得られない
無料だと当日から1週間前までの記録までしか遡って見ることができず、それより前の記録は有料機能でしか見られません。
習慣をグラフ化する機能も有料ですので、これまで継続したことを振り返る機能が無料だとありません。
どれだけ「HabitMinder」で習慣を続けたとしても、無料で使っている限り、達成感を感じることは少ないでしょう。
「HabitMinder」をより効果的に使用するためには、有料プランに入ることをおすすめします。
みんチャレ編集部員の体験記
私が「HabitMinder」を使って取り組んだ習慣は下記の3つです。
- 簿記の勉強
- 英語の勉強
- 文章を書く
アプリ開くと、今どの習慣をどこまでやったかが一覧で見ることができます。
今日はまだ英語の勉強をやっていないかったな、などと気がつくことができ、その日の進捗度合いがわかりやすかったです。
ただ「おすすめできないところ」にも書きましたが、これまでどれだけ習慣を続けてきたかが確認できません。
アプリを使って習慣化ができているのか、自分が成長しているかを感じることができず、単なるTodoリストとして見ることが多くなってしまいました。
実際に使っていた時のアプリ画面
習慣の専門家の視点
「HabitMinder」は、習慣があらかじめ用意されていて、それに合わせた様々な記録方法があるのは、とても便利だと思います。
シンプルで使い勝手もよく、操作も簡単で記録にストレスを感じることはないでしょう。
しかし「HabitMinder」は、毎日のToDoリストのように、今日の習慣をやったかやっていないかを記録することができますが、アプリ内に振り返る機能が少ない(無料の場合)ため、継続による達成感を得にくいでしょう。
こんな人におすすめ!!!
- 習慣ごとに記録方法を変えたい人
- 精神面の良い習慣(笑う、感謝する)を身につけたい人
- ジム通いやランニングなど、曜日を決めて習慣化したい事がある人
- 習慣の頻度を設定して、ゆるく習慣化を始めたい人
1-7. 細かくカスタマイズできる「Habitify」
ポイント
- 設定の種類が充実、習慣を細かくカスタマイズして記録・振り返ることができる
- 続かない習慣の継続を手助けする「習慣化アプリ」よりは上級者向けの「タスク管理アプリ」
- Android、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Webでマルチプラットフォーム展開
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.5 / 632件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 無料 ※有料プランあり (550円/月、3,800円/年、8,000円/一生涯) |
日記・メモ機能 | 有り |
画像記録機能 | 有り |
グラフ機能 | 有り |
ダウンロードURL | Appleはこちら Googleはこちら |
コンセプト
「Habitify」は、海外でも広く使われている有名なアプリです。毎日の習慣を細かくカスタマイズして記録・振り返りができることが特徴です。
例えば、習慣化に取り組む曜日や時間帯、目標を設定することが可能なほか、その日の気分も登録できたり、取り組んだ時間を分単位で記録できます。
さらに、取り組んだ習慣の進捗をグラフやカレンダーなどで細かく表示することができることも、他の習慣化アプリとは違った特徴です。
また、リマインダー機能、スキップ/オフモード機能、メモ機能など、他のアプリに備わっている機能はどれも一通り備わっています。
ウィジェットでの表示、Web・Mac・iPad・Apple Watchなどとの連携機能など、細かい機能も充実しています。
継続を手助けしてくれる習慣化アプリというよりはタスク管理アプリとして活用している人が多く、毎日の習慣をアプリを使って詳細に記録・管理したい人には向いているアプリです。
いいところ
習慣を時間帯別やカテゴリー別に分けて表示することができる
前述のとおり、Habitifyは各習慣を細かくカスタマイズして登録できることが特徴です。
その中でも他の習慣化アプリと違う便利な機能として登録した習慣を「午前」「午後」「夜」の時間帯ごとや、例えば「通勤中」「の運動」など自分で設定したカテゴリーごとに表示できる点は便利だと感じました。
無料版を利用する場合は習慣が3つしか登録できないため分類する必要性はあまりないですが、有料版で習慣を沢山登録する方には時間帯やシチュエーションごとに必要な習慣を表示することができて便利だと感じました。
行動を細かく可視化し、振り返ることができる
他の習慣化アプリにも習慣ごとにグラフや連続達を振り返る機能はありますが、Habitifyは習慣ごとの振り返りの表示の種類が特に多いだけでなく、全体の進捗も振り返ることができるのが特徴です。
全体の進捗では、習慣の達成率とその日の気分と合わせて振り返ることができます。
習慣ごとの振り返りには、習慣の達成日数や連続記録を数字、カレンダー、グラフなどで振り返ることができきます。
自分の行動を細かく記録して振り返りたい人や連続達成回数にモチベーションを感じる人におすすめの機能です。
おすすめできないところ
多機能・細かすぎて、慣れるまで時間がかかる
Habitifyは習慣を作成・記録・振り返る基本操作や見た目はシンプルで、特に細かい設定をしなくてもある程度使用することができます。
しかし、設定できる項目が多すぎて全て使いこなそうと思うと慣れるまでになかなか時間がかかります。
みんチャレ編集部員の体験記
なかなか習慣化できない「家計簿を記入」「日記を書く」「デジタルデータを消す」の3つの習慣にチャレンジしました。
基本操作は他のアプリ同様シンプルなため、3つの習慣をすぐに登録し、完了したらタップすることができました。
しかし操作が単調すぎて飽きてしまい、1週間ほどでアプリを開かなってしまい、どの習慣もHabitifyを活用して続けることはできませんでした。
また、使い方についてチャットに日本語で問い合わせしたところ、英語+日本語翻訳付きですぐに返信がきたところに好感が持てました。
習慣の専門家の視点
細かく設定ができ、今日は取り組まなくて良いものはスキップできたり、一定期間通知をオフにできるのは便利だと思いました。
記録もチャレンジ事に細かく設定できるので、記録を取るのが好きな方や1日の行動管理を全てこのアプリで行いたい方には向いていると思いました。
ただ面倒なのでマメな人やすでに記録する習慣がついている人には良いかと思いましたが、新しく習慣を身につけたい人には難易度が高いと思います。
2022年1月に「チャレンジ」というSizlyに似た多数の参加者と一緒に取り組む機能ができたようですが、チャレンジの種類や参加者が少ないのでうまく機能していなさそうです。不特定多数と取り組むので習慣化の効果も限定的かと感じました。
こんな人におすすめ!!!
- 毎日の習慣をアプリできっちり管理・記録したい人
- 登録する習慣細かくカスタマイズしたい人
- 自分の行動を記録することが楽しい人
- すでに習慣化できていることを記録したい人
1-8. 自分にあったルーチンを作って習慣化する「Routinery」
ポイント
- ルーチンを計画して習慣化するアプリ
- 実行する曜日や時間を設定できるので自分の生活にあわせて計画できる
- 身につけたい習慣をまとめて設定し、順番に取り組むことできる
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.7 / 1,552件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 無料 ※有料プランあり (300円/月、1,640円/6ヶ月、2,360円/年) |
日記・メモ機能 | 無し |
画像記録機能 | 無し |
グラフ機能 | 無し |
ダウンロードURL | Appleはこちら Googleはこちら |
コンセプト
「朝起きたらすること」や「寝る前にすること」などのルーチンを習慣化するためのアプリです。
習慣を行う順番に並べて、理想的なルーチンを作ることができます。
タイマーを始めると、並べた習慣が上から順番にスタートします。
自分で設定した時間が過ぎると、次の習慣が自動的に始まるので、ルーチンをひとまとめに行うことができます。
いいところ
自分が身につけたい習慣をまとめて設定できる
多くの習慣化アプリでは、「読書する」「白湯を飲む」といったように、習慣化したいことを単体で扱います。
しかし「Routinery」では、下記の画像のように、自分が身につけたい習慣をひとまとめにして設定することができます。
それにより、複数の習慣を一連の流れの中で自然に行うことができるようになるでしょう。
Routinery | |
複数の習慣を一つのルーチンとして設定し、連続して行う | それぞれのタスクは別々に設定し、スタートも別々 |
おすすめできないところ
ルーチン計画が面倒
「Routinery」はルーチンを設定しないと使い始めることができません。
アプリにおすすめルーチンは紹介されていますが、自分の使いやすいように時間や順番を変える必要があります。
ルーチン計画を立てるにあたり、日頃自分のやっている習慣を洗い出したり、かかっている時間を考えたりする必要があります。
そして、習慣を洗い出したあと、習慣に名前を付けて、時間を設定し、順番に並べる設定をしなくてはなりません。
アプリをインストールして、すぐに使い始めたい人には向いていないでしょう。
ルーチンの中から一つの習慣だけやることができない
ルーチンをスタートすると、設定した順番に習慣のタイマーが始まります。
今日は疲れたから、ルーチンの中のこの習慣だけやりたいと思っても、その習慣だけを取り出して行うことができません。
タイマーの途中でスキップするを選択すると、「今日はしない」といった選択肢も出てきますが、一々操作をしなくてはならず、面倒です。
日本語翻訳に分かりづらいところがある
日本語対応されたばかりなので、翻訳が分かりづらいところがあります。
また、説明の一部が日本語未対応です。
英語が苦手な方や、よりアプリを詳しく知りたい方はストレスを感じるかもしれません。
みんチャレ編集部員の体験記
朝起きてから出社するまでの一連の流れを、「平日朝のルーチン」として設定してみました。
ルーチンをスタートするとタイマーがスタートするので、時間を気にしながら、無駄な行動をとることなく、次の行動に移すことができます。
ルーチンを進めていく中で、朝食の時間は設定した15分よりオーバーすることがあったのですが、起きてから食事の準備をしているため、時間が足りないことが分かりました。
あらかじめ時間が設定されていると、自分がどこに時間を使っているのか、どうやったら時間を短縮できるかなど振り返るきっかけになってよかったです。
またルーチンを設定する画面で、著名人(村上春樹、ベンジャミン・フランクリンなど)の習慣も知ることができるのも、アプリを楽しく使える理由の一つとなりました。
ただ、「Routinery」もすでにアプリを起動するのが習慣になっている人に向いています。アプリを開くこと自体が習慣になっていないと継続は難しいと感じました。
習慣の専門家の視点
習慣には、行動のきっかけとなるトリガーが重要です。
なぜなら、習慣自体を始めるにはパワーが必要ですが、トリガーがあれば自動的に次の行動を始めることができるようになるからです(例:朝コーヒーを飲んだら新聞を読む)。
「Routinery」は行動のきっかけを設定でき、この習慣が終わったら、次はこの習慣という流れ(トリガー)ができるので、コンセプトは優れていると思います。
「考えなくても自動的に行動できる」ということが習慣のメリットなので、一度開始したら考えることなく一連のルーチンが実行できるというのは、良い点だと思います。
しかしアプリに通知機能はありますが、アプリを開こうと思う気持ちや行動自体を促すための工夫が少ないと思います。
こんな人におすすめ!!!
- 行動するまでに時間がかかってしまう人
- 順番を決めて、いくつかの習慣を1セットで行いたい人
- 順番・時間など細かく設定して、習慣の自動化を行いたい人
- 行動を始めるきっかけを決めたい人
1-9. 時間を測って記録できる「ツミログ」
ポイント
- ストップウォッチ機能で習慣を行った累積時間が記録できる
- カラフルで可愛いグラフで積み上げた時間・日数が一目で分かる
- Android版はリリースされていない
※(追記)2023年3月Android版がリリースされた
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★ 4.7 / 523件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 無料 ※有料プランあり(300円/月、980円/年) |
日記・メモ機能 | 有り |
画像記録機能 | 無し |
グラフ機能 | 有り |
ダウンロードURL | Appleはこちら ※Android非対応 ※(追記)2023年3月Android版がリリース |
コンセプト
「ツミログ」は2020年11月にリリースされた、比較的新しい習慣化アプリです。
最大の特徴は、ストップウォッチ機能がついていることです。
自分の頑張った累積時間がわかるので、自分の成長を感じて自信がつき、「また頑張ろう」という気持ちにつながります。
また、日々の時間をどのように使っているのか振り返れることで、悪い習慣を辞めたり新しい習慣を取り入れたりするきっかけになります。
いいところ
習慣に取り組んだ時間を記録することができる
「ツミログ」の良いところの1つ目は、ストップウォッチまたは手入力で、時間を記録できるところです。
人は、これまで頑張った時間が見える化されると、自分の変化や成長を感じて自信をもち、より頑張ろうと思う傾向があります。
やればやるほど成長が感じられる以下のような習慣を記録することにおすすめです。
- 本を読んだ時間
- 勉強した時間
- 楽器を練習した時間
- 運動した時間
多彩なグラフ表示ができる
「ツミログ」では、自分の頑張りを週・月・年単位で分かりやすく表示することができます。
カラフルで可愛い「DotHabit」や、様々なグラフを表示できる「Way of Life」のいいとこどりだと感じました。
おすすめできないところ
継続させるための仕組みが少なく、強制力が弱い
「ツミログ」のおすすめできない点は、アプリがシンプルで飽きやすく、新しい習慣を継続するための強制力が弱いことです。
特に、時間を積み上げても成長に直結しない習慣(例えば毎日体重を図る、水を飲むなど)の場合、ストップウォッチ機能は習慣継続のモチベーションになりません。
そのため、長期的に習慣化するハードルが高くなってしまいます。
みんチャレ編集部員の体験記
私は「ツミログ」で「毎日30分英語を勉強する」「朝5分読書をする」「みんチャレに登録している習慣をコンプリートする」の習慣に挑戦しました。
使い始めて2週間は、
- カラフルで可愛いデザイン(自分で好きな色に設定できる)
- ストップウォッチで時間を測って意識できること
- 週、月、年ごとにやった履歴が見れること
がモチベーションになり、楽しく記録を続けることができました。
しかし、結局約2週間で記録が途絶えてしまいました。その理由は、以下のとおりです。
- 忙しくて一度途絶えてしまったら、アプリを起動するモチベーションがなくなってしまった
- ストップウォッチを開始・終了したり、時間を追加で入力するのが面倒になってしまった
- 積み上がった時間の数字だけ見ても自分の変化が感じられず、長期的に続けるモチベーションにはならなかった
習慣の専門家の視点
「ツミログ」は、タイマーをスタートさせ時間を積み上げて記録するという点は珍しい機能と言えるでしょう。
自分の頑張りが時間として積み重なるので、自信につながるアプリだと思いました。
記録アプリなので、自分の行動を時間単位で記録・分析したい方には向いています。
ただし、アプリ自体を続けるための工夫が少ないので、習慣化の成功には今ひとつ工夫が足りないと感じました。
こんな人におすすめ!!!
- 勉強、読書、筋トレなど、頑張った時間を記録したい人
- なるべく簡単に記録したい人
- カラフルで可愛いデザインが好きな人
- 自分の行動の傾向を把握・分析したい人
1-10. 綺麗な画像でモチベーションアップ!「Today」
ポイント
- 美しい画像をみてモチベーションが上がるシンプルなTodoリスト
- 習慣ごとにカードを追加して、好みの管理項目にカスタマイズ可能
- 有料機能で好きな画像を設定できる
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.5 / 783件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 無料 ※有料機能あり(610円/1回買い切り) |
日記・メモ機能 | 追加で設定可能 |
画像記録機能 | 追加で設定可能 |
グラフ機能 | カードに視覚的なチャートを表示可能 |
ダウンロードURL | Apple:こちら ※Android非対応 |
コンセプト
シンプルなTodoリストで、スワイプとタップのみで操作可能です。
習慣の画面を開くと綺麗な画像が表示されます。
この画像は、他の画像にも変更が可能です(自分が撮った写真や好きな画像に変更するのは有料機能)。
画面をダブルタップすることで、習慣の記録が簡単にできます(画面をスクロールすると表示されるカレンダーの日付を複数カウントすることで、回数をカウントできる習慣もあります)。
カレンダーの下にカードを追加することで、好きな機能(写真記録、マイルストーン、日記)を追加することができます。
いいところ
最初から用意されている画像が綺麗&有料で自分の好きな画像に変更可能
最初から用意されている画像が、とても綺麗なものが多いです。
綺麗な画像が見たいから、アプリを起動するというモチベーションになりました。
有料機能にはなりますが、自分で撮った好きな写真や画像を登録できるので、家族や好きなアイドルの写真を設定すると、アプリを開くたびにやる気を上げることができるでしょう。
筋トレなどの習慣をつけたい場合、憧れのモデルの写真を登録することで、理想像をイメージする使い方がおすすめです。
習慣ごとにカードを設定して、好きな管理項目に変更可能
習慣ごとにカード(管理項目)を設定でき、習慣に紐付けたい項目を変えることができます。
それぞれのカードに機能があり、おすすめのカードは、好きな写真を追加できる「フォトギャラリー」です。
習慣に関連する写真を登録することで、習慣の画面を開くたびに、視覚的なモチベーションがあがります。
他にも、「8000歩歩く」を習慣に設定した場合、「AppleHealthチャート」のカードを追加することで、Appleヘルスケアでカウントされた歩数が自動連携され、グラフ化されます。
おすすめできないところ
綺麗な画像に段々見飽きてくる
アプリをダウンロードした後は、綺麗な画像を見るとテンションが上がるけれど、段々とそれに見飽きてしまいます。
違う画像にするためには、自分で再度設定しなければならず、そこまですることなく、アプリを開くモチベーションがなくなってしまいました。
みんチャレ編集部員の体験記
習慣の画面を開くと、空や自然の綺麗な画像が表示されます。
アプリをダウンロードした後は、綺麗な画像が目に入るとテンションが上がりしばらく使い続けられました。
カードにはフォトギャラリーを追加し、自分の子供の写真を登録しました。
子供の写真を見ると「もう少し頑張ろう」と思えて、モチベーションがアップするのでよかったです。
しかし、段々と綺麗な画像にも見飽きてしまいました。別の画像に変更するのも面倒で、結局1週間程度しか続きませんでした。
習慣の専門家の視点
「Today」は、起動画面の画像を自分で設定できる(有料機能)ので、好きな画像を見たいがために起動するというモチベーション(ご褒美)を自分で作ることができる点が優れていると感じました。
ただ毎日同じ写真を見ていると、刺激に慣れてきて、飽きてきてしまいます。
こまめに画像を変えればいいのですが、少々面倒に感じられるかもしれません。
こんな人におすすめ!!!
- 綺麗な画像が好きな人
- 習慣を達成した後の理想像が明確になっている人
- 家族や憧れの人(アイドル・タレント・俳優など)の写真を見て頑張りたい人
- 習慣ごとに管理項目を変えたい人
1-11. お金をかけることで強制力をもたせる「SIZLY」
ポイント
- お金をかけることで強制力を促す「本気モード」がある
- 自分で習慣を登録できず、あらかじめ登録された習慣(チャレンジ)に参加する
- 写真が投稿でき、instagramのようなおしゃれなデザイン
アプリ基本情報
ユーザー評価 | Apple★4.7 / 547件の評価(2023/12/19時点) |
無料/有料 | 無料 ※クレジットカードでお金をかける「本気モード」がある |
日記・メモ機能 | 有り |
画像記録機能 | 有り |
グラフ機能 | 無し |
ダウンロードURL | Appleはこちら Googleはこちら |
コンセプト
「SIZLY」の最大の特徴は、お金をかけて強制力を持たせられることです。
お金をかけずに取り組むことも可能ですが、より強制力をはたらかせたい人のために、お金を預ける「本気モード」があります。
100円から1万円までの預け金を設定して14日間チャレンジし、80%以上報告し続けることができれば預け金が返金され、80%未満になると没収されます。
さらに、14日間100%続けることができれば、ボーナスとして預け金に応じた金額がAmazonギフト券としてもらえます。
いいところ
お金を預けるなど、習慣化する工夫がある
「SIZLY」には、コンセプトで説明した「本気モード」など、習慣化に有効な以下の機能があります。
・お金を預ける「本気モード」
お金を預けることにより、「没収されたくない」「ボーナスが欲しい」という理由で習慣を絶対に続けようという気持ちになります。
・写真と日記を投稿することができる
写真を投稿することで、自分の変化や成長を感じられます。
また、instagramのような綺麗なデザインでモチベーションが上がります。
・同じ習慣に取り組んでいる不特定多数の人の投稿を見ることができる
同じ習慣に取り組む他人のがんばりを見ることが刺激になります。
・3回投稿しないとチャレンジ失敗になる
累計3回報告失敗すると、チャレンジが失敗になってしまうため、強制終了される前に投稿しようと気持ちになります。
※ただし簡単に同じチャレンジを始めることができるので強制力は弱い
無料で習慣を無制限に追加できる
「SIZLY」は課金しなくてもチャレンジできる習慣の数に制限がありません。
以前は無料で行えるチャレンジは3つまででしたが、現在は無制限になっています。
本気モードを利用しなければ、他の機能は全て無料で使うことができます。
おすすめできないところ
習慣の設定に自由度がない
習慣化にはできるだけ具体的な目標を設定することが効果的ですが、「SIZLY」はそれができません。
あらかじめ決められたチャレンジに参加することになり、自分でオリジナルの習慣を登録することができないからです。
例えば勉強には、
- 毎日30分勉強をする
- 英語学習をする
- 韓国語の勉強をする
というチャレンジはありますが、「毎日5分でも勉強する」「TOEIC800点を目指して毎日勉強する」「ドイツ語の単語を覚える」「毎日ラジオ英会話を聴く」など具体的な目標を設定することができません。
代替手段として「毎日自分で決めたことを続ける」「週3日自分で決めたたことを続ける」「自分で決めたことを週一でやる」というチャレンジはありますが、
- 1つずつしか登録できない
- 具体的な名前がついていない
ため、モチベーションが上がりませんでした。
「本気モード」でお金を預けないと強制力が弱い
「SIZLY」にはいいところで紹介した以下の習慣化に効果的な機能があります。
しかし、本気モードでお金を預けること以外は強制力は弱く、無料で使う場合には
- 他人からのフィードバックやリアクションがない
- 投稿が途絶えてもアプリに戻ってくる理由がない
ことが原因で、モチベーションを維持することが難しいと感じました。
「本気モード」にはクレジットカード登録が必要である
「SIZLY」の本気モードを行うためには、クレジットカードの登録が必要です。
なのでクレジットカードを持っていない人は本気モードを利用することができません。
みんチャレ編集部員の体験記
「SIZLY」を使った感想は、「本気モードを使えば損をしたくない気持ちがはたらき継続できそうだが、無料で使う場合は習慣化は難しい」でした。
私はお金を預けて戻ってくるのかが心配だったため、「本気モード」ではなく無料で「日記を書く」「家計簿をつける」「毎日湯船につかる」の3つのチャレンジに参加しました。
ダウンロード直後は機能が多く使い方が少し難しいと感じましたが、慣れてくるとおしゃれなデザインで使っていて楽しいと感じました。
しかしおすすめできない理由に書いたとおり無料では強制力が弱く、累計3回報告を行うと失敗になってしまうので、どのチャレンジも2週間ももたずにで途絶えてしまいました。
習慣の専門家の視点
「SIZLY」は、お金を失いたくないという人間の心理をうまく使って、習慣化をさせているのは理にかなっています。
一方、本気モード(お金を預けるモード)にしないと習慣化するための強制力が弱く、アプリを開こうと思う気持ちや、記録する行動自体を促すための工夫が少ないと思います。
また、本気モードは自分の行動をお金で換算してしまうと、「この金額払ったら、やりたくないことをやらなければならない苦しみから解放される」というような気持ちになってしまい、お金さえ払えば習慣化しなくてもいい、という逆の方向に作用してしまうことも考えられます。
こんな人におすすめ!!!
- クレジットカードでお金をかけることで強制力を持たせたい人
- 無料でたくさんの習慣を登録したい人
- 写真とメモを登録することで、日記的に習慣を記録したい人
- おしゃれなデザインのアプリを使いたい人
2. 成功率がアップする習慣化アプリの選び方
これまで、習慣化アプリ「みんチャレ」を開発・運営するみんチャレ編集部員が実際に2ヶ月使用した、おすすめの習慣化アプリを11個に厳選して紹介してきました。
習慣化を成功させるためには、自分に合った習慣化アプリを選ぶことが重要です。成功率がアップする習慣化アプリの選び方のポイントは以下の通りです。
・記録がしやすい
・カスタマイズできる
・フィードバックがある
2-1. 成功率がアップする習慣化アプリの選び方① 記録がしやすい
習慣化を成功させるためには、定期的に行動を繰り返します。さらにその活動内容を記録することが必要不可欠となります。「記録する」という行為が頻繁に発生するため、「記録がしやすい」ということが重要なのです。
習慣化アプリを選ぶ際は、記録しやすい、つまりアプリに入力しやすいものを選びましょう。操作がシンプルで、直感的に使えるデザインのアプリを選ぶと、ストレスなく習慣化に取り組めます。
長期的な取り組みとなるため、複雑な設計のアプリは、習慣化の妨げになってしまいます。
他のアプリやデバイス(フィットネストラッカーやカレンダーアプリなど)と連携できるアプリもあり、自動入力ができたり、データが一元管理され流ので、より便利に習慣化をサポートできます。
2-2. 成功率がアップする習慣化アプリの選び方② カスタマイズできる
習慣化アプリを選ぶ際は、自分のライフスタイルや目標にあわせて、柔軟にカスタマイズできることも重要です。
目標の細かい設定や、習慣の頻度、期間などを調整できることで、より個別のニーズに合わせた習慣化が可能になります。
毎日の活動記録は、習慣化の成功に欠かせないものですが、ライフスタイルによっては、毎日同じ時間に習慣を行うのが難しい場合もあります。そのため、日によってスケジュールを調整できるアプリを選ぶと、無理なく習慣を続けられます。
また、壁紙のデザインやキャラクターなどを自分の趣向に合わせてカスタマイズできるのも、モチベーション維持に繋がるので気にしたい点です。
2-3. 成功率がアップする習慣化アプリの選び方③ フィードバックがある
習慣化の成功率をアップさせるには、達成感を感じられることが重要です。フィードバックがあると、習慣の定着につながります。
これまで紹介した習慣化アプリの中には、活動に対して、仲間からの称賛や慰労のメッセージがもらえるもの、バッジやポイントなど報酬が用意されているものもあります。
3. 習慣化アプリの気をつけたい注意点
前章では習慣化アプリの選び方を解説しましたが、上手く活用しないと習慣化に失敗してしまいます。
習慣化アプリを使う際は、以下が特に気をつけたい注意点となります。
・過度な依存
・プレッシャーの増加
・本質を見失う
これらの点を意識しながら、取り組むようにしましょう。
3-1. 習慣化アプリの注意点① 過度な依存
習慣化アプリは、リマインダーやアラームなど、スケジュール管理もしてくれます。
便利な一方で、自分でも主体性をもっていないと、自己管理能力が低下することがあります。アプリがない環境では習慣を維持する力がない状態にならないように気をつけましょう。
3-2. 習慣化アプリの注意点② プレッシャーの増加
進捗を一目瞭然に見える化したり、挫折を食い止めるためにペナルティが設定できる習慣化アプリもあります。
しかしこれらの機能は、進捗において連続記録が途切れてしまった場合や、ペナルティが課されてしまった場合に、自己効力感が下がり、モチベーションの低下につながってしまうことがあります。
プレッシャーの増加が度を超えてしまうと、取り組むこと事態が億劫になってしまいます。仮に達成できなかったとしても、諦めるのではなく、プレッシャーのかけ方を調整してください。
3-3. 習慣化アプリの注意点③ 本質を見失う
習慣化アプリには、ポイントやバッジなどの報酬機能があるものがあります。これに頼りすぎると、内発的な動機づけが欠如してしまうことがあります。報酬がないとモチベーションが維持できなくなり、習慣そのものの意味を見失いがちです。
習慣化アプリは適切に使用すれば、新たな習慣化に大いに役立ちます。しかし、依存しすぎたり、自分のライフスタイルやペースを無視する使い方をすると、習慣の定着を妨げる要因となり得ます。内発的な動機を大切にしながら使用することが大切です。
習慣化のコツいついて詳しくは、こちらの専門家監修の記事で解説しています。
4. おすすめ習慣化アプリまとめ
これまで、習慣化アプリ「みんチャレ」を開発・運営するみんチャレ編集部員が実際に2ヶ月使用した、おすすめの習慣化アプリを11個に厳選して紹介してきました。
私たちが最もおすすめするおすすめ習慣化アプリは、以下の3つです。
簡単に記録できるおすすめアプリは、以下の3つです。
多機能なおすすめアプリは、以下の2つです。
習慣化するための工夫に優れたアプリは、以下の2つです。
紹介した習慣化アプリの一覧表は以下のとおりです。
特徴 | 簡単に記録できる | 多機能 | 習慣化の工夫がある |
イチ推し | 継続する技術 | Streaks | みんチャレ |
その他 おすすめ アプリ | Way of Life DotHabit HabitMinder | Habitify Routinery ツミログ | Today SIZLY |
どの習慣化アプリにも特徴がありますが、ほとんどのアプリに共通して言えることは、すでに継続している習慣があり、記録のために習慣化アプリを使いたい人に向いているということです。
習慣化が苦手な人や新しく習慣化に取り組む人は、アプリ上で簡単に記録ができたとしても、まず「習慣を始める、続ける」というところにハードルを感じてしまうでしょう。
これからアプリで習慣化に成功したい人には、「みんチャレ」を一番におすすめします。
「みんチャレ」は臨床研究を行い、行動変容に効果的であることが実際に証明されています。
また、この記事ではそれぞれの習慣化アプリの「いいところ」と「おすすめできない」ところをお伝えしてきましたが、「みんチャレ」は「おすすめできない」理由の多くをカバーしています。
続かない理由 | みんチャレだと続く理由 |
強制力が弱い | ・当日撮った写真を送らないと、連続達成(自分、チーム)などが途切れるため、毎日チャレンジ投稿する必要がある |
サボってもいいと思ってしまう | ・周囲の目があると、自分もやらないとと自然に思える |
面白くない | ・チームメンバーからのフィードバックやリアクションがもらえる |
単調になってしまう | ・写真を撮ったり、他人が撮った写真を見ることでやる気が生まれる |
長く続けられない | ・習慣を続けることで貯めたコインによる寄付を通して、他人や社会のために頑張ることで、続ける理由ができる |
変化を感じられない | ・カレンダーでチャレンジ写真を見返すことで、自分の変化に気がつきやすい |
途切れたらアプリに戻る気にならない | ・チームメンバーがいることで、戻ってくる理由ができる |
この記事で紹介したアプリはどれもが優れた特長がある素晴らしいものでしたが、やはり「みんチャレ」が一番習慣を身につけやすいアプリだと感じました。
手前味噌にはなってしまいますが、これから新しい習慣を始めたいと思っている人や一度も習慣化アプリを使ったことがない人は、ぜひ「みんチャレ」を使ってみてください。